一人ひとりに最高の旅体験を提供するサービス「FUN COMP...

一人ひとりに最高の旅体験を提供するサービス「FUN COMPASS(R)」がAPI提供を開始

~スマートフォンアプリ「KANSAI MaaS」にも採用~

 ドコモグループの法人事業ブランド「ドコモビジネス」を展開するNTTコミュニケーションズ株式会社(以下 NTT Com)は、一人ひとりに最高の旅体験を提供するモバイル観光ナビ「FUN COMPASS(R)※1」のAPI(以下 本サービス)提供を開始しました。本サービスを観光事業者が持つスマートフォンアプリなどに導入いただくことで、訪問客個人の嗜好に合う魅力的な観光スポットをレコメンドすることができます。 

 また、本サービスは関西 MaaS 協議会※2が提供するスマートフォンアプリ「KANSAI MaaS」に採用されました。


1.背景

 近年、オーバーツーリズムにより一部の観光スポットに訪問客が集中する中で、まだ知られていない魅力ある観光スポットの発信により訪問客の分散化に取り組む自治体も見られています。また訪問客自身も定番の観光スポットだけでなく、自分らしい観光体験をしたいという嗜好の多様化も進んでいます。一方、観光事業者はWebサイトやスマートフォンアプリで地域の観光情報を発信しているものの、訪問客一人ひとりの嗜好に合った旅を個別に提案することが課題となっています。このような課題に対応するため、訪問客一人ひとりに合わせた観光スポットをレコメンドするFUN COMPASSのAPIの提供を開始しました。


2.本サービスの特長

 本サービスは、FUN COMPASSのAPI提供の実現により、レコメンド機能をゼロから開発することなく、観光事業者がすでに運営するスマートフォンアプリへ追加できることが特徴です。これにより、以下がスマートフォンアプリ上で可能となります。


(1)訪問者ごとへの最適な観光スポットの提案

訪問者の属性情報やコンテンツ閲覧履歴などをもとに、パーソナライズされた最適な観光スポットをレコメンドします。

(2)まだ知られていない訪問者に合った街の魅力を訴求

訪問者がスマートフォンアプリを使えば使うほどコンテンツ閲覧履歴などがレコメンドに活用され、まだ知られていない魅力ある観光スポットへ訪問を促すことが可能です。


3.導入事例

 本サービスは関西MaaS協議会が提供するスマートフォンアプリ「KANSAI MaaS」に採用されています。

■導入概要: KANSAI MaaSでは観光スポットや観光モデルコースの情報を新着順で表示していましたが、本サービスを導入することでユーザーごとにパーソナライズした観光情報の提供を開始しました。

■導入先アプリケーション:KANSAI MaaSアプリ (kansai-maas.jp)

https://www.kansai-maas.jp/lp/

■関西MaaS協議会のコメント:利用者の属性やコンテンツ閲覧履歴をもとにした観光スポットの正確なレコメンドや、繰り返しの利用によって、より深くお客さまのニーズに添ったアプローチができることを期待しております。将来的には、ナッジによるお出かけのおすすめや実績データの蓄積・分析による機能向上を期待します。

<「KANSAI MaaS」におけるFUN COMPASS APIの活用>


4.今後の展開

 今後は、さらなるレコメンド機能の強化や二次交通※3との連携を進める予定です。データを活用した観光情報の発信、地域の回遊性向上を通じて、最高の旅体験の提供をめざします。またこれにより、地域全体の活性化やオーバーツーリズム解消に貢献していきます。




 NTTドコモ、NTT Com、NTTコムウェアは、ドコモグループの法人事業を統合し、法人事業ブランド「ドコモビジネス」を展開しています。「モバイル・クラウドファースト」で社会・産業にイノベーションを起こし、すべての法人のお客さま・パートナーと「あなたと世界を変えていく。」に挑戦します。

 https://www.ntt.com/business/lp/docomobusiness.html?rdl=1



 NTT Comは、事業ビジョン「Re-connect X(R)」にもとづき、お客さまやパートナーとの共創によって、With/Afterコロナにおける新たな価値を定義し、社会・産業を移動・固定融合サービスやソリューションで「つなぎなおし」、サステナブルな未来の実現に貢献していきます。

 https://www.ntt.com/about-us/re-connectx.html




※1:FUN COMPASSは、NTTコミュニケーションズ株式会社の登録商標です。

※2:関西MaaS協議会とは、大阪市高速電気軌道株式会社、近鉄グループホールディングス株式会社、京阪ホールディングス株式会社、南海電気鉄道株式会社、西日本旅客鉄道株式会社、阪急電鉄株式会社、阪神電気鉄道株式会社の鉄道7社が主体となって運営されています。

※3:二次交通とは、地域の玄関口となる主な空港や駅から観光地までの補完的な交通手段(路線バスやタクシー、自転車など)を指します。


関連リンク

データ利活用により新たな街の魅力を引き出すソリューション「FUN COMPASS(TM)」の提供開始(2020年10月9日)

https://www.ntt.com/about-us/press-releases/news/article/2020/1009_2.html

沖縄観光DX推進コンソーシアムによる観光レコメンドナビ「おきなわCompass」実証事業を開始(2022年5月27日)

https://www.ntt.com/about-us/press-releases/news/article/2022/0527.html

KANSAI MaaSアプリのリリースについて ~国内初の鉄道事業者連携による広域型MaaSアプリが始動!~ :JR西日本 (westjr.co.jp)

https://www.westjr.co.jp/press/article/2023/09/page_23327.html

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