信州小諸城下町にマイクロブルワリー誕生「北國街道麦酒」2024年秋開設予定

2024.08.01 11:30

株式会社プラスフォレスト(本社：長野県軽井沢町、代表取締役：松村清美、以下「当社」)は、2024年秋より長野県小諸市のアンワイナリー・小諸醸造所においてオーズ・クラフトワーク(事業所：埼玉県、代表小野寺洋一)と共にアンワイナリー＆ブルワリーとして新業態を開始します。

現在、当社は小諸市と軽井沢町の2つの事業所において、屋号「アンワイナリー」としてワインとシードルを製造・販売しています。

当社は、この秋、ワイン・シードル製造事業を軽井沢町醸造所に集約し、小諸市醸造所は、オーズ・クラフトワークを誘致し、クラフトビール(発泡酒)醸造所「北国街道麦酒(ほっこくかいどうびいる)」として発泡酒製造を開始する予定で準備を進めます。

二者は協力してワインづくりとクラフトビールづくりの技術提携を行い、小諸市の地元果物を使ったフルーツビール開発にも取り組み、地域特産物の新たな魅力の発信に努めてまいります。

小諸市醸造所のある店舗は、元ワイナリーだったスペースをブルワリーに、1階ワインショップと2階ゲストハウスは引き続き営業を行い、「アンワイナリー&ブルワリー」という愛称で、新たに生まれ変わります。

アンワイナリー小諸醸造所

■シードルそしてクラフトビール、地元果物を使ったお酒づくり

当社は2015年、ワインブドウを栽培する傍ら、後継者のいないりんご畑を借りてシードルを造り、「軽井沢アンシードル」という商品名で、軽井沢・小諸を中心に販売を開始しました。2018年に小諸城下町アンワイナリーを開所してワインとシードルの自社醸造を開始。そして、生産量増加により、5年後の2023年に軽井沢初のワイナリー「軽井沢アンワイナリー」を開所しました。

ワインブドウやりんごを栽培している小諸の気候は、降水量が少なく、昼夜の寒暖差が大きいため、昔から果実の栽培が盛んで、おいしい桃やりんごが特産物となっています。

当社は、小諸市の果物をさらに楽しめるお酒を検討する中で、オーズ・クラフトワークを誘致し、現在小諸市にないブルワリーを協力して開設することとしました。

北國街道麦酒では、新鮮・できたてのクラフトビール(発泡酒)を提供するほか、地元果物を使ったフルーツビール開発へも協力して取り組んでまいります。

小諸産リンゴを使ったシードル

■城下町の街中にある醸造所が発信する「ものづくり」

北國街道「小諸宿」は、今でも江戸時代の建物が数多く残されています。

アンワイナリー&ブルワリーの周辺には、「懐古園」をはじめ、「本陣」の「御殿」と「問屋場」、「脇本陣」の建物が残されており、全国でも希少な宿場町です。また、日本酒蔵や味噌蔵もあり、江戸時代から続く「ものづくり」が今もなお残っています。

小諸駅から徒歩5分の街中でスタートしたアンワイナリーの想いを受け継ぎ、北國街道麦酒も「地域に根ざしたものづくり」を目標に、造り手の顔が見えるこだわりのクラフトビール(発泡酒)づくりを行ってまいります。

■オーズ・クラフトワーク　代表小野寺洋一の「北國街道麦酒」への想い

ビール好きで電機メーカーエンジニア時代に始めたホームブルーイングにのめり込み、早期退職してオーズ・クラフトワーク屋号でクラフトビール業界に飛込みました。オリジナルグラス・看板などのクラフト品創作を手掛ける傍らクラフトビールスタンド運営・ビアフェスサポートの経験を積み、2017年よりブリューインバー・銀座醸造所スタッフとしてビール製造を開始・2019年より醸造責任者(ヘッドブルワー)をしております。また並行してマイクロブルワリー設立を希望される方々へのコンサルティング・技術指導や設備設置をしており、一緒に前進して行く仲間作りに励んでおります。一生涯の居住地と決めた軽井沢町に妻と移住し、ご縁でアンワイナリー様と出会う機会を得ました。未熟ながら知り得た技術・経験を礎に、様々な応用・技術革新にチャレンジしながら地元に愛される麦酒造りを目指して地域の皆さまと共に楽しみ・歩んで行ければと考えております。