カネバン、フィギュア・玩具の設計を手掛ける プロスリンクの株式を100%取得 フィギュアの完全国内製造&量産に向け大きく前進
日本国内でキャラクターグッズの企画・製造を手掛ける株式会社カネバン(東京都青梅市、代表取締役:金子 弘行、以下「カネバン」)はフィギュアやプラモデル電子玩具等の設計を手掛ける株式会社プロスリンク(神奈川県相模原市、代表取締役社長:末野 直之、以下「プロスリンク」)の100%の株式を2024年8月1日付けで取得し子会社化いたしました。
■子会社化の背景
昨今の円安状況下においても引き続き需要旺盛なフィギュア/プラモデル領域において、高まる国内需要を満たすこと、及び、予てからカネバングループで推し進めていたフィギュア/プラモデルの完全国内生産に向けてボトルネックとなっていた商品設計を補完する形での子会社化となります。
これにより、ハイエンド、プライズ商品、くじ商品に至るまで、様々なグレードのフィギュア国産化が可能となります。
■グループ展望
今後はプロスリンクの持つ高い商品設計能力に、同じくグループ内で保有する金型技術、射出成型技術、塗装/印刷技術、検品/梱包ノウハウを融合し、企画提案から設計~金型~成形~彩色~アセンブリまでを一貫して行う企業グループとして再編していく予定であり、本子会社化は完全国内製造での「フィギュア量産化」への大きな一歩となります。
また、グループで製造を行った国産フィギュアにおいては国内に留まらず、北米、アジアへの輸出も想定しており、「日本ドメスティックのコンテンツ/キャラクターのフィギュアを日本で製造し海外に輸出する」という外貨獲得に向けた動きも模索していきます。
本子会社化に加え、都内にて着工したフィギュア製造工場をもってして、1か年計画で「価格」「クオリティー」共に世界に通用する「メイドイン ジャパンフィギュア」を作ってまいります。
加えて、2024年5月に株式を取得した農地所有適格法人 株式会社 ちーのが栽培する米を原料とするエシカル素材を使った、「原料を含めた完全国産フィギュア」の開発も平行して進める予定です。
一方でプロスリンクが得意とする電子玩具領域に関しても今後本格的に取り組み、2026年の販売開始に向けて設備・人材の拡充を狙います。
■株式会社カネバン
カネバンは1997年に現代表の金子が創業した企業です。
板金塗装で培った高い技術力を背景に、2011年にはアニメ・ゲームを中心としたキャラクターグッズの製造に着手。現在は年間1,000万個を超える規模で高品質なグッズの国内一貫生産を行っています。
2020年から積極的M&Aを行い、金型、成形等を得意とする国内製造業企業を傘下に収め、プラモデル、フィギュア等の立体キャラクターグッズの完全国内生産を目指しています。
カネバン ホームページ: https://www.kaneban.jp/
■株式会社プロスリンク
神奈川県相模原市に本社を置く玩具の設計、試作加工会社です。
多くの玩具・家電・アミューズメント機器メーカーのもとで、商品設計を手掛け、特にフィギュア・プラモデル等の設計/モデリングを得意としています。
プロスリンク ホームページ: http://prothlink.co.jp/
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