「生徒の涙による共感力と自己肯定力を高める涙の授業とは」と題...

「生徒の涙による共感力と自己肯定力を高める涙の授業とは」と題して「涙活(るいかつ)」の授業の効果とその授業指導案の作り方についての講演を11月2日に早稲田大学で実施します。

学校で展開している涙の授業の実践例と成果報告をするとともに、学校現場で生徒の”感情”を育てることに苦心している先生や家庭でのお子さんの育て方に悩んでいる親御さんに何かヒントになるものを提供します。

通称「なみだ先生」として、企業・自治体・教育機関・医療機関・福祉施設向けの「涙活」(るいかつ)研修や講演などを手がけている、感涙療法士の吉田英史は、2024年11月2日(土)早稲田大学(東京都新宿区西早稲田1-6-1)で、自身が手掛ける、児童の共感力や自己肯定力を高める「涙活」の授業の効果とその授業指導案の作り方についての講演を実施する予定です。
2016年に早稲田大学大隈講堂で涙活講演を実施
2016年に早稲田大学大隈講堂で涙活講演を実施

■共感力と自己肯定力を高める涙活プログラムとは

「涙活」とは、意識的に涙を流すことによってストレス解消を図ることを目的とした活動です。涙を流すことによって、自律神経が緊張や興奮を促す交感神経から、脳がリラックスした状態にある副交感神経が優位な状態へとスイッチが切り替わります。
「涙活は、ストレス解消を図る方法として考案されましたが、それを教育にも応用したのが、「涙活」を使った“涙”の授業です。人は涙を流すとき、おでこの先にある前頭前野、通称、共感脳を震わせます。人は何かに感動した時や共感した時に、共感脳が震え、涙活は、この共感脳を震わせる活動でもあります。その仕組みを利用し、共感力や自己肯定力を高めるワークショップを開発し、小中学校、高校で、実践しています。また「総合的な学習の時間」や「総合的な探究の時間」でも題材として提供しています。

■“涙”の授業の教育的効果

① 共感力が高まる

共感力を高めるには、共感脳とも呼ばれる前頭前野を刺激してふるえやすくすることが重要です。“涙”の授業では、いくつかの動画を見て、参加者それぞれが泣けたシーンがどこだったか、泣けた理由は何かを話し合い、自分や他者の価値観や意外な一面を共有します。このように、自分とは異なる他者の視点、価値観を獲得すると、共感脳が活発化してふるえやすくなるのです。

② 自己肯定力が育まれる

共感力を高めると、自分自身を肯定する力も身につきます。「孤独でさびしい」「自分はとるに足らない存在だ」といった自己否定の感情を持つ人は、視野が狭くなっていて、物事を多様に見られない状態にあります。“涙”の授業は、他者の共感ポイントを知ることで他者を理解するとともに、お互いを肯定できる「やさしさにあふれる場所」を醸成します。この「やさしさにあふれる場所」に立ち会った経験によって視野が広がり、「自分はこれでいいんだ」と自己を肯定する力も養えるのです。

③ チームビルディング(強い組織を構築していくための手法)にも活用

「話しにくかった上司や同僚が涙活講座で涙する姿を見て声をかけやすくなった。」、「コミュニケーションがとりやすくなり、チームの結束力、連帯感が生まれた。」、「チームとしての絆が深まり、仕事の生産性が上がった。」等々、同じ泣きの場を共有することで人との関係性が深まります。涙は人の感情を動かすのです。

▲「涙」で共感力を高める!思いやりや優しさを育むコツ

▲大阪高校での涙の授業の様子

▲品川女子学院や蒲田女子高校での涙の授業の様子

・「涙の授業」で共感力と自己肯定感を(2020/11/20『月刊日本教育』)

http://www.tearsteacher.com/nihonkyouiku.png


・「涙活」で共感する力を育てる(2017/7/17『週刊教育資料』)

http://www.tearsteacher.com/tyouryuu.html

過去に実施した生徒向け涙活セミナー

■講師・吉田英史(よしだひでふみ)プロフィール

1975年生まれ。早稲田大学で心理学、教育学を学び、同大学院で人材マネジメントを研究。高齢者福祉施設、学校勤務を経て、現職に。高校教師時代に相談に来る生徒たちを見ていて相談中に泣き出す生徒ほど早く立ち直っていくことから「涙は人をスッキリさせて立ち直らせる効果がある」ことに注目していた。2013年から「涙活」をスタート。認定資格「感涙療法士」を医師、脳生理学者で東邦大学医学部名誉教授の有田秀穂氏と共に創設。感涙療法士として、教育機関(生徒・先生・PTA向け)、医療機関(医師や看護師等の医療関係者向け)、福祉施設(利用者、職員向け)、企業、自治体において、涙活講演会やワークショップを実施。また『涙と旅カフェあかね』という“泣ける”カフェや『鎌倉涙活ツアー』という“泣ける”ツアーもプロデュース。精力的に「涙活」を使ったサービスも展開中。他には2ヶ月に1回、感涙療法士認定講座を有田氏と実施。現在320人の感涙療法士が日本各地で活動している。
元高校教師(英語科・情報科教員免許)スクールカウンセラー(公認心理師)、通称「なみだ先生」。主な著書に『涙活力 (るいかつりょく)』(玄文社)

▼ なみだ先生HP:https://www.tearsteacher.com/
▼ 涙活HP:https://www.ruikatsu.net/
▼ 感涙療法士認定講座HP:https://www.ruikatsu.net/kanruiryohoshi
▼ 涙と旅カフェ あかね HP : https://www.ruikatsu.net/tearsandtravelcafe
▼ 鎌倉涙活ツアーHP:https://www.ruikatsu.net/kamakuraruikatsu
『涙活力(るいかつりょく)』 吉田英史著
『涙活力(るいかつりょく)』 吉田英史著
現在次の新聞で毎週1回12回に渡って「なみだ先生の涙活のすすめ」と題して連載中。

掲載紙:
・埼玉新聞
・静岡新聞
・新潟日報
・中国新聞
・下野新聞
・佐賀新聞
・福井新聞
・日本海新聞
・山陰中央新報
・沖縄タイムス
・北日本新聞
・山梨日日新聞
・京都新聞
・長崎新聞
・信濃毎日新聞

【涙活 参考WEB記事】

・鎌倉で「涙活」ワークショップ 泣いてすっきり、ストレス解消 (2022年7月15日 鎌倉経済新聞)
https://kamakura.keizai.biz/headline/487/

・「40代以上の男性を泣かせたい」 都内開催の“涙活セミナー”に記者が参加、会場で見た意外な光景とは?(2021年7月21日『アーバンライフメトロ』)
https://urbanlife.tokyo/post/62034/

・自分の「泣きのツボ」を知り、1週間に1回、涙を流そう (2020年2月18日『THE21オンライン』 メンタルヘルス特集)
https://shuchi.php.co.jp/the21/detail/7329

・泣くほどストレスに強くなる?「涙活」の魅力(2019年7月15日『商業界ONLINE』 サッポロビール社で社員に向けて涙活セミナー)
https://news.line.me/issue/oa-shogyokaionline/13430eac00d8

・30年泣いていなくても3秒で泣く方法教えます(2021年6月4日 『PRESIDENT 【プレジデント】』)
https://bit.ly/3TiszIr

・気軽に泣けるカフェとは? - “泣きの専門家”がはじめた優しい空間   (2019年3月27日『マイナビ』)
https://news.mynavi.jp/article/20190327-792105/

【涙活 参考YouTube映像】

・ 『テレビ大阪ニュース』 泣いてストレス解消「涙活」 涙なしには見れない映像も
・ 『イギリス国営放送BBC』 日本社会は泣きづらい? 心と身体を癒す「涙活」
・ 『ニューヨークタイムズ』なみだ先生「あなたが最後に泣いたのはいつですか。」
・ 『関西テレビNEWS』 「涙活」から「泣くロボット」まで コロナ禍で再注目の「涙」 ストレス解消にとどまらないその“効能”とは
・ 『フィリピン国営放送』涙活ドキュメンタリー

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