広大で豊かな大地が生み出す、 オーストラリアならではの味わいのアボカド スーパーマーケットトレードショー2025に出展
オーストラリアの果樹系農産物の生産者が所有する研究および市場開発のための非営利法人ホート・イノベーション(本部:シドニー、CEO:ブレット・ファイフィールド)は、2025年2月12日から14日まで幕張メッセで開かれる「スーパーマーケットトレードショー(SMTS)2025」にオーストラリア産アボカドを出展します。SMTSは、スーパーマーケットを中心とする食品流通業界に最新情報を提供する日本最大級の商談展示会です。
【SMTS2025の概要】
名称:第59回スーパーマーケット・トレードショー2025
会期:2025年2月12日(水)・13日(木)・14日(金) 10:00~17:00 ※最終日は16:00まで
会場:千葉県 幕張メッセ
オーストラリア産アボカドブース番号 2-106
同ブースでは、オーストラリア産アボカドの最新情報をまとめた資料の配布、クリーミーで濃厚な特長を生かした試食、そしてアボカドキャラクターがデザインされたグッズが当たるゲームなど、多彩なコンテンツをご用意しております。また、ホート・イノベーションと連携している、アボカド生産者を代表する団体『アボカド・オーストラリア』のスタッフが来日し、オーストラリア産アボカドの魅力や今後の展望について直接ご説明いたします。
【世界的なブームとなった「アボカドトースト」、実はオーストラリアの朝食の定番でした。】
2010年代にニューヨークやロサンゼルスで人気を集め、世界的なフードトレンドとして注目を浴びた「アボカドトースト」。その起源をたどると、1980年代にはオーストラリアで朝食の定番メニューとして親しまれていました。この背景には、オーストラリアがアボカドの生産国として地元での供給が豊富であったことが挙げられます。
「アボカドトースト」は、トーストしたパンにマッシュしたアボカドを塗り、その上にサーモン、ベーコン、卵、野菜など、さまざまな好みの食材やスパイスをトッピングしたオープンサンドイッチです。
*日本でも、2016年にニューヨーク発祥のレストラン「サラベス」が新メニューとして導入し、話題となりました。
【オーストラリアのアボカド産業の動向】
オーストラリアのアボカド生産は、1840年に栽培が始まって以来長い歴史のある成熟した産業です。アボカド生産は右肩上がりで伸びており、2020年の生産量は10年前と比べて約2倍となる87,000トン、2021年から2022年にかけては、122,000トンを産出しました。さらに、長期予測では2026年までに170,000トンに達し、年率7%の成長が見込まれています。
オーストラリア産アボカドの日本への輸入は、2018年に解禁されました。翌年2019年(1月~12月)の輸入量は、財務省の貿易統計によると3.7トンでした。2024年(1月~12月)は、2025年2月1日調べでは546.3トンとなり、この5年で148倍に増加しています。
財務省貿易統計:2019年(1月~12月)のアボカドの国別輸入実績
財務省貿易統計:2024年(1月~12月)のアボカドの国別輸入実績
【オーストラリア産アボカドの特徴】
オーストラリアは、広大な土地、きれいな水、水はけの良い土壌といった、アボカド栽培に最適な環境に恵まれています。また、アボカドの木を通常の栽培期間よりも長い12か月かけて育成することで、油分が多く濃厚でクリーミーな味わいを持つアボカドが生産されています。
日本では1990年代、アボカドは主にカリフォルニア巻き寿司の具材などに限られていました。しかし、2000年代以降、アボカドに含まれる不飽和脂肪酸(DHAやEPA)が血液中のコレステロールや中性脂肪を減少させ、血液循環を良くする効果があることや、食物繊維が豊富である点が注目され、健康や美容に良い食材として特に女性に認知されるようになりました。また、外食産業ではサラダ、ハンバーガー、海鮮丼など多様な料理に活用され、日本の食生活に浸透しています。さらに、ワインやお酒のお供として男性にも、そして高齢者にも優しい食材として需要が拡大しています。
【今後の展望】
アボカドトースト発祥の地であるオーストラリアには、アボカドの美味しさを引き立てるさまざまな食材との組み合わせや調理法が蓄えられています。また、ホート・イノベーションはアボカドの健康や栄養に関する豊富な知見を有しており、日本の食生活を豊かに彩るとともに、ウェルネスなライフスタイルの推進にも貢献したいと考えています。
ホート・イノベーションは、163億ドル規模のオーストラリアの園芸産業の発展を支える非営利法人です。研究開発、市場開拓、貿易への投資を通じ、生産者の持続可能で豊かな未来の構築を推進しています。
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