関西を中心に薬局を展開するファルメディコ株式会社、 株式会社バードファーマシーの株式を取得
大阪府と兵庫県に9店舗のハザマ薬局を展開するファルメディコ株式会社は、2025年1月31日に株式会社バードファーマシー(本社:大阪府大阪市、代表:鳥居 泰宏)(以下「バードファーマシー」といいます)の普通株式を取得し、子会社化いたしましたので、下記の通りお知らせいたします。
1. 株式の取得の理由及び目的
当社は、2004年に狭間 研至が代表取締役社長に就任以後、街の相談薬局(=薬局1.0)、従来の調剤薬局(=薬局2.0)のいずれとも異なる、超高齢化社会に求められる地域薬局(=薬局3.0)の具現化に向けて取り組んで参りました。
2025年1月時点で、大阪府・兵庫県に9店舗を展開していますが、いずれの店舗においても、外来・在宅・OTCの3つを経営の三本柱とし、いずれの領域においても、お薬をお渡しするまでではなく、お渡しした後までフォローし、医師と連携して最適な薬物治療を提供する「医薬協業」を、薬剤師と薬局パートナーが協働して行いながら実践しています。
当社の社是である「新しい医療環境の創造」の実現には、当社で具現化してきた薬局のあり方を社会実装することが必要です。そのために、当社で試行錯誤を通じて得られた知見やノウハウ、教育プログラムを、自社に留めることなく、PHB Design株式会社や一般社団法人日本在宅薬学会を通じて、広く我が国の薬局や薬剤師に提供して参りました。
一方、バードファーマシーは、2010年9月に大阪市港区で開業。今後の薬局の可能性を求めて、2015年に一般社団法人日本在宅薬学会が主催する薬剤師のためのバイタルサイン講習会に参加したのをきっかけに、外来患者の服用期間中のフォロー、在宅療養支援(個人・高齢者施設)、セルフメディケーションへと活動の範囲を広めるとともに、PHB Design株式会社のノウハウも活用しながら、当社の提案する「薬局3.0」を、独自の解釈も交え体現してきました。
この度、当社が事業運営を継承することで、バードファーマシーが培ってきた「薬局3.0」のあり方を永続的に発展させ、引きつづき地域に貢献することを目的としています。
2. 当社のメリットと今後の展望
当社は、今回の株式取得により、バードファーマシーが強みを持つ、個人在宅患者の居宅療養管理指導や一般社団法人日本在宅薬学会の漢方師範を活かした漢方相談のノウハウを、当社既存店舗に広げることで、事業内容をさらに充実させ経営基盤を一層強固にすることができます。
また、バードファーマシーと当社との営業エリアが重複しないことから、今まで、地理的な問題等で断念してきた案件についても、より広く応需することで、大阪エリアでの事業を発展させることが可能になります。
高齢化と少子化が同時に進行する我が国では、今までの「調剤薬局」のあり方は変革を迫られています。その際に、「医薬協業」を実践し「薬局3.0」を目指すことは、事業の継続性を目指す上でも重要な要素になると考えています。
今後も、事業の変革や継続を課題とする薬局運営事業会社とは、本案件のような形態に限らず様々なアライアンスを組み、私たちが培ってきたノウハウを提供することで、地域医療の発展に貢献して参ります。
■会社概要
会社名: ファルメディコ株式会社
代表者: 代表取締役社長 狹間 研至
資本金: 50,000,000円
設立 : 1976年12月23日
所在地: 大阪府大阪市北区天神橋1-9-5 アドバンス天神橋2F・3F
事業 : 院外処方箋受付による保険調剤事業、在宅・介護施設における医療支援、
一般医薬品販売業、健康食品販売業、医療情報サービス業 など
URL : https://pharmedico.com/