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「地域の宝をみんなで守る|文化財防災・救援プロジェクト2025」  文化財防災センターが被災地での救援活動のための クラウドファンディングに挑戦

告知・募集
2025年3月7日 12:00
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独立行政法人国立文化財機構 文化財防災センター(奈良県奈良市)と文化財活用センター(東京都台東区)は、被災地での文化財救援活動のためのクラウドファンディング「地域の宝をみんなで守る|文化財防災・救援プロジェクト2025」を、2025年3月11日(火)10時から開始します。目標金額は500万円。集められたご寄附は、被災文化財の救援にかかる初動対応に使われます。


(プロジェクトページ https://readyfor.jp/projects/bunbou2025 ※3月11日(火)10:00開始)


文化財防災・救援プロジェクト2025

文化財防災・救援プロジェクト2025


日本は、地震、台風、豪雨など、自然災害が多発する国です。災害は人びとの尊い命や生活基盤を奪うだけでなく、地域の文化財にも深刻な被害をもたらします。

災害時には人命の救助やインフラ等の復旧が優先されますが、毎日拝んでいた仏像やみんなで担いだお神輿など、地域における人と人とのつながりの象徴であり、「地域のアイデンティティ」といえる文化財を救出することは、被災地の復興を推し進める上でも非常に重要です。


文化財防災センターはこれまでも、混乱する被災地で文化財救出の支援を行ってきました。しかし、いつどこで起こるか予測できない災害に対して、迅速に緊急支援を行うための資金は決して十分とは言えません。緊急時に国や地方自治体の予算措置を待たず、素早く文化財救援活動に着手するためには、皆さまからのご寄附による財源の確保が必要です。


今回のクラウドファンディングは、東日本大震災が発生した3月11日から開始します。文化財防災の観点においても忘れてはならない日であり、昨年、文化財防災センターが能登に被災文化財救援のための現地本部を設置してからちょうど1年が経つ日でもあります。

本プロジェクトを通して、被災文化財を一つでも多く救う資金を募るとともに、地域の身近な文化財に目を向け、「文化財防災」という取り組みをたくさんの方に知っていただき、ともに活動してくださる方の輪を広げていくことができれば幸いです。



【クラウドファンディング概要】

地域の宝をみんなで守る|文化財防災・救援プロジェクト2025

募集期間 :2025年3月11日(火)10:00~6月9日(月)23:00

目標金額 :5,000,000円

寄附金使途:被災文化財の救援にかかる初動対応

      (資材調達・輸送費、専門家派遣費用等)

支援方法 :クラウドファンディングサービス「READYFOR」内の

      プロジェクトページより承ります。

      【 https://readyfor.jp/projects/bunbou2025


クラウドファンディングプロジェクトページ二次元コード

クラウドファンディングプロジェクトページ二次元コード


支援コース:

3,000円から1,500,000円まで12コース

●文化財防災をイメージしたオリジナル軍手や専門家監修の文化財応急処置ハンドブック、オリジナル雄勝石(おがついし)プレートなどの返礼品を数量限定で用意。


●一般向け被災文化財(水損資料)の応急処置ワークショップの開催もあり。

税制優遇措置:文化財防災センターが所属する独立行政法人国立文化財機構(本部:東京都台東区)は、税法上の優遇措置の対象となる「特定公益増進法人」です。当該寄附金について一般の法人に対する寄附金とは異なる所得税・法人税の優遇措置を受けることができます(2025年10月末までに、寄附金受入証明書をお届けします)。


概要紹介: https://cpcp.nich.go.jp/modules/r_free_page/index.php?id=114


○文化財防災センター https://ch-drm.nich.go.jp/

文化財防災センターは、頻発する各種の災害から文化財をまもり、災害発生時の救援・支援を多くの組織や専門家の協力によって迅速かつ効果的に実施するためのナショナルセンターとして、2020年10月に発足しました。文化財に関する地域防災体制の構築とともに、防災・減災に関する技術開発や災害発生時における文化財の救援活動に対する支援などを行っています。


津波により収蔵庫前に流入した瓦礫の撤去作業(東日本大震災)

津波により収蔵庫前に流入した瓦礫の撤去作業(東日本大震災)


○文化財活用センター https://cpcp.nich.go.jp/

文化財活用センターは文化財活用のためのナショナルセンターとして2018年に設置されました。「文化財を1000年先、2000年先の未来に伝えるために、すべての人びとが、考え、参加する社会をつくる」というビジョンを掲げ、「ひとりでも多くの人が文化財に親しむ機会をつくる」ことをミッションとして、さまざまな活動を行っています。

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津波により収蔵庫前に流入した瓦礫の撤去作業(東日本大震災)