アプリ毎の電力消費要因を解析できる電力測定ツール TRYGLE POWER BENCH Ver.2.0をリリース!
スマートフォン向け消費電力測定器の技術開発を行う株式会社トライグル(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:冨森 健史、以下 トライグル)は、携帯キャリア、スマートフォンメーカーで広く利用されている電力測定ツール TRYGLE POWER BENCHをVer.2.0にバージョンアップし、2014年1月30日より提供を開始いたします。
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解析用PCツール
■TRYGLE POWER BENCH Ver.2.0の特長
スマートフォンのハードウェア自体のバッテリー持ちは近年急速に改善しています。一方で、ディスプレイの高精細化による画像処理負荷の増加、頻繁にサーバ通信を行うアプリやCPU負荷が高いアプリの増加などにより、ソフトウェア部分の電力消費が大きな課題となっています。
そのため従来と比べ、ユーザインターフェースやアプリなどのソフトウェア開発者に対して、アプリの消費電力削減を求められるケースが増加しています。
TRYGLE POWER BENCH Ver.2.0は、アプリの電力測定ノウハウがないソフトウェア開発者でも簡単に電力測定が行え、かつ開発をしながら電力消費の原因究明を効率的に進められるツールとしてさらにバージョンアップを行いました。
◎スマホアプリ毎の通信/CPU使用率ログと消費電流ログを重ねて表示が可能
新たに開発したプロセス監視アプリ「PROCESS LOGGER for Android」を利用することで、アプリ毎の通信およびCPU使用率の推移をPC上で視覚的に確認することができます。それらのログに消費電流ログを重ね合わせてグラフ表示することで、電力消費との相関をスピーディーに解析することができるようになります。
◎電力消費が大きい時間帯の端末ログ詳細を解析することが可能
解析用PCツール「POWER ANALYZER」の新たな機能として、グラフ上の特定時間帯の端末ログ(Logcat、通信、CPU使用率など)詳細を別ウインドウで表示することができるようになります。この機能をデバッグ作業に活用し、例えば、特に電力消費が大きい時間帯を消費電流ログから特定し、その時間帯の端末ログから、原因となりそうなアプリの挙動を割り出すことが容易に行えるようになります。
◎スマートフォン以外のAndroidデバイスの電力測定にも利用が可能
「POWER ANALYZER」が読み込めるログを拡充し、トライグルが提供するモバイル電力測定器「MOBILE POWER LOGGER」以外の電力測定機器のログもグラフ表示が可能となります。また、ユーザ様で規定しているオリジナルのデバッグログの読み込みも容易となったため、Androidデバイスおよびアプリ全般の消費電力測定および電力削減プロジェクトに活用できるようになりました。
■TRYGLE POWER BENCHとは?
トライグルが開発したスマートフォン専用の消費電力測定ツールで、以下製品群によって構成されています。
○モバイル電力測定器「MOBILE POWER LOGGER」
スマートフォンに接続して消費電力を測定する手のひらサイズの測定器
○ベンチマークアプリ「SCENARIO PLAYER」
スマートフォンの通信、GPS、加速度センサー等の基本性能を計測する
ためのAndroidアプリ
○プロセス監視アプリ「PROCESS LOGGER」【NEW!】
スマートフォン動作中にどのアプリ(プロセス)がいつ通信したか、
またCPUを利用したか等のプロセス監視・記録するアプリ
○解析用PCツール「POWER ANALYZER」
消費電力データとスマートフォンの各種ログデータをグラフ化し
分析するPCソフトウェア
■トライグルについて
所在地 : 東京都中央区日本橋人形町1-1-21 人形町ビル 5F
代表者 : 代表取締役社長 冨森 健史
事業内容: モバイル向け映像技術の企画・開発
スマートフォン向け消費電力測定器の開発
URL : http://www.trygle.com/
※AndroidはGoogle Inc.の登録商標です。
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