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ケアワークス、介護職従事者の 「仕事のやりがい」「仕事の不満」に関する調査結果を発表

~仕事のやりがい、国への要望等、リアルな声を公開~

調査・報告
2025年3月7日 16:00
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シックスワン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:福田 智洋)が運営する介護求人サイトのケアワークス( https://care-works.info/ )は、介護業界の現状調査のため、2025年2月に介護職従事者を対象とした実態調査を実施しました。

全国の介護従業者189名を対象にアンケートを行った結果、多くの介護職員が「仕事にやりがいを感じている」と回答する一方、「給与の低さ」「人手不足」「長時間労働」に関して、働く上で課題を感じているという結果となりました。


メイン画像

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【調査概要】

・調査対象    : 介護・看護職従事者

・調査方法    : 選択式および自由記述形式のアンケート

・調査期間    : 2025年2月7日~2月13日

・有効回答数   : 189件

・リリース掲載URL: https://care-works.info/news/Z8UGpBEAAC4AP9H4

※ 本リリース内のコメントは、アンケート回答の一部を抜粋・要約したものです。



■結果概要

・回答者の「64.5%」が仕事にやりがいを感じていると回答。

・やりがいを感じるのは、「利用者の笑顔や感謝を感じたとき」「健康や生活の質を支えられた、貢献できたと感じたとき」

・介護職に不満を感じるという回答は「56.6%」

・不満の理由は、「給与が低い」「人手不足」「労働時間が長い」

・国への要望として、「給与の引き上げ」「人手不足の解消」「労働環境の改善」があげられた。



■結果詳細

<介護職のやりがいの有無>


介護職のやりがい円グラフ

介護職のやりがい円グラフ


「介護職にやりがいを感じますか?」という質問に対しては、大半の回答者が「やりがいを感じる」と回答しました。また、やりがいを感じる理由としては、「利用者の笑顔や感謝を感じたとき」「健康や生活の質を支えることができたとき」という声があがりました。


<やりがいを感じる時>

1. 利用者の笑顔や感謝を感じたとき

・「ホームヘルパーとして関わるようになった利用者さんが、それまであきらめていた買い物ができるようになったと喜んでくれたこと。」(ホームヘルパー・50代)

・「当たり前のことをしているのに、本当に嬉しそうな笑顔をしてくれたこと。」(施設介護職員・60代)

・「なにかをしてありがとうと言われたとき、ご家族に感謝されたとき、利用者さまに笑顔になっていただいたとき。」(介護福祉士・20代)

・「自分が介護したおかげでなかなか笑わなかった人が久しぶりに笑顔を見せてくれた。」(介護福祉士・20代)

・「体調不良で介護をしていた時にありがとうありがとうと何度も言っていただけた。」(施設介護職員・30代)


2. 健康や生活の質を支えることができたとき

・「歩けなかった利用者が介護サービスを活用したことにより、自立歩行可能となった。」(ケアマネージャー・30代)

・「認知症の利用者さんが私の名前を覚え、笑顔が増えていく姿にやりがいを感じます。 利用者さんやご家族の安心につながると実感し、これからも寄り添いたいと思います。」(介護福祉士・20代)

・「利用者のできることが増えた時。」(介護福祉士・40代)

・「ご家族がご相談に来て不安そうな顔から安心した笑顔が得られた時。また、利用者さん本人が不安そうな様子から笑顔が出た時。」(施設介護職員・20代)

・「利用者様の、様々な事情や問題に対して力になれた時。良い方向の助けができた時。」(ケアマネージャー・30代)


3. チームワークを発揮できたとき

・「家族の方や利用者の方の笑顔や感謝を伝えてもらえたとき。」(ケアマネージャー・20代)

・「同じ職場の人が、いつもヘルプしてくれるので、やりがいがある。」(看護師・30代)


<介護職への不満>


介護職の不満円グラフ

介護職の不満円グラフ


「介護職に不満はありますか?」という質問に対しては、56.6%の回答者が「不満を感じている」と回答しました。不満を感じる主な理由は、給与の低さが43%という結果となりました。


介護職の不満棒グラフ

介護職の不満棒グラフ


<国・行政への要望>

1. 最も多かった要望:「給与の引き上げ」

「給料を上げてほしい」「賃金を上げてほしい」「労働に対する対価をもう少しあげてほしい」など、賃金に関する要望が最も多く寄せられました。


実際の声

・「給与が少ない。身体的にも精神的にも体力を使うのに比べて控除がない、少ない。」(施設介護職員・20代)

・「介護は過酷で給与が安い。」(介護福祉士・60代)

・「国会議員は給料高く介護士は低い、今後ますます介護の需要が増えるのでやりがいのある報酬を上げてほしい。」(介護福祉士・40代)

・「できれば給料を上げる施策をしてほしい。」(ホームヘルパー・30代)


特に、「仕事内容に対して報酬が見合っていない」「精神的・肉体的に負担が大きいのに給料が低い」といった声が目立ち、処遇の改善が喫緊の課題であることが明確になりました。


2. 「人手不足の解消」

次に多かったのは、人手不足に関する切実な訴えです。「人手が足りない」「離職が増えている」「適切な人員配置を」といった声があり、慢性的な人手不足が介護・看護職の負担を増加させている現状が浮き彫りになりました。


実際の声

・「人手不足で労働負担が大きいので、何とか緩和される方針を打ち出してほしい。」(ケアマネージャー・40代)

・「人を支えるのには人数が必要なのに労働者が少なく人手が常に足りない。」(施設介護職員・20代)

・「人手不足がひどすぎて、利用者さんとの時間が持てない。」(介護福祉士・40代)

・「慢性的な人手不足により、一人あたりの負担が大きく、心身ともに疲弊しやすい状況です。」(介護福祉士・20代)


介護の現場では、職員が本来の業務に集中できない状況が続いており、適切な人員配置のための支援が求められています。


3. 「労働環境の改善」

「労働時間と給与が見合わない」「休暇が取得しづらい」「業務量が多すぎる」といった意見も多く、職場環境の改善を求める声が続きました。


実際の声

・「労働時間と給与が見合っていないので、改善してほしい。」(ケアマネージャー・20代)

・「適切な人員配置の補助金制度、夜勤手当の増額、休暇取得の促進による負担の軽減や、教育・研修機会の充実による質の高い看護を提供できる環境の実現を求めます。」(介護福祉士・20代)

・「休日などの待遇改善にもっと積極的になってほしい。」(ホームヘルパー・50代)

・「高齢化社会に突入しているのだからもっと介護士への待遇をよくしてもらいたい。」(介護福祉士・30代)


「介護職員が安心して働ける環境を整えることが、長期的な人材確保にもつながる」という意見もあり、より働きやすい環境づくりが求められています。


<回答者属性>


回答者属性

回答者属性


【調査結果を受けて】

本調査の結果から、介護職の方は、仕事にやりがいを感じる一方で、「給与の低さ」に関して大きな課題を感じていることが明らかになりました。また、「人手不足の解消」「労働環境の改善」など、現場の負担軽減を求める声もあがっていました。


高齢社会が進行する中で、介護・看護職の待遇改善は、持続可能な介護・医療体制の確立に不可欠な要素です。介護求人サイトのケアワークス( https://care-works.info/ )では、今後も介護・看護職の方々の意見を集め、実態を伝える活動を続けてまいります。



【ケアワークスとは?】

・ケアワークス( https://care-works.info/ )

・介護職の求人に特化した検索エンジン型のウェブサイト

・現在、35万件以上の求人情報を掲載

・求職者は求人を検索し、掲載元サイトにアクセスできます

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