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マクニカ、境界型防御からゼロトラストへの転換を目指し、ロームへMenlo Securityを提供

~メール及びWebの無害化、SWGによる安全安心なWebアクセスを実現~

サービス
2025年3月17日 10:00
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株式会社マクニカ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:原 一将、以下マクニカ)は、ローム株式会社(本社:京都府左京区、代表取締役社長:松本 功、以下ローム)へMenlo Securityのアイソレーション技術を利用したゲートウェイ製品を提供したことを本日発表いたします。これにより、無害化機能によるメール及びWebの無害化、Secure Web Gateway(SWG)機能による安全安心なWebアクセスを実現することができました。

■導入の背景
日本を代表する半導体・電子部品メーカーのロームは、ファイアウォールで社外からのアクセスを制限し、インターネットには直接アクセスできない「境界型防御」の仕組みを採用していましたが、コロナ禍でリモートワークへの対応が急務となり、全社員にラップトップPCを配布し、社外から社内LANとインターネットへのアクセスを認めることにしました。しかしながら、VPNから社内LANへ接続する際に遅延が発生し業務に支障をきたしたため、境界型防御ではなくゼロトラストネットワーク構築による利便性の向上とセキュリティの強化を検討することとなりました。

■Menlo Security採用理由
Menlo Securityのゲートウェイ製品のうち、今回採用された機能は主に2つあります。1つ目は、メール及びWeb無害化機能で、クラウド上のセキュアクラウドブラウザ(仮想コンテナ)で一連のWebアクセスを実行し、表示情報だけをクライアントに送信することで利便性の高い無害化を提供します。2つ目のSWG機能を併用することで、カテゴリごとのアクションの制御とWebアクセスの可視化も実現できます。

ロームは、2022年よりネットワークの開放とゼロトラストの実現に向けて、米国国立標準技術研究所(NIST)が策定したサイバーセキュリティフレームワーク(CSF)を基準に、メールとWebアクセスに関するセキュリティ製品の検討を本格的に開始しました。その結果Menlo Securityの機能だけでなく、多くの官公庁や大規模企業への導入実績があるという点も評価し、正式採用を決定、2024年2月に国内拠点に加え、海外を含む全拠点への展開を完了しました。

<無害化の仕組み>
<Menlo Securityの採用ポイント>
① 利便性の高いメール及びWebの無害化機能
検知に頼らずセキュリティを高めることで、ネットワークの解放を実現
② ゼロトラストの実現
無害化機能だけではなく、SWG機能など幅広いポートフォリオを保有
③ 導入実績が豊富
日本国内では270社以上、累計80万ユーザー以上の利用実績
■導入の効果
ロームでは、現在1万名以上のユーザーがMenlo Securityを活用しています。メールの添付ファイルが自動的に隔離され、ファイルのアップロードが禁止されることで、外部からの侵入や内部の不正を効果的に防止しています。実際に、マルウェア感染はなく、C&Cサーバーからのダウンロードによる被害もゼロとなっています。
セキュリティ管理者は、ユーザーがセキュアにメールやWebを利用できる環境を整えたことによる安心感を評価しています。またユーザーにも、Webアクセスが可視化されていることが理解されたことで、内部不正防止にもつながっています。

■今後の展望
ロームは、Menlo Securityを含む複数のツールから取得したログを分析し、外部侵入、内部不正、業務効率の向上に役立てるとともに、Menlo Securityが提供するZero Trust Network Access(ZTNA)、Cloud Access Security Broker(CASB)、 Data Loss Prevention(DLP)といったセキュリティ機能を利用し、既存製品との重複を減らすことでコスト削減も検討しています。

マクニカは国内唯一のMenlo Security一次販売代理店として培った知見を生かし、スムーズな導入ができるよう支援しました。今後もお客様に寄り添ったきめ細かな技術支援とサポート力を生かし、製造業を始めとする日本企業のセキュリティ強化を支援してまいります。

【製品/事例の詳細はこちら】
URL:https://www.macnica.co.jp/business/security/manufacturers/menlosecurity/case_17.html
【製品に関するお問い合せ先はこちら】
株式会社マクニカ Menlo Security担当
TEL:045-476-2010
E-mail:menlo-sales@macnica.co.jp


※本文中に記載の社名及び製品名は、株式会社マクニカ及び各社の商標または登録商標です。
※ニュースリリースに掲載されている情報(製品価格、仕様等を含む)は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご承知ください。

ローム株式会社について

社名 ローム株式会社
所在地 京都府京都市右京区西院溝崎町21
導入時期  2023年10月
URL:https://www.rohm.co.jp/

1958年設立。半導体・電子部品メーカーとして、自動車や産業機器のほか、民生機器、通信機器など多様な市場に対し、グローバルに展開している開発・営業ネットワークを通じて、品質と信頼性に優れたICやディスクリート、電子部品を供給している。得意とするパワーとアナログ分野では、SiCをはじめとするパワーデバイスやそれらの性能を最大限に発揮するための駆動IC、またトランジスタ、ダイオード、抵抗器等の周辺部品を含め、システム全体を最適化するソリューション提案を強みとしている。

株式会社マクニカについて

マクニカは、半導体、サイバーセキュリティをコアとして、最新のテクノロジーをトータルに取り扱う、サービス・ソリューションカンパニーです。世界26か国/地域92拠点で事業を展開、50年以上の歴史の中で培った技術力とグローバルネットワークを活かし、AIやIoT、自動運転など最先端技術の発掘・提案・実装を手掛けています。
マクニカについて:www.macnica.co.jp