国立大学法人筑波技術大学 令和6年度学位記授与式を挙行 卒業生・修了生の謝辞など学位記授与式の様子をご報告
国立大学法人筑波技術大学は、令和7年3月14日金曜日、本学天久保キャンパス講堂において、令和6年度筑波技術大学学位記授与式を挙行いたしました。
今回、学位記を授与されたのは、産業技術学部40名、保健科学部19名、合わせて59名の学部卒業生、及び大学院修士課程技術科学研究科産業技術学専攻1名、同研究科保健科学専攻2名、同研究科情報アクセシビリティ専攻1名、合わせて4名の修了生でした。
本学では、社会へと巣立っていく卒業生及び修了生一人ひとりに対し、学長が自ら、これまでの努力を称え、そして、お祝いの気持ちを込め、学位記を手渡しで授与しています。
学位記授与式の様子
■開催概要
日時:令和7年3月14日(金)
場所:筑波技術大学天久保キャンパス
(つくば市天久保4-3-15)
■内容
石原 保志学長による学長式辞では、「入学した皆さんが中心となりコロナで中断されていた学園祭や学生活動が再開され、学生が協力し合って活動する姿に教員や職員は大変励みになりました。社会に出て大学で学んだ技術や知識を活かすために、自分と社会との間にある障害(バリア)を具体的に説明し、必要な配慮について周囲にはたらきかけてほしい。」と、自ら手話をしながら卒業生・修了生へとメッセージを送りました。
壇上で学長が学位記を読み上げている様子
学長から学位記を手渡しで授与されている様子
次に、卒業生及び修了生から謝辞が述べられました。
【卒業生代表謝辞】
〇産業技術学部代表 石井 菜野葉さん(総合デザイン学科卒業)
「(大学生活)4年目には、これまで学んできた支援技術の知識や技術を活かして、日々、誰かのために、何かのために考えて、常に新しい結論を求めるまで卒業研究に没頭し取り組むことができました。」
〇保健科学部代表 網本 実和さん(保健学科理学療法学専攻卒業)
「友人の皆さんと共に苦難を乗り越え、時に喜びを分かち合える仲間を得られたことはこの大学生活での財産です。多くの人の支えがあり、私たちは卒業の日を迎えることができました。」
【修了生代表謝辞】
〇技術科学研究科代表 Bolot kyzy Shirinさん(保健科学専攻修了)
「厳しい研究生活ではありましたが、こうして本日を迎えられたのは、幅広い知識と深い愛情をもってたゆまぬご指導をくださった諸先生方に加え、家族や周囲の皆様の支えがあったからこそです。」
なお、式典の様子はオンラインでも配信しました。
当日は一日を通して穏やかな晴天となり、卒業生・修了生たちは式典終了後、友人や在学生、家族、教員と一緒に思い出の詰まったキャンパスでの記念撮影を楽しんでいました。
【大学概要】
筑波技術大学は、日本でただ一つの障害者(視覚障害者、聴覚障害者)のための高等教育機関として、1987年に設立されました。入学者の出身地は全国にわたり、各キャンパスでは様々な地域、環境で育った、同じ障害がある学生どうしのコミュニティが形成されています。
少人数教育のもと、個々の学生の障害特性及び発達的特性に即した学修者本位の教育的支援が、学外実習を含めた学生生活の様々な場面で展開されています。