日本仏教学院が『南伝大蔵経(パーリ仏典)』を全公開 入手困難であった『南伝大蔵経』の内容を、 日本仏教学院のサイトにて無料閲覧が可能に
日本仏教学院は、東京大学ホームページで公開されているSAT大正新脩大蔵経テキストデータベースに引き続き、当学院サイトにて3万ページ以上にのぼるパーリ仏典の日本語訳版「南伝大蔵経(なんでんだいぞうきょう)」を一挙公開いたします。
仏教に関心がある方に少しでも親しんでいただけるよう、ブッダの誕生日にあたる本日4月8日(火)から、無料で閲覧が可能となっています。
閲覧ページ: https://true-buddhism.com/sutra/palisanzo/
仏教経典《南伝大蔵経》1
■『南伝大蔵経(パーリ仏典)』とは
南伝大蔵経(なんでんだいぞうきょう)とは、南方上座部(テーラワーダ)に伝わるパーリ語の仏典を日本語に翻訳したものです。
これは、ブッダの言葉を記録した膨大な経典群を含む「三蔵(経・律・論)」をまとめたものです。三蔵を完全に保存しているのはパーリ語のこの三蔵のみで、仏教研究のための重要な資料となっています。
この日本語訳版は全65巻(70冊)にわたり構成されており、仏教経典の中でも特に南方(スリランカ、ミャンマー、タイなど)に伝わる伝統的な仏典です。
■『南伝大蔵経』公開の経緯
南伝大蔵経は、大正時代に漢訳経典をまとめられた大正新脩大蔵経に引き続き、昭和初期にまとめられたものです。そのため既に著作権保護期間を満了しています。
しかし国立国会図書館( https://www.ndl.go.jp/ )が公開しようとした際、出版社から差し止めの申し出があり公開が停止され、今まで公開されていなかった経緯があります。
ですが既に公共の知的財産となっているため、仏教を学びたい人がいつでもどこでも自由に学べる環境を作りたいという理念から、日本仏教学院の蔵書を無料で公開することにしました。
閲覧ページ: https://true-buddhism.com/sutra/palisanzo/
■日本仏教学院とは
「仏の説かれた教え」である仏教は、今から約2,600年前のインドでブッダが説いたものです。ところが現代の仏教は葬式や法事が重視され、教えを学べる所が滅多になくなっている現状です。
そこで仏教に関心がある人が誰でも、仏教をオンラインで分かりやすく学ぶことができる「日本仏教学院」を開講しました。日本仏教学院では無料メール講座や通信コースがあり、一人一人にあった環境で受講することができます。
■日本仏教学院の「通信コース」と「無料メール講座」
・通信コース( https://buddhism.ne.jp/course_about.html )
仏教の基礎からしっかり学びたい方に向けた講座です。初心者の方でも理解しやすいように、体系的に構成されています。全25回の講義があり、1回あたりの動画は約40~60分。週1回のペースで学習を進められます。
また、講義には音声ファイルやテキストが付属しており、要点を押さえた小テストも用意されているため、学んだ内容をしっかりと身につけることができます。
・無料メール講座( https://buddhism.ne.jp/mail_lecture.html )
仏教を気軽に学びたい方のために、「無料メール講座」を提供しています。これまでに74,000名以上が受講した人気の講座です。
この講座では、仏教の基本的な考え方を学べる「電子書籍」と、それをさらに深く理解するための「21回のメール講座」がセットになっています。仏教の視点から、人生の意味や生きる目的について考える機会を提供します。
日本仏教学院
■日本仏教学院学院長・長南 瑞生(おさなみ・みずき)について
1992年に千葉県立東葛飾高校に入学。1995年に東京大学理科I類に進学。1999年、同大学の教養学部基礎科学科第一を卒業。その後大学時代に学んだ量子力学よりも、仏教の探求がより深い幸福へと導くと確信。講演や執筆活動を続ける傍ら、定期メルマガの発行やメディアサイト「仏教ウェブ入門講座」( https://true-buddhism.com/ )の運営を開始し、日本仏教学院を設立。
著書:
『生きる意味109』一万年堂出版
( https://www.10000nen.com/books/978-4-925253-79-6/ )
『不安が消えるたったひとつの方法』KADOKAWA
( https://www.kadokawa.co.jp/product/321706000531/ )
運営サイト:
『日本仏教学院』( https://buddhism.ne.jp/ )
『仏教ウェブ入門講座』( https://true-buddhism.com/ )
『「正信偈」入門講座』( https://xn--vuqrjl75e.com/ )
『「歎異抄」入門講座』( https://xn--6quo9qmwi.com/ )