当社グループ出資先に対する紀陽6次産業化ファンドからの出資に...

当社グループ出資先に対する紀陽6次産業化ファンドからの出資について

~日本ブランドの水産加工品を海外展開する事業連携の構築~

当社(株式会社東京一番フーズ、本社:東京都新宿区、代表取締役:坂本 大地、証券番号3067)の子会社である株式会社長崎ファームが、和歌山県新宮市の「株式会社食縁」(代表取締役:有路 昌彦 近畿大学准教授)に対し出資いたしました。

株式会社食縁は、株式会社紀陽銀行、紀陽リース・キャピタル株式会社および株式会社みずほ銀行が、株式会社農林漁業成長産業化支援機構(A-FIVE)と組成した「紀陽6次産業化投資事業有限責任組合(紀陽6次産業化ファンド)」から出資することの決定を平成26年8月8日に受け入れております。
今後、当社グループは、株式会社食縁およびその他出資企業とともに、日本の高品質な水産加工品を海外展開していく6次産業化の事業連携を推し進めて参ります。


■出資・事業連携の背景
我が国の養殖業の技術レベルは極めて高く、特に、近畿大学の持つ種苗・養殖技術の高さは世界にも類がないと言えます。これは、日本が豊かな海洋資源を持ち、独自の食文化を洗練してきた歴史が培ったものと言えます。
そうした高い技術を持ちながら、我が国の養殖業の生産量は減少・横ばい傾向にあります。これは既存の養殖事業者が、小さくなっていく国内市場だけを狙い生産を続けたことと、徹底したマーケティング力により成長した海外の養殖事業者に国内市場を侵食されてきたことに原因があります。
そのような市場動向の中、当社グループは株式会社食縁の代表を務める有路 昌彦 近畿大学准教授の「日本の養殖業ビジネスを世界一にする」ための包括的マーケティング構想に賛同し、出資しております。

参考:NHKクローズアップ現代「養殖ビジネス 国際競争時代 ~日本の活路は~」
URL : http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3517.html


■各社の特徴
・株式会社食縁
代表取締役として養殖分野の権威である有路 昌彦 近畿大学准教授を迎え、株式会社自然産業研究所(近畿大学発ベンチャー)と、新宮港埠頭株式会社(新宮市第三セクター)を中核に、第一次産業企業として株式会社長崎ファームを筆頭株主とする他、徳島魚市場グループ等が参画しております。また、第二次・第三次産業企業として大手上場企業も出資者として参画しております。
今後の事業展開として、国内有数の養殖関連事業者が連携体制を構築することで、養殖・加工・流通の垂直的統合を図り、日本食ブランドとしてクオリティの高い水産加工品を生産し、海外市場に向けて包括的マーケティングを展開する方針です。

・株式会社農林漁業成長産業化支援機構(通称:A-FIVE)
日本の農林漁業が農林漁業者の所得を確保し、農山漁村において雇用機会を創出することができる成長産業となるようにするため、農林漁業者が主体となって新たな事業分野を開拓する6次産業化事業体に対し出資や経営支援を行う枠組みを定める機構です。

・株式会社長崎ファーム
当社(株式会社東京一番フーズ)は首都圏で泳ぎとらふぐ料理専門店とらふぐ亭等47店舗を運営しており、株式会社長崎ファームは、その100%子会社です。平成23年に、長崎県平戸市で漁業行使権を取得し、養殖事業へ参入しております。その後、安全安心な養殖魚の生産体制の評価を受け、長崎県適正養殖業者(クロマグロ・トラフグ)に認定されております。また、当社の飲食店においても、その生産物を使用することから、高品質な魚介類を生産することに注力しております。
今後、新たに株式会社食縁の養殖事業の一旦を担い、日本の農林漁業の成長化へ貢献していくと共に、日本の魚食文化を海外に発信する方針です。

プレスリリース添付資料

カテゴリ:
企業動向
ジャンル:
社会(国内) 経済(国内)

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