<おやこじてんしゃプロジェクト×自転車の安全利用促進委員会 共同調査> 自転車に乗るママ125人に聞きました! 子どもを守って自転車の下敷きになった経験も・・・ 子ども同乗時に危機感を感じたママのリアルな声に驚き!
毎日の買い物、子どもの送迎など移動手段や運搬手段として、多くの主婦にとって自転車は欠かせないものとなっています。しかし、自転車に幼児を同乗させたことのある保護者の11人に1人が、同乗していた幼児にケガをさせた事故の経験があり、その事故の大半が転倒事故によるものだと言われており(警視庁調べ)、自転車との付き合い方を改めて考える必要があります。
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グラフ 1
そこで昨年1月に発足しました「自転車の安全利用促進委員会」は、自転車安全利用のため「おやこじてんしゃ」に関する知識を伝えている「おやこじてんしゃプロジェクト」と共同で、子どもを持つ20~40代のママ125人に自転車ライフについての質問をいたしました。質問から、想像以上に自転車に子どもを乗せた際の買い物に苦労している様子がわかりました。
▼北方真起 ~おやこじてんしゃプロジェクト代表~
自転車を利用する保護者の11人に1人が、同乗している子どもにケガをさせた経験があるというデータがありますが、その前段階、身近なところでヒヤリ・ハットした人が8割以上いることが今回わかりました。
自転車を安全に楽しく利用するためには、まず、自転車に関する正しいルールを知ること。その上で、利用する必要があります。自転車でどこを通れば良いのか、交通標識でさえもわからない保護者(特にママ)が大変多い現状です。まず、自転車安全利用五則などの最低限のルールを知り、そして、保護者として自分がそのルールを守ること、1人で自転車に乗るようになる子ども達に正しく指導することが重要だと考えます。
また、日々のメンテナンスや、安全基準を満たしたBAAマーク付きの自転車を購入することで、不測の事故を防ぐこともできます。
Q.自転車で、実際にお子様を乗せて利用している際に、危険な体験をしたことはありますか?(n=125 複数回答)
子どもを乗せた際にいつも以上に神経を研ぎ澄ませている主婦が多いようです。主婦の約8割が転倒もしくはバランスを崩した経験を語っており、その原因は、子どもが同乗することで増えた重量そのものや、プラスアルファの要素として、方向転換や、段差・ブロック、雨で濡れた路面や、強い横風など多岐にわたるという結果がでました。
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◆発進しようとして、進行方向を変更しようとした際にバランスを崩し倒れそうになった。子どもに怪我がないようと思ったらそのまま自分が下敷きになり起き上がれなくなった。
◆子どもが重たくなってきたので、フラフラします。あとは以前に、カーブを曲がりきれずに転倒したことがあります。
◆発進・停車時に重さで倒れそうになった。子どもが大きくなるにつれて、自転車をおさえる前に乗ろうとしていて、倒れそうになった。
Q.お子様を前後の座席に乗せて走る際に、買い物袋などの荷物はどのように自転車に乗せていますか。(n=73 複数回答)
危険とわかりつつも、ついつい重たい荷物をハンドルにかけたり、必要以上の荷物を持ち運ぼうとする主婦の声が多く聞かれました。「危ないと思うこともあるけど・・・」「安全性を重視すると手間がかかるから・・・」と、みんなが思い、その結果自分だけでなく子どもまでも危険に巻き込んでしまっているようです。
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【危険を避けて対策しているママの声】
◆基本的に荷物は乗せないようにしている。
◆子どもと一緒に買い物に行く際は、カゴに収まるよう、必要最低限しか買わない。
◆買い物を分けて行う。二回往復。
【一方ダメだとわかりつつ、こんなママも】
◆ベルのところにひっかけるか、自分で持って運転している。
◆ハンドルにぶらさげる。ネギとか買うと袋からでるので、手で持ちながらの運転になる。
◆後ろの背もたれに、100円フックを2つ付けた。
◆後部座席の後ろに、ベビーカー用の荷物つりを付けてそれに荷物をかけている。
◆後ろに大きいカゴを付けており、入りきれない荷物は荷物の上にさらに乗せて荷物が落ちないようにカバーで固定している。
▼おやこじてんしゃプロジェクトとは・・・
自転車の事故は正しい知識と意識を持つことで、確実に減らすことができます。そこで、全国のママネットワークを活かし、こども乗せ自転車の事故ゼロを目指し、ママがママ、子どものために立ち上げた活動です。「おやこじてんしゃプロジェクト」では、親子が安全に楽しく自転車を利用できるために、地元のママが進行役(ファシリテーター)となり「おやこじてんしゃ勉強会」を関東・関西を中心に開催しています。
▼自転車の安全利用促進委員会とは・・・
自転車の安全利用促進委員会では、利用者の方々に安全安心で快適な自転車生活を送って頂くため、自転車の購入時に知っておくべき安全安心な自転車の選び方から購入後のメンテナンス、正しいルール・マナーといった自転車の利用方法、そして日々の心がけの大切さを啓発し、安全安心な自転車利用に関する様々な情報発信を行うことで、自転車が関連する社会問題を減少させることを目的として活動しています。
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