ミライロが経済産業省「ダイバーシティ経営企業100選」受賞　 障害を価値に変える雇用・業務実績に高い評価

障害のある当事者の視点からユニバーサルデザインのコンサルティングを行う株式会社ミライロ(本社：大阪府大阪市、代表取締役社長：垣内 俊哉)は、このたび、経済産業省主催の「平成26年度 ダイバーシティ経営企業100選」を受賞しました。

障害のある当事者視点をいかしたモニター調査

ミライロでは「バリアバリュー(障害を価値に)」という企業理念のもと、「高齢者や障がい者などすべての方々が快適に過ごせる社会づくり」を目指し、ユニバーサルデザインのコンサルティングを行っています。マイナスと捉えられがちな「障害」のある当事者の視点を「強み」として最大限に発揮した新規ビジネスモデルや、その成功事例が高い評価を受けました。現在、ミライロにおける障害者雇用率は40％を達成しています。


【ダイバーシティ経営企業100選とは】
「多様な人材の能力発揮により価値を創造し、経営成果をあげている企業を表彰する」ことを目的に、経済産業省が2012年度より実施している賞です。経済産業省ではダイバーシティ経営への積極的な取り組みを、これからの経済成長に貢献する経営として評価しています。概要・受賞企業は下記サイトをご覧ください。

［公式サイト］経済産業省 ダイバーシティ経営企業100選
http://www.meti.go.jp/policy/economy/jinzai/diversity/kigyo100sen/index.html


【ミライロのダイバーシティ経営 主な取り組み】
●障がい者が自らの強みをいかす「施設・設備の調査事業」「バリアフリーマップ制作事業」開始(2010/10)
●「要支援者の災害時避難マニュアル」「命を守るUD避難訓練カリキュラム」を行政と策定(2011/01)
●教育機関と連携し、定期的に障がいのある学生をインターンシップ生として積極受け入れ(2012/04)
●Chatwork社と連携し、障害のある社員の業務・コミュニケーション円滑化を整備(2013/02)
●障がいのある当事者が講師を務める研修モデル「ユニバーサルマナー検定」開始(2013/08)
●障がいのある大学生向け就労支援連続講座「バリアバリューアカデミー」開講、就労を促進(2013/08)
●代表垣内が日経ビジネス「THE 100 - 2014日本の主役」、AERA「U-25」に選出(2014/01)
●障がいのある学生の進路相談会を3年連続開催、累計750名を動員し、進学を促進(2014/03)
●当事者視点やフィードバックを軸とした「製品開発事業」を開始、社員の企画が多数採用(2014/04)
●東京支社開設に伴い、障がいのある社員の講師採用・養成を強化(2014/05)
●全国の障がい者を覆面調査員として派遣する「ユニバーサルMSプログラム」開始(2014/10)
●障害のある女性社員が「TEDxYouth@Kobe」スピーカーとして選出・登壇(2014/11)
●LGBT(セクシャル・マイノリティ)の社員を講師登用、新規カリキュラム開発(2015/04)
●障がいのある社員による講演・研修回数が年間150件を突破し、更なる活躍を推進(2015/11)
●障害者雇用率40％を達成　更なる多様な人材の活躍に向け採用を強化(2015/03～現在)


【代表者のプロフィール】
株式会社ミライロ　代表取締役社長
一般社団法人日本ユニバーサルマナー協会 代表理事
垣内 俊哉(かきうち としや)

【略歴】
1989年　愛知県生まれ
2008年　立命館大学経営学部入学(2012年卒業)
2010年　在学中に株式会社ミライロを設立
2011年　近畿地区人間力大賞受賞
2013年　みんなの夢AWARD3グランプリ受貰

1989年愛知県で生まれ、岐阜で育つ。生まれつき骨が脆く折れやすいという魔法にかけられ車椅子での生活を送る。学生時代から自身の経験に基づくビジネスプランを多数考案し、国内で13の賞を獲得するなど高い評価を受ける。大学在学中、障害を価値と考える「バリアバリュー」を理念に掲げ、株式会社ミライロを設立。現在は、「誰もが使いやすいユニバーサルデザイン」を提案するコンサルタントとして、設計監修・製品開発・接客指導などを幅広く手掛ける。当事者視点による的確かつ経済効果の高いユニバーサルデザイン化の実践が支持を受け、2014年「THE 100 - 2014日本の主役」では日本を変える100人に選出される。


【企業概要】
株式会社ミライロ
本社　： 大阪府大阪市淀川区西中島3-8-15 新大阪松島ビル8F
設立　： 2010年6月
資本金： 900万円
URL 　： http://www.mirairo.co.jp/


【主な事業内容】
1．施設・設備・製品のユニバーサルデザイン化に伴う企画や設計
2．バリアフリーマップのデザイン制作および販売
3．障害者や高齢者へのサポート方法の研修(ユニバーサルマナー検定)
4．ユニバーサルデザインの普及・啓発に関するイベントの企画および運営
5．障害児および入院患者を対象とする家庭教師の派遣