春の衣替えシーズン特別企画 by エステー×ハウスキーピング協会 整理収納アドバイザー100人に衣類収納の実態をリサーチ
プロは8割が処分!一般女性は捨てられない!?
エステー株式会社は、2015年3月、特定非営利活動法人/一般社団法人 ハウスキーピング協会と共同で、整理収納アドバイザーの衣類収納に関する調査を実施しました。自宅の収納や衣替え、普段アドバイスしているノウハウについて、整理収納アドバイザー1級の資格を持つ収納のプロ100人を対象にアンケートを実施しています。
さらに、一般女性100人にも同じ内容の調査を行い、衣類収納に関して、プロと一般との違いを調査しました。
-
収納スペースの「余裕」
●プロの自宅は、スペースに余裕を持たせる“8割収納”が標準
●もう着ない秋冬物の扱いにギャップ! プロは8割が処分/一般女性は4割
●プロが見る“残念な収納”のトップは「服が多すぎ」/一般は「スペース狭い」
●「衣替えを改善のきっかけに」プロの8割が指摘
●調査概要
調査内容:衣類の収納に関する実態調査 調査期間:2015年3月
調査対象:整理収納アドバイザー1級保持者100名/20~50代の女性100名
調査方法:インターネット調査
詳細はこちらをご覧ください。
http://www.st-c.co.jp/release/2015/20150401_003444.html
■プロの自宅は8割収納を実践。収納スペースの「余裕」は平均20%
整理収納アドバイザーは、自分の家ではどのよう収納しているのでしょうか? 収納スペースのうち、使っていないスペースの割合を聞くと、平均で21.8%となりました。一般女性が使っていない収納スペースは平均10.66%、プロはおよそ2倍の余裕を確保しています。
詳しくは後述しますが、プロの多くが、衣類収納に「スペースの余裕」が重要だと指摘しています。20%程度の空きスペースを保つ「8割収納」が、上手な収納するポイントになりそうです。
■プロはしっかり処分している! 着ない服を8割が「処分」
一般女性は「処分しない」「未定」が6割
続いて「秋・冬物衣類で今シーズン着なかった(着る予定がない)衣類は衣替えで処分しますか?」と質問。整理収納アドバイザーは、「来シーズンも着る予定がない衣類のみ処分」が42%で1位。2位の「着ないと判断した段階ですぐに処分」(27%)と、3位の「着なかった衣類はすべて処分」(11%)を合わせると、80%が「着ない服を処分」していることがわかります。
一方、一般女性は、1~3位が「来シーズン着るかもしれないので処分しない」(28%)、「来シーズンも着る予定がない衣類のみ処分」(24%)「処分するかどうか未定」(23%)。着ない服を「処分する」と明確に答えた人は、36%にとどまりました。
問.秋・冬物衣類で今シーズン着なかった(着る予定がない)衣類は
衣替えで処分しますか?
■プロが語る一般家庭の「残念な衣類収納」のトップは「衣類が多すぎる」
一般は「スペースが狭い」
整理収納アドバイザーに、一般家庭にありがちな「残念な収納のポイント」を聞いたところ(複数回答・3つまで)、「衣類が多すぎる」が79%でトップ。「どこに何を収納しているかわかりづらい」(53%)、「衣類をぎゅうぎゅうに詰めすぎ」(47%)が続きました。
一般女性に自分の衣類収納の「残念なポイント」を聞くと、「衣類が多すぎる」は41%で2位。42%の「収納スペースが狭い」が僅差で1位となりました。3位は24%の「こまめに片付けていない」でした。
問.一般家庭の(一般調査では自分自身の)衣類収納の「残念」なポイント(衣類収納がうまくいっていない原因)は、どんなことですか? 以下から3つまで選んでください。
上記の設問では、収納のプロと一般女性で、意識の違いが明確になりました。
一般女性で1位になった「収納スペースが狭い」を、整理収納アドバイザーで挙げたのはわずかに2%。また、「どこに何を収納しているかわかりづらい」はプロ53%:一般女性9%、「整理ルールが決められていない」はプロ45%:一般女性10%。プロの重視する点が、一般には浸透していないことがわかりました。
収納のプロは、すぐに改善できない空間的な問題よりも、適切な量の衣類をわかりやすく収めることを、整理収納のポイントにしています。
「こまめに片付けていない」も、プロはさほど重視していないことがわかります(8%)。効率よく収納できるルールを確立すれば、毎日の片付けは、さほど意識しなくて良いということがうかがえます。
■「かける収納」「たたむ収納」「見える収納」
整理収納アドバイザーに、「限られたスペースを生かす収納のポイントは?」「衣類が出し入れしやすい整理のポイントは?」を自由回答で聞きました。
●「衣類を持ちすぎない」「スペースに余裕を持つ」のアドバイスが多数
●衣類が出し入れしやすい「かける収納」、少ないスペースにたくさん入る「たたむ収納」
●たたむときは重ねず立てる
●すべての根本は「見える収納」
詳細はこちらをご覧ください。
http://www.st-c.co.jp/release/2015/20150401_003444.html
■プロの8割は「衣替え」を収納改善のきっかけと考えている
整理収納アドバイザーは84%が衣替えを実施。一般女性は、59%にとどまり、4割以上が衣替えを実施していない、との結果になりました。
問.衣類の冬物と夏物を入れ替える「衣替え」の作業を行っていますか?
また、1回の衣替えの作業にかけるトータルの時間を教えてください
衣替えに対する一般の意識は低いようですが、プロは非常に重きを置いており、80%が、「収納を改善するきっかけに、衣替えをすすめる」と回答しました。
問.うまくいかない衣類収納を改善するきっかけとして、春と秋の衣替えをおすすめしますか?
■ハウスキーピング協会のコメント
一般女性と整理収納アドバイザーの整理に対する意識の違いが、はっきりと表れました。アドバイザーのトレーニングでは、整理には2段階のステップがあると教えています。
まずモノの量を減らすことが第一段階です。量を減らすことで自分自身の理想的な整理環境を作ることができ、これで第二段階に進めます。
今回のアンケートで、一般女性は「量の多さ」に問題意識が集中しています。スペースが狭いと感じていたり、処分しないなど第一段階が問題の中心です。一方、アドバイザーは使いやすさを求める第二段階に意識が移っています。この段階では、「かける」「立てる」「見せる」といった収納を楽しむことができるようになります。
モノを整理する意識を高くするには、モノと出会う(見て認識する)ことが必要です。アドバイザーは衣類と出会う「衣替え」の機会を大切にしています。
ハウスキーピング協会 副理事長 澤 一良
■最後に
日本の住環境は変化し、収納形態のトレンドは衣装ケースからクローゼットやウォークインクローゼットに変わってきています。調査では、整理収納アドバイザー、一般女性ともに季節外の衣類の40%以上をクローゼットやウォークインクローゼットなどにかけて収納していることがわかりました。
クローゼット内は、普段着ている衣類と季節外の衣類が混在し、収納が煩雑になりがちです。また、普段着ている衣類に汚れや食べこぼしがあると、虫食いの被害が拡大する可能性もあります。今使わない服を分けて整理、保管でき、ホコリや虫から守る、まとめてカバーするタイプの防虫アイテムがおすすめです(下はエステーの「ムシューダ まとめて防虫カバー」)。
エステーの情報サイト「くらしにプラス」では、整理収納アドバイザーのノウハウを詳しく紹介しています。ぜひ、合わせてご覧ください。
●くらしにプラス http://www.st-c.co.jp/plus/
●衣替えが楽しくなる!クローゼットが見違える 整理&収納テクニック(春編)
http://www.st-c.co.jp/plus/season/2014_03/
●秋の衣替えから始めよう 動線やルール作りで変わる!効率がぐっとアップする衣類収納(秋編)
http://www.st-c.co.jp/plus/season/2014_09/
●整理収納アドバイザーについて
整理収納の知識・技術に関する認定資格です。特定非営利活動法人/一般社団法人 ハウスキーピング協会が運営し、1級はプロフェッショナルとして、一般家庭にアドバイスしたり、セミナーの開催ができる資格。
- カテゴリ:
- 調査・報告
記事掲載数No.1!「@Press(アットプレス)」は2001年に開設されたプレスリリース配信サービスです。専任スタッフのサポート&充実したSNS拡散機能により、効果的な情報発信をサポートします。(運営:ソーシャルワイヤー株式会社)