豪華寝台列車「ななつ星 in 九州」のデザイナー 水戸岡 鋭治氏が 鉄道デザインの舞台裏と仕事への覚悟を語る『鉄道デザインの心』を発売
日経BP社(所在地:東京都港区、代表取締役社長:長田 公平)は、2015年6月29日(月)、単行本『鉄道デザインの心 世にないものをつくる闘い』を刊行します。JR九州の豪華寝台列車「ななつ星」、2015年8月8日から運行を開始するスイーツトレイン「或る列車」などのデザインを手掛けた著者・水戸岡 鋭治氏が、仕事に関する考え方を語ります。
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鉄道デザインの心
日経BP書店: http://ec.nikkeibp.co.jp/item/books/242320.html
アマゾン : http://www.amazon.co.jp/dp/4822275418/
「ななつ星」を手掛けたためか、著者は最近、高価な車両をデザインするアーティストのような立場に見られることがあるようです。しかし自身は「デザイナーは顧客の要求を汲みとり、交渉し、妥協し、予算を管理し、地べたを這いまわってものを創り上げていく仕事」と言い切ります。「自分の中からわき上がってくるものを作品にするアーティストとは違う」。むしろ技術者、設計者が手掛ける“ものづくり”の仕事です。その視点は常に、車両に乗る人、駅を使う人の側にあり、その要望を実現するために鉄道会社、車両メーカーなどを相手にさまざまな闘いを繰り広げます。その様子を通して、ものづくりというビジネスに何が大事なのかを浮き彫りにします。
「ななつ星」の洗面台をデザインした14代目 酒井田 柿右衛門をはじめとした車両の内外装、小物などを手掛ける数多くの職人との、共同作業の描写にも多くの紙数を割いているほか、「或る列車」や大分駅リニューアルなど、著者の最新の仕事にも言及しています。
■本書の主な内容
【序章】 はじめに・デザイナーはアーティストではない
【第1章】 雇い主に盾突く
【第2章】 本当の顧客に尽くす
【第3章】 攻撃的職人列伝
【第4章】 「ななつ星」でできたこと
【第5章】 鉄道車両は椅子が命
【第6章】 時には妥協もします
【第7章】 コピー上等
【第8章】 贅沢だけど高価ではない
【第9章】 青臭くてもやり通す
【第10章】稼ぎ仕事と務め仕事
【第11章】次は「或る列車」
【第12章】大分の駅を引き受ける
【第13章】クルーズは再び海へ
【第14章】街づくりはお任せください
【第15章】これからは提案します
【終章】 終わりに・盾突くということ
著者 : 水戸岡 鋭治
発行日 : 2015年6月29日
定価 : 2,000円+税
ISBN : 978-4-8222-7541-9
発行 : 日経BP社
発売 : 日経BPマーケティング
判型 : A5判並製本・226ページ
日経BP書店: http://ec.nikkeibp.co.jp/item/books/242320.html
アマゾン : http://www.amazon.co.jp/dp/4822275418/
◎電子書籍も各ストアで順次発売予定!
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