住宅系J-REITが早稲田大学と産学連携 サステナビリティの...

住宅系J-REITが早稲田大学と産学連携  サステナビリティの向上に向け、住宅寿命の長期化に関する共同研究

住宅系J-REITにおいて最大の資産規模を誇るアドバンス・レジデンス投資法人の資産運用会社であるADインベストメント・マネジメント株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:高坂健司 ※高は正式には「はしごだか」を使用します)は、早稲田大学理工学術院 小松幸夫研究室とのサステナビリティ(持続可能性)の向上に向けた住宅寿命の長期化に関する共同研究を2014年から実施しており、本年度も継続することを決定いたしました。

国土交通省の調べに基づくと我が国の減失住宅の平均築後経過年数は約30年と、米国の55年、英国の77年と比べ住宅寿命が短いとされています。そのような中で、J-REITとして屈指の賃貸住宅大家であるアドバンス・レジデンス投資法人の保有する住宅(2015年7月末現在 249物件)の長寿命化は、その資産価値及び競争力の維持向上のみならず、地球環境のサステナビリティを向上させる取り組みであると考え、建築の時間的な変化を総合的に研究されている早稲田大学の小松幸夫研究室との共同研究を昨年スタートさせました。

昨年度は、アドバンス・レジデンス投資法人の保有する物件に対して行われた修繕工事やリノベーションなどの付加価値工事の実績データを収集し、それら工事が賃貸収益に与える影響を研究しました。

今年度においては、J-REITの公表データより、個別物件の基礎的条件(立地エリア、築年数等)と賃料との関係性を分析するのと同時に、アドバンス・レジデンス投資法人の物件データを元に、物件毎に設備の状況、ペットの可否等の賃貸条件、リノベーションの有無等、より詳細な諸要素が賃料に与える影響を分析研究する予定です。

ADインベストメント・マネジメント株式会社は、これらの研究結果を活用することでアドバンス・レジデンス投資法人の保有資産に対する、より効果的な修繕やリノベーションのプランニングを可能にし、その結果として、これらの資産の長寿命化を通じた持続可能な社会の実現への貢献及び投資主価値の更なる向上を図っていきます。


■小松幸夫 プロフィール
早稲田大学理工学術院建築学科教授

<略歴>
1949年 東京生まれ
1973年 東京大学工学部 建築学科卒業
1978年 東京大学大学院工学系研究科博士課程修了(建築学専攻)・工学博士
現在  早稲田大学理工学術院建築学科教授

<受賞>
2008年 日本建築学会賞(論文)「建物の寿命推計に関する研究」

<主要研究テーマ>
□建物と時間とのかかわり
 ・建物の寿命推計
 ・建物のライフサイクルマネジメント
□家屋評価に関する研究


■アドバンス・レジデンス投資法人 概要 http://www.adr-reit.com/
アドバンス・レジデンス投資法人は2010年3月1日に旧アドバンス・レジデンス投資法人および日本レジデンシャル投資法人との新設合併方式により誕生しました。2010年3月2日に東京証券取引所不動産投資信託証券市場に上場(銘柄コード:3269)する賃貸住宅特化型として、日本最大級の保有資産規模を誇る不動産投資信託(J-REIT)です。

□資産規模     :4,241億円(2015年4月現在)
           ※住宅系J-REIT最大級の資産規模
□物件数      :249物件(2015年4月現在)
           ※J-REIT最大級の分散
□分配準備積立金残高:335億円(第9期分配金支払後)
           ※J-REIT最大準備積立金


■ADインベストメント・マネジメント株式会社 概要 http://www.adim.co.jp/
アドバンス・レジデンス投資法人の資産運用会社。伊藤忠グループの一員として、グループの情報ネットワークを活用し、投資法人の長期的・安定的な成長を目指しています。

□代表者 :代表取締役社長 高坂健司
      ※高は正式には「はしごだか」を使用します
□設立  :2005年2月2日
□資本金 :3億円
□主要株主:伊藤忠商事(株)、伊藤忠都市開発(株)

カテゴリ:
企業動向
タグ:
住宅・不動産

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