重度の斜視矯正に“手術以外”の新たな選択肢を 顧客の負担を軽減する「矯正用眼鏡」が提供可能に ~ メスを入れずに眼鏡で安全に矯正 ~
有限会社ojim(よみ:オジム、本社:東京都武蔵野市、代表取締役:伊藤 次郎)は、当社が東京(吉祥寺)で運営する眼鏡店『opteria-Glassias(オプテリアグラシアス)』にて、大きな目線のずれ(斜視)を眼鏡レンズで矯正することができるようになったことを発表いたします。
▼opteria-Glassiasホームページ(コラムページ 斜視矯正について)
http://www.opteria-glassias.jp/blog/2015/12/post-3.php
当社では、開業以来10年を掛けて眼鏡レンズによる重度の斜視矯正に取り組んでまいりましたが、重度の斜視矯正ではレンズの度が強くなり過ぎるため対応が難しく、製作ができませんでした。しかしながら、近年のレンズメーカーの技術向上により、強い度数に対応ができるレンズを製作できるようになりました。
【斜視矯正の現状】
現在、少ない目線のずれの斜視矯正に関しては、眼科を受診して処方箋によりレンズの度数を決定し、眼鏡店がレンズメーカーに発注をして一つの矯正用眼鏡を仕立てています。眼科医や眼鏡店が軽度の斜視矯正に対してできることは限られており、この「矯正用眼鏡」による対応を行ってきました。
一方、重度の斜視矯正ではレンズが度の強さに対応できないため、眼鏡での矯正は不可能とされ、斜視専門の眼科医による手術が主流でした。
【当店では店舗で検査・度数決定を行い、矯正眼鏡を製作】
近年、レンズメーカーの製作範囲の変化や技術向上により、重度の斜視も眼鏡での矯正ができるようになりました。「両眼視機能検査(※)」を実施している当店では、眼科医での検査を受けずとも、店舗にてお客様の眼を検査することができ、そのデータを元に、大幅な目線のずれを矯正できる眼鏡を製作することができます。
【眼鏡での斜視矯正の利点】
(1) 斜視手術と比較し、比較的安価に済む
10万程度掛かることが多い斜視手術と比較し、矯正用眼鏡はフレームと合せても3万円(税抜)から製作ができます。(度数やフレームのチョイスにより変動)
(2) 斜視の手術時の痛みがない
矯正用眼鏡を掛けるだけなので、当然痛みは皆無です。
(3) 何度でも再補正で細かい度数調整が可能
術後の細かい微調整が難しい斜視手術に対し、矯正用眼鏡はレンズを都度調節できます。
(4) 手術によって生じる過矯正のリスクがない
過矯正によって、外斜位(外にずれる斜視)が内斜視(内向きにずれる斜視)になってしまうなどのリスクがありません。
【矯正用眼鏡による大きなずれを矯正する斜視矯正の今後について】
現在、当社は月に一回、視力測定の勉強会を開催しています。今後は斜視矯正のノウハウも同勉強会にて伝え、世間で困っている方々の力になろうと普及活動を行っています。
【『opteria-Glassias』概要】
名称 : opteria-Glassias (運営:有限会社ojim)
所在地 : 〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-11-21 せのおビル1F
営業時間: OPEN 11:00 CLOSE 21:00/水曜日定休
店舗URL : http://www.opteria-glassias.jp/
※ 両眼視機能検査
通常の店舗では量販店や専門店でも、片方の眼を隠して右左の眼をそれぞれ検査します。両眼視機能検査とは、多少の流派の違いはありますが、両眼を開けた状態で検査し、より実際の生活時に近い環境で検査をする手法です。
当社のリサーチでは、100店舗に1店舗もこの検査を導入しておらず、普及には程遠い状態です。しかし、この検査による効果で体の不具合が劇的に改善するなど、視力以外の眼の機能が大幅に改善するケースが多くあります。普及を阻む要因としては、検査理論が難解であるということ・検査に時間が掛かることが挙げられます。この2つの要因により、より良いメガネを作れる可能性があるにも関わらず、多くの眼鏡店ではこの方法が採用されていないのが現状です。
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