<バレンタインデーに関する意識調査> 日曜日のバレンタイン、当日もらえるかが、“本命”かどうかのカギ!? バレンタイン、“本命”と“マイチョコ”には、高めのチョコを選ぶ傾向
~異性に愛を告白する日から、 家族や身近な人とのコミュニケーションの機会に~
国内1,200社超が利用する日用品流通の情報基盤を運営する株式会社プラネット(所在地:東京都港区、代表取締役社長:田上 正勝)は、消費財にまつわるトピックスをお届けする「Fromプラネット」の第31号として、バレンタインデーに関する意識調査の結果をご紹介します。
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表1「今年のバレンタインに、チョコなどをあげたりもらったりする予定はありますか」についての回答
■バレンタイン…女性の半数は「あげる予定」、男性の7割が「もらう見込みなし」
もうじき、2月14日のバレンタインデー。日本では、女性から男性へ愛情のしるしにチョコレートなどを贈る日として親しまれてきました。昭和30、40年代頃に流行し始め、今では同性の友達同士で贈り合う「友チョコ」、男性から女性へ贈る「逆チョコ」、自分に贈る「マイチョコ」といった広がりも見せています。今回は、2016年のバレンタインデーについてアンケートを行い、贈る予定があるかどうかや贈り物の予算、いつ贈るかなどについてまとめました。
まずは、2016年のバレンタインに、チョコなどの贈り物をする予定があるかどうかを聞きました。その結果、「あげる予定」と回答した女性が50.0%であるのに対し、「もらう予定・見込み」と答えた男性は27.2%に過ぎず、「あげる予定ももらう見込みもない」男性が69.2%もいました。贈る気持ちのある女性が半数いるのに、もらえると思っている男性は3割に満たず、約7割の男性が“期待できない”と思っていることになります。贈り物をもらえるのが限られた男性に集中し、もらえる人はいくつももらっている一方で、もらえない人はまったくもらえないという、男性にとってはちょっぴり厳しい現実があるのかも…。
女性の回答に注目すると、「あげる予定」と回答した人は年代が若いほど多く、20代女性では66.0%にも。一方で、60代・70代以上でも、「あげる予定」の女性は35%を超え、バレンタインのイベントが幅広い年代に定着している様子がうかがえます。
さらに、「あげる予定」の人に、あげる相手は誰かを尋ねました。最も多かったのは、当然とも言えますが「配偶者・パートナー・恋人」の82.0%で、圧倒的多数。とはいえ、2位「自分の子ども」35.1%、3位「親・祖父母」25.7%と続き、配偶者以外の家族にあげる人も少なくないことがわかります。続く4位は「自分」20.6%で、「異性の友人」19.4%、「異性の同僚・上司・部下など」18.4%より多く、また、「同性の友人」や「お世話になっている人」もそれぞれ約13%と、1割を超えていました。バレンタインは、性別を問わず、日頃の思いを込めて贈り物をする、コミュニケーションの機会に広がりつつあると言えそうです。
表1「今年のバレンタインに、チョコなどをあげたりもらったりする予定はありますか」についての回答
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表2「誰にあげる予定ですか」についての回答
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出典 :インターワイヤード株式会社が運営するネットリサーチ
『DIMSDRIVE』実施のアンケート「バレンタイン」。
調査期間:2016年1月8日~1月18日、DIMSDRIVEモニター4,148人が回答。
表3~表6・エピソードの出典も同アンケートです。
■4人に1人は「マイチョコ」を用意、「本命チョコ」2~3人分という強者も
次に、バレンタインにチョコレートをあげる予定という人に、何人分用意するのかを、あげる相手別に聞きました。
チョコをあげる相手として最も多かったのが、「本命チョコ」の67.7%。用意する個数は「1人分」が最も多く81.8%でしたが、「2~3人分」という人も意外に多く、16.2%。“夫と子どもの両方が本命”という人もいるのかもしれませんが、ねらう相手が複数という“肉食系”の人もいそうです。
チョコを用意する相手として「本命チョコ」の次に多かったのは「義理チョコ」の56.9%。続く「マイチョコ」が26.8%と、4人のうち1人以上が「マイチョコ」を用意していることがわかりました。“自分へのご褒美”的に、「マイチョコ」を用意する人も増えているのかもしれません。さらに、その購入予算がどれくらいかを見てみましょう。
表3「チョコレートは何人分用意する予定ですか」についての回答
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■“本命”と“自分”には、いいチョコを…予算「3,000円以上」という人も
今度は、チョコレートを用意する予定の人に、その購入予算を、あげる相手別に聞きました。
それぞれの「1,000円未満」「1,000円以上」の合計値を比べてみると、「本命チョコ」は、「1,000円以上」が58.4%と約6割、過半数を占めました。「3,000円以上」という人も約1割いて、高い価格帯の割合が多くなっていました。一方で、「義理チョコ」は、「1,000円以上」は2割程度に過ぎず、「1,000円未満」が78.2%と約8割。“本命”との扱いの差は明らかです。
さらに、「ばら撒きチョコ」では、「1,000円未満」が9割と大多数。安価なものを多数用意するためだと思われます。「友チョコ」は「1,000円未満」が8割近く、「1,000円以上」が2割弱と、「義理チョコ」と似た結果になりました。予算のうえでは、「義理チョコ」と「友チョコ」は、同等の扱いにあると言えるのかも…?
一方で、自分への「マイチョコ」は、「1,000円未満」48.6%、「1,000円以上」50.9%とほぼ二分しながら、「1,000円以上」がやや上回る結果に。「3,000円以上」の人も8.7%と、「本命チョコ」に次いで多くなりました。第一には“本命”に、高くていいチョコをあげたいけれど、そのついでに、“自分”にもチョコを買ってしまう、という人も多いのでは……。スイーツ好きの女性にとって、バレンタインは、我慢せずにチョコレートを食べられる、いい口実になっているのかもしれませんね。
表4「チョコレートの1個あたりの予算は、平均でどれくらいですか」についての回答
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■日曜日のバレンタイン…当日にもらえたなら、あなたは“本命”!?
2016年のバレンタインデーは、日曜日。土日が休日という人も多く、職場の人にはチョコを渡しにくい暦です。今度は、今年のバレンタインに贈り物をする人はいつ渡す予定なのかを調べました。結果は、「2月14日(日) 当日に渡す」人が67.4%で最多、次に多かったのが「会えたときに渡すので決めていない」21.2%でした。それぞれの日に渡す理由も、自由回答で聞きました。
表5「今年のバレンタインデーは日曜日ですが、いつ渡す予定ですか」についての回答
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《上記の日に渡す理由を教えてください》
【2月14日(日) 当日に渡す】
●いちばん盛り上がるので(50代女性・配偶者がいる)
●せっかく日曜日なのだから、当日に渡したい(20代女性 配偶者がいる)
●家族に渡すので、曜日は特に関係がないから(30代女性 配偶者がいる)
●当日じゃなければ意味がないから(30代女性 配偶者がいる)
●その日に会うから(60代女性 パートナー・恋人がいる)
【2月12日(金) 以前に渡す】
●会社の人に配るだけだから(30代女性 いずれも当てはまらない)
●職場であげるから、遅れるよりは先がよい(40代女性 配偶者がいる)
●義理は金曜日に。本命は14日に会うので(40代女性 パートナー・恋人がいる)
●夫には当日、父と義弟には、バレンタイン前に会うタイミングで渡します(40代女性 配偶者がいる)
【会えたときに渡すので決めていない/複数日を回答した人】
●14日に渡したいけれど、会えるかどうかスケジュールがわからないから(30代女性 パートナー・恋人がいる)
●かわいい孫たちにあげたいので、会えたときに(70代以上男性 配偶者がいる)
●友人はいつ会えるかわからないので、会えたら渡したいです(40代女性 配偶者がいる)
●同居の家族は当日だけど、離れて暮らしている家族は都合のいい日にあげるので(30代女性 配偶者がいる)
●本命(主人)は毎日会えるので当日。義理・お世話になっている会社の人には、過ぎてからでは失礼なので金曜日に。友チョコは会えたときに渡します(30代女性 配偶者がいる)
【2月14日(日) 当日に渡す】理由で多く見られたのは、「いちばん盛り上がるので」「当日じゃなければ意味がない」のように、バレンタインデー当日だからこそ“スペシャル感”があるというもの。また、回答者の大半が「配偶者がいる」人で、渡す相手は“本命=配偶者”と思われます。家で毎日会うので、「曜日は特に関係がない」とする回答も目立ちました。
【会えたときに渡す】という人は、「友人はいつ会えるかわからないので」「同居の家族は当日だけど、離れて暮らしている家族は都合のいい日に」など、友達や、祖父母や孫など同居以外の身内に渡すため、日にちにはこだわらず、お互いの都合しだいという回答が目立ちました。あるいは本命であっても、相手の都合でいつ会えるかわからないことを理由にあげる人もいました。
【2月12日(金) 以前に渡す】理由は、「会社の人に配るだけだから」「職場であげるから」が多数。「義理は金曜日に。本命は14日に」など、渡す日を【12日以前】と答えていても、本命と義理とを区別していることがわかる回答も見られました。
こうして回答を見わたすかぎり、やはり、“本命には14日に渡したい”と思っている人が多いようです。2016年のバレンタイン、“自分が本命かどうか微妙”という男性にとっては、日曜日にもらえるかどうかがカギと言えそうですね。
■職場では、ふだんはメールでも、「直接渡す」が8割
2016年のバレンタイン、仕事関係の人には金曜までに…という人が多いとわかりましたが、職場の人には、どのように渡すのでしょうか。調査の結果、最多は「相手に直接渡す」81.0%、次いで「相手のデスクに置く・配布する」32.1%でした。メールなどでやり取りすることが増えている昨今、意外にも「直接渡す」派が多いという結果に、ちょっとほっとさせられますね。
表6「同僚や上司、部下などへは、どのようにして渡す予定ですか」についての回答
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■バレンタインの思い出は悲喜こもごも…そして年代とともに、家族の行事に
《バレンタインデーにまつわる思い出を教えてください》
【男性】
●大学生の頃、50個近くもらった(40代)
●これまでに身内以外から一度ももらったことがない(40代)
●10年前は10個くらいもらって、お返しを買うのに1万円もかかった(30代)
●お返しが大変。この習慣はなくしてほしい(50代)
●義理チョコばかりだけど、我が家では、そのチョコを家内が心待ちにしている(60代)
●孫が初めての手作りのチョコをくれたときは、うれしかった(60代)
【女性】
●本人には直接渡せず、家のポストに入れて帰ったことがありました(40代)
●学生の頃、友達の告白をバックアップ。一緒にいろいろ考えて…そのプロセスがとても楽しかったです(40代)
●バブルの頃のバレンタインで、300円のチョコを渡したら、お返しにエルメスのスカーフが帰ってきた(40代)
●会社員だった頃は義理チョコの準備が大変でした(30代)
●夫にチョコを渡すが、結局私と娘たちで食べることになります(60代)
●最近は子どもと手作りするのが楽しいです(30代)
最後に、バレンタインデーにまつわる思い出やエピソードを聞きました。男性からは「大学生の頃、50個近くもらった」など、たくさんもらった数を自慢する人と、反対に「身内以外からもらったことがない」ともらす人と。「お返しが大変」という男性の声がある一方、女性からは「義理チョコの準備が大変でした」という回答。あげる側、もらう側、それぞれに苦労があるようです。
女性からは、「本人には直接渡せず、家のポストに入れて帰った」「友達の告白をバックアップ」のように、好きな相手や友人のために必死になった、青春の切ない思い出が寄せられました。「300円のチョコを渡したら、お返しにエルメスのスカーフ」など、バブル期ならではのエピソードも。60代の男性と女性から、「義理チョコばかりだけど、そのチョコを家内が心待ちにしている」「夫にチョコを渡すが、結局私と娘たちで食べる」のように、男性がもらったチョコは妻が食べているという実態が見えました。
男性も女性も年代が上がるにつれて、「孫が初めての手作りのチョコをくれたときは、うれしかった」「最近は子どもと手作りするのが楽しいです」など、自分が主役のイベントから、子や孫のもの、家族の行事へと変わっていくようです。
今年のバレンタインデー、皆さんはどのような予定ですか。“本命”がいないという人も、家族や友人とのイベント、職場の人とのコミュニケーションの一つとして、楽しく参加してみてはいかがでしょうか。
【株式会社プラネットとは】
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