「Enterprise Cloud」において 「SAP HANAメニュー」の提供を開始

 NTTコミュニケーションズ株式会社(略称:NTT Com)は、2016年4月1日より、NTT Comの企業向けのクラウドサービス「Enterprise Cloud」にて、SAP社のインメモリデータベースSAP HANAをクラウド提供する「SAP HANAメニュー」を開始します。
 日本国内およびグローバルにビジネスを展開するお客さまは、「Enterprise Cloud」を利用することにより、SAP HANAを含む基幹システムを、クラウド上で短期間かつ低コストに、導入から運用まで実施することが可能です。

イメージ図
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1.サービスの特長
(1) 初期費用無料かつ最低利用期間無しでSAP HANA環境をクラウド提供
 インメモリデータベースSAP HANAを企業向けクラウドサービス「Enterprise Cloud」上で、初期費用無料かつ最低利用期間の無い、利用期間に応じた料金にて提供します。
 これにより、お客さまは、従来必要だったSAP HANAアプライアンスの購入が不要となり、低コストかつ導入期間を大幅に短縮してSAP HANAの利用を開始できます。

(2) SAP社が規定するシステム性能などの各種基準値を
  クリアしたTDIモデル(*1)による提供
 「Enterprise Cloud」のベアメタルサーバーと、NFS(*2)接続が可能かつ大容量ファイルを高速処理できるファイルストレージに、「SAP HANAメニュー」を組み合わせ、TDI(テーラード データセンター統合)モデルに準拠した「SAP HANAセット」として提供します。
 これにより、TDIモデルをクラウドサービスとして利用可能となり、開発・検証・本番環境のシステムとして迅速かつ安定的に利用できます。

(3) グローバル統一仕様によるサービス利用
 NTT Comは、SAP Outsourcing Operations Providersとして、「Hosting」、「SAP HANA」および「Cloud Services」の3つのカテゴリでグローバル認定を取得しています。今回、「Enterprise Cloud」に、「SAP HANAセット」を追加することで、SAPに関するクラウドプラットフォームとマネージメントサービスである「Global Management One」を、グローバルかつ一元的に提供します。これにより、グローバルにビジネスを展開するお客さまのグローバルガバナンス統一とIT運用保守トータルコスト削減が可能です。


2.提供開始日
2016年4月1日
※ 東日本拠点にて提供を開始し、2016年中に海外拠点へも順次拡大予定。


3.提供サービスおよび提供価格(税抜)
「SAP HANAセット」
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※ 最低利用期間無し。
※ 搭載メモリ容量256GBの場合の料金。2016年5月以降、搭載メモリ容量512GBを提供予定。
※ OSライセンス費用およびハードウェアの監視運用費用を含みます。
※ SAP HANA Enterprise Edition 1.0のソフトウェアライセンスはお客さまによる持ち込みの前提。


4.今後の展開
 3月1日に大幅機能強化したNTT Comの企業向けクラウドサービス「Enterprise Cloud」は、2016年3月22日にイギリスでの提供を開始し、今後、シンガポールやアメリカなどの拠点へと順次展開していきます。それに合わせて、「SAP HANAセット」も同拠点へ随時展開していきます。


※ 記載されている会社名および商品名は、各社の登録商標または商標です。

*1:SAP HANAを動作検証済みのストレージ、ネットワークコンポーネントやサーバーなどのハードウェアで構成するモデルのこと。
*2:主にUNIX系OSで利用される分散ファイルシステムや、そのための通信プロトコルのこと。

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