第45回東京モーターショー2017に 「運転しながら エクササイズ」できるシートを出展 エクサライドシートの機能を紹介
~ ほか、有人宇宙船 乗員安全評価法についての取組みを公開 ~
テイ・エス テック株式会社(本社:埼玉県朝霞市、代表取締役社長:井上 満夫、以下 TSテック)は、2017年10月27日(金)から11月5日(日)まで、東京ビッグサイトで開催される第45回東京モーターショー2017に出展する「運転しながら エクササイズ」できるシートなどの展示内容を公開いたします。
<特設サイトで出展内容を公開>
45th Tokyo Motor Show/TSテック特設サイト
http://www.tstech.co.jp/2017motor
■「運転しながら エクササイズ」エクサライドシートの機能を紹介
「座る」を哲学し科学する研究会 座ラボのアイデアから生まれたシート。2016年11月19日(土)の「座フォーラム」にて提案した、未来の「座る」のアイデアのひとつを具現化しました。快適ポジションに補正する機能や、理想の姿勢にうながす形状に自動調整する機能に加え、「運転しながら エクササイズ」できる機能を搭載しています。
エクササイズとライディングをかけ合わせた造語「エクサライドシート」と称し、超高齢社会における健康寿命延伸を視野に開発しました。
<エクサライドシート>
【エクササイズ機能紹介】
このシートの座面部には、上体の振れは少なく、骨盤を効果的に動かす装置が内蔵されており、身体の深部にあるインナーマッスル(主に腹横筋)を刺激して体幹運動を促します。この動作は、運転状況に応じた以下の2つのモードで制御します。
(1) アイドリングストップ時などの停車時…動作の大きい「ツイストモード」
(2) 高速道路などの安定走行時…運転に支障のない動作の小さい「スイングモード」
これらの運動は、運動強度レベル3に相当し、TSテックが想定した運転状況下においては、65kgの成人男性の場合、30分の運転で約100kcalの消費を確認しました。自動運転時代が到来した際には、車両側からの走行状況信号等を受け取ることで、さらなる運動の機会を増やすことが可能です。
今回の展示では、一般的な道路状況を模したドライブシミュレータにて、機能をご体感いただけます。
<動作の大きい「ツイストモード」>
<動作の小さい「スイングモード」>
■座ラボとは?
「座る」を哲学し科学する研究会です。研究会には、バイクや自動車のシートを50年以上つくりつづけてきたTSテックの、様々な部署からの先鋭の若手社員が集まりました。「座る」をイチから議論したり、世の中の「座る」を調査したり、もっと快適な「座る」を追い求め研究しています。
座ラボwebサイト: http://www.suwaru.jp/
これまでの主な活動として、2012年より隔年で、TSテック独自の一般公開イベント「座フォーラム」において、様々な研究テーマを発表しています。発表されたアイデアの中には、「東京モーターショー2013」に「相棒シート」を、2年後の「東京モーターショー2015」では「アンビエントシート」「相棒シートver.2」を出展しました。
http://www.tstech.co.jp/2015motor
■有人宇宙船の乗員安全評価法についての取組みを紹介
TSテックは、東京大学・宇宙航空研究開発機構(JAXA)との社会連携講座において、安全評価技術の開発を目的とした研究に取り組んでいます。
その要旨は、「有人宇宙ミッションにおける宇宙飛行士の更なる安全性の向上」、「数値シミュレーションによる定量的安全性評価法(QSA)を獲得」、「宇宙船シートの安全設計を行い、設計知見を広げる」の3点で、東京大学、JAXAのほか、日本自動車研究所(JARI)、名古屋大学とTSテックが参画しています。
今回の東京モーターショーでは、この研究から得られた有人宇宙船における乗員安全評価法と、その基礎となる物理モデルをベースとしたシートコンセプトを参考出品いたします。
<有人宇宙船>
■「まるで浮いている」ような感覚を目指したやすらぎ空間(シート)を参考出品
このコンセプトモデルは、社内で特別に結成したプロジェクトから生まれたアイデアを具現化したものです。「まるで浮いている」ような着座感覚により、走行中に受ける様々なストレスを取り除き、乗っている人に『究極のやすらぎ』を提供したいと考えました。また、このシートには、着衣のまま心拍を測定できるセンサーを内蔵しており、この心拍値を「やすらぎ度合い」の目安のひとつにしております。
<やすらぎ空間(シート)>
■走行状況に応じて、2輪車シートの高さ・形状を自動制御する「スマートシート」を参考出品
(VRツーリングで体感)
2輪車における、乗降時や停車時に足が地面につきづらい、巡航時やワインディング時にひざが窮屈になる等のライダーの悩みを解決すべく、シートの高さや形状を自動で制御する機構を開発しました。
今回の展示では、仮想現実装置(VRツーリング)を用いて、この機能をよりわかりやすく、ご体感いただけます。
<スマートシート>
■テイ・エス テック出展一覧(●参考出品、○量産品、★ワールドプレミア)
●エクサライドシート[★]
●やすらぎ空間(シート/ドアトリム) [★]
●有人宇宙船シートコンセプト[★]
●2輪車向けスマートシート[★]
※車両は市販車(Honda VFR800X)を使用しています。
○Honda NSXシート
○Honda CIVIC TYPE Rシート
○ハーレーダビッドソンROADSTER(XL1200CX)シート ※車両での展示
■プレスブリーフィングのご案内
1) 日時 :2017年10月26日(木) 12:45~13:00
2) 場所 :テイ・エス テックブース内 (ブース番号:E4001)
3) 登壇者:代表取締役社長 井上 満夫(いのうえ みちお)
■会社概要
社名 : テイ・エス テック株式会社 [東証1部証券コード 7313]
設立 : 1960年12月5日
代表 : 代表取締役社長 井上 満夫
資本金 : 4,700百万円
本社 : 〒351-0012 埼玉県朝霞市栄町3丁目7番27号
事業内容: 四輪車用シート、四輪車用内装品、二輪車用シート、
二輪車用樹脂部品等の製造販売
URL : http://www.tstech.co.jp/
プレスリリース動画
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