センスウェイはLoRaWAN(TM)の基地局を全国に展開し IoT通信プラットフォーム事業者として全国サービスを開始
センスウェイ株式会社(所在地:東京都中央区日本橋本町、代表取締役:信藤 薫、以下 センスウェイ)は、LoRaWAN(TM)(低電力広域通信規格、注参照)によるIoT通信プラットフォーム事業を事業化すると共に、本格サービス開始に向けて、様々な実証実験を拡大していくことを発表いたします。
センスウェイは、2020年には約530億個ものIoTデバイスが普及するとの予測がある中で、個人から法人まで広くIoTの普及を加速させるために全国に広くいちはやく基地局を設置し、家庭や店舗・オフィスから学校・病院・工場・農地・ショッピングモールなどの大規模商業施設まで、シームレスに「誰でもすぐに使える」シェアNo.1のIoT通信プラットフォームを実現して参ります。
従来から普及の課題であった小規模導入や実証実験を容易に開始できるように、多彩なIoTデバイスと基地局網、ビッグデータ管理のためのクラウドサーバを活用することでリーズナブルな月額通信料金を設定し業界最低価格レベルの導入コストを実現いたします。
当社では、三井不動産株式会社様、明成通信株式会社様の協力を得て、柏の葉キャンパスにおいてIoTプラットフォームのセキュアで確実なネットワークの有用性可用性を検証する実証実験を行っています。この実証実験の中で、従来は難しいとされていた上り242バイトの遠距離データ送信に成功し、当社のIoT通信プラットフォームの実用性と堅牢性を実証するものです。
同時に、関係官庁に対し電気通信事業者として登録手続きを行い、電波法・電気通信事業法を順守する運営体制を整えてまいります。また2017年10月31日には、一般社団法人TXアントレプレナーパートナーズ(TEP)を中心にエンジェル投資家によるシードラウンドの資金調達を終了しております。
センスウェイは、今後もパートナー企業等と協力し、LoRaWANの基地局(ゲートウェイ)を段階的に設置し、全国でLoRaWANをIoT通信プラットフォームとして商用化できるようにして参ります。またLoRaアライアンスには、コントリビュートメンバーとして参加し、国内におけるエバンジェリスト企業としてLoRaWANの普及・促進に貢献していきたいと考えています。
(注)LoRaWAN(TM)は、全世界で400以上の通信キャリア・企業が加盟するLoRa(R)アライアンスにより、規格・仕様が策定されているグローバルでオープンなIoT向けの無線規格です。世界中の国々で、IoT通信プラットフォームとしての採用が進んでおり、日本でも企業向けに部分的な採用が始まっております。
■センスウェイのサービス概要
センスウェイのLoRaWANサービスはシンプルで、ユーザのLoRaWANデバイスは、全国に設置するLoRaWAN基地局(ゲートウェイ)を通して、LoRaWANサーバとIoTセンサーデータの双方向通信を行うことができます。
■柏の葉キャンパスでの実証実験
センスウェイは、三井不動産株式会社、明成通信株式会社の協力のもと、柏の葉キャンパスにてLoRaWANの実証実験を行いました。柏の葉キャンパスの三井不動産の施設屋上にLoRaWANの基地局を設置、柏の葉キャンパス・エリアでのフィールド試験を行いました。
三井不動産施設屋上に設置したLoRaWAN基地局
試験に用いたGPS-LoRaWANデバイス
柏市測定地図
柏の葉キャンパス駅付近に設置したLoRaWAN屋外基地局からGPS-LoRaWANデバイスを携帯して移動、1,200カ所で測定を行い、柏市の3分の1をカバーできました。
柏の葉キャンパスからの長距離送信試験を実施、つくば(25.56km)、東京・文京区春日(27.58km)、東京・世田谷区三軒茶屋(37.89km)、千葉みなと(35.36km)、横浜(56.81km)などで送信試験に成功しました。
富士山の五合目からの送信試験にも成功し、123.43kmのLoRaWAN国内最大飛距離を確認できました。この実証試験により、LoRaWANは途中に障害物がない見通し通信であれば100kmを越える長距離通信が可能であることを実証できました。
■江ノ島での実証実験
センスウェイは、明成通信株式会社の協力で、江ノ島の海の家の上にLoRaWAN基地局を設置、湾内での電波強度の測定を行い、同時に長距離通信の実証実験を行いました。
江ノ島から、44.32kmの熱海でも相模湾を越えて通信が可能でした。
■大容量データ送信試験
センスウェイは、柏の葉キャンパスにおいて、LoRaWANの最大データレート(DR5)242バイトの送信試験を行いました。
この実証実験では、2km以上離れた地点から242バイトの送信が可能でした。この実証実験結果からLoRaWANでの大容量データ通信の応用例として以下のようなユースケースに応用可能です。
■Japan IT Week IoT/M2M展【秋】に出展
センスウェイは、2017年11月8日~11月10日に幕張メッセで開催される Japan IT Week IoT/M2M展に出展します。センスウェイのブースは、7ホールの「19-30」となります。期間中は、各実証実験の御紹介と共に、IoTセンサー機器の実機デモをさせていただきます。ぜひお立ち寄りください。
■ビジネスパートナー様からエンドースメントのご紹介
株式会社スカイアーチネットワークスは、センスウェイ株式会社のLoRaWANの IoT通信プラットフォームの発表を心より歓迎いたします。弊社は、クラウドインテグレーションを通じ本プラットフォーム上でお客様ビジネスの付加価値提供に取り組んで参ります。
株式会社スカイアーチネットワークス 代表取締役社長 江戸 達博
ドローンワークス株式会社は、センスウェイ株式会社のLoRaWANのIoT通信プラットフォームが全国で利用できるようになることを心より歓迎申し上げます。LPWAの中でもLoRaWANの市場はますます増加していく中、IoT/ドローン用の通信インフラの一つとしてLoRaWANの応用を進めるドローンワークスでは、いち早くLoRaWANを応用したドローン関連製品の開発とサービスを展開していきます。「センスウェイ株式会社」の全国サービスがドローン産業の発展に大きく寄与するものと確信を致します。
ドローンワークス株式会社 代表取締役 今村 博宣
株式会社MAGLABは、センスウェイの事業開始を歓迎します。この新しい活動が日本国内のIoT利活用におけるLoRaWAN普及の刺激になると共に、加速につながることを期待します。「リユースPoC」を提供するMAGLABは本格サービス拡大に向けての実証実験実施に支援を行っていくと共に、そこで得た知見を元にユーザーのLoRaWAN利用検証がしやすくなるような実証実験手段を提供していきたいと思います。
株式会社MAGLAB 代表取締役 武市 真拓
第四次産業革命とも言われつつ実態の曖昧だったIoTの自由へのラストワンマイルをつなげる通信ビジネスとしてセンスウェイ社がNo.1企業になることを、実現に向けて突き進む夢を共有すると共に、本日の旅立ちをあらためて心より歓迎をいたします。
ソラリスLLC 代表 江口 美都絵
※各社の社名、製品名およびサービス名は、各社の商標または登録商標です。
【会社概要】
商号 : センスウェイ株式会社
所在地 : 〒103-0023 東京都中央区日本橋本町4-8-16 千城ビル9F
代表者 : 代表取締役 信藤 薫
設立 : 2017年3月
事業内容: LPWA接続サービス及びIoTアプリケーションの企画・開発
資本金 : 1億円(資本準備金含む)
URL : http://senseway.net
プレスリリース添付資料
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