微弱空気でナノフォッグノズル ノズルネットワーク、自動車・医療・美容への応用展開を予定
ノズルネットワーク株式会社(所在地:兵庫県丹波市、代表取締役:麻川 博良)は、手軽な方法で液体を極微粒子にできるノズルの開発に成功いたしました。
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ナノ粒子を含むフォッグ(新開発ノズル)
当社はインターネットで世界のノズルの検索エンジンを無料でサービスする一方、ノズル市場のニーズも情報の上流でキャッチできるシステムも構築しており、手軽に低エネルギーで微粒化できるノズルが求められていることに着目、2008年に液体微粒化の新原理を発見したのをきっかけに研究開発を重ねてきた結果、このたび驚異的な低エネルギー(最低空気圧0.018MPa、最少空気量0.3Nl/min)でも噴霧可能な新原理のノズル開発に成功し、特許を出願いたしました。
このノズルは、人間が吐く息ほどの微弱な空気で液体をフォッグ化することが可能で、従来品とくらべて空気圧 5分の1、空気量 20分の1程度になります。家庭用の美容機器などにも使用されている、手のひらサイズの小型エアーポンプ(電圧4.5V)を利用すれば、大気中で数秒間のうちに蒸発する10μm以下のフォッグが容易に得られます。
このノズル技術を医療、美容、精密塗装等のフォッグ関連機器に利用すれば、省エネ化、抵コスト化、小型化、ポータブル化等に役立ちます。当面、当社はこの技術によるノズル製品の販売は行わず、自動車メーカー、大手家電メーカー、医療関係機関等のユーザーからこの技術をもとに特注ノズルの受託試作と技術ライセンスの供与を考えております。
また同社が実験で撮影した噴霧画像には、現状技術では大掛かりな装置を必要とする1μm以下(タバコの煙は約0.2μm)のナノ粒子も含まれていることが分かりました。今後さらに研究開発を続け、このナノ粒子が乾電池程度のパワーで大量に得られるようになれば、自動車エンジンへの応用や医療、バイオテクノロジーの研究等、多くの分野での貢献が期待できます。
【ノズルネットワーク株式会社 会社概要】
本社 : 兵庫県丹波市柏原町柏原766-1
設立 : 2001年5月24日
代表 : 代表取締役 麻川 博良(あさかわ ひろよし・65歳)
資本金 : 9,800万円
主な株主: 財団法人ひょうご産業活性化センター 他
営業品目: 特殊ノズル受託開発、世界のノズル製品販売、
Webノズル検索サービス
URL : http://www.nozzle-network.co.jp/
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