信州小諸 日本百名山「浅間山」5月12日山開き 登山に見立てた「8つの源泉」を紹介するマップもスタート
~標高差1,400mの多彩な温泉を「湯覇」しよう~
一般社団法人 こもろ観光局(理事長:花岡 隆)は5月12日(土)、浅間山のシーズン幕開けとなる「山開き」と「記念登山」を行います。
日本百名山でもある標高2,568mの浅間山は、上信越高原国立公園にも指定されている自然豊かな山。かつては、神仏習合の修験の山として修験者たちが登拝してきた霊験あらたかな山でもあります。現在、浅間山は火口周辺への立ち入りは禁止されているものの、1,000種を超える高山植物、高山蝶、野生動物などを目当てに、数多くの登山者たちが訪れています。
また、今年から登山を模した「小諸温泉山まっぷ」を制作し、登山者をはじめとした観光客に無料配布しています。市内の多彩な温泉をすべて網羅し紹介することで、小諸の温泉の認知拡大と利用促進を図っていきます。
「八つの源泉・一〇の温泉~小諸温泉山まっぷ」詳細
http://komoro-tour.jp/blog/onsen/
■小諸市は浅間山唯一の登山口
登山コースは2つあり、天狗温泉 浅間山荘を起点として圧巻の浅間山(前掛山)を目前に臨む「賽の河原」まで至る「火山館コース」と、車坂峠を起点として花の百名山「黒斑山」から浅間山を一望できる「黒斑コース」。これらの登山コースでは、浅間山特有の火山性地質や地形がつくり出す標高3,000m級の景観を味わえます。また、外輪山の「蛇骨岳」「仙人岳」「鋸岳」などへ足を延ばすことも可能で、切り立った瓦礫の道を抜けた先には大迫力の浅間山が待っています。
■山開きを盛り上げるイベント多数、小諸駅から無料の送迎バスも運行
山開き前日の11日(金)には山の平穏と登山者の安全を祈願する神事を執行。当日12日(土)は天狗温泉 浅間山荘前でのセレモニー後、自由登山での「記念登山」が実施されます。「不動の滝」「かもしか平」などを通って「賽の河原」まで行く往復5時間程度の基本登山コース上には、浅間山特有の自然や風景が広がります。
山荘前では、「大浅間火煙太鼓による演舞」や「お神酒・トン汁の振舞い」、「小諸商工会議所青年部による物販」なども行われ、浅間山に到来した登山シーズンの始まりを盛り上げます。参加者は山荘の無料駐車場を利用できるほか、小諸駅からは無料の送迎バスも運行されます。
■登山者の安全を守るシステム「MAPS実証実験」も実施
山開き当日は、一般財団法人全国山の日協議会による「MAPS(*)実証実験および山開きキャンペーン」も実施されます。
今回の「MAPS実証実験キャンペーン」では、登山口の特設ブースで、出発前に「コンパスアプリ」を使って登山届を出し、アプリをダウンロードしていることを示すと、「日清チキンラーメン」1食がプレゼントされます(先着360名)。この実証実験キャンペーンは浅間山のほか、6月には鳥取県大山夏山登山道、烏ヶ山ルートでも実施されます。
* MAPSとは…
登山者自動位置確認システム:Mountain Automatic Positioning System
登山道に設置された電子モジュールと登山者のスマートフォンにダウンロードされたアプリが更新し合い、登山者に対する歩行確認や各種情報の発信を行う仕組みのこと。
■天狗温泉 浅間山荘オーナーが語る山開きへの熱い想い
浅間山の玄関口として、長年にわたって多くの登山者を迎えてきた天狗温泉 浅間山荘・代表の山崎 幸浩さんは、今年の山開きに向けた想いを次のように語ります。
「浅間山は日本有数の活火山だからこそ、その安全への取組は日本でもトップクラス。安心して登っていただきたいです。山頂までは行けませんが、記念登山のコースでもある賽の河原から望む浅間山本峰は圧巻です。いまだからこそ見られる山の姿や春の風景をぜひ味わってください。また、天狗が浸かったため真っ赤な泉質になったとの伝説をもつ天狗温泉の赤湯は、筋肉痛にも効能があります。下山後に、温泉で疲れを癒すのも登山の楽しみの一つです」
■温泉マップを作成し、登山客・観光客の利用促進
2018年4月、こもろ観光局では、登山客や観光客に温泉を楽しんでもらうためのガイドマップ「八つの源泉・一〇の温泉~小諸温泉山まっぷ」を作成しました。このマップでは、絶景露天風呂、赤湯、りんご風呂といった、標高差1,400mの市内にある温泉の数々を「温泉山」に見立て、これを「湯覇」してもらうことをコンセプトに8つの源泉と10の温泉を紹介しています。
そのなかで、「ランプの宿 高峰温泉」は、NIKKEIプラス1の「何でもランキング『絶景に浸る 雪見の温泉宿10選』」でも全国第6位に数えられています(2017年12月10日)。2,000mの高原にある温泉から見える抜群の景色は、多くの温泉ファンの心を捉えています。
「八つの源泉・一〇の温泉~小諸温泉山まっぷ」詳細
http://komoro-tour.jp/blog/onsen/
【浅間山開き2018 概要】
日程:2018年5月12日(土)8:00~(雨天決行)
※神事は前日11日(金)13:30から(自由参加)
場所:天狗温泉 浅間山荘前(浅間山登山口)
■スケジュール
8:00~ 山開きセレモニー
8:30~ 記念登山開始(自由登山)
~15:00頃 天狗温泉 浅間山荘前での物品販売、
トン汁の振舞い(なくなり次第終了)等
【基本登山コース】
浅間山登山口→一の鳥居→二の鳥居→火山館→湯の平口→賽の河原(往復約5時間程度)
※2018年4月1日現在、噴火警戒レベル「2」のため、前掛山までは登れず、賽の河原分岐点までの登山となります。
■イベント
・芦原中学校吹奏楽部による演奏
・「大浅間火煙太鼓」による演舞
・お神酒、トン汁の振舞い
・小諸商工会議所青年部による物販 など
■小諸駅からの無料送迎バス(千曲バス)
小諸駅 7:20発 → 天狗温泉 浅間山荘前 8:00着
天狗温泉 浅間山荘前 15:00発 → 小諸駅 15:40着
■浅間山荘に無料駐車場有り
敷地内に駐車場がありますのでご利用ください
【MAPS実証実験キャンペーン・参加手順】
1) オンライン登山届サービス「コンパス」で登山届を提出
2) スマートフォンに「コンパス」アプリをダウンロード
https://www.mt-compass.com/app.php
3) アプリにログインし提出中の計画から「登山スタート」ボタンを押して登山開始
4) GPSとBluetoothによって、MAPS設置の道標を通過するとスマホが周辺情報を自動受信
5) 下山後は下山通知ボタンを押して終了
【小諸市内の源泉】
■布引1号泉・布引2号泉
「温まりの湯」として知られる源泉。入浴することで、皮膚に塩分が付着し、汗の蒸発を防ぐため、保温効果がよくなり、湯冷めしにくい。神経痛、関節性リウマチ、冷え性などの症状に効果があります。
・この源泉が楽しめる温泉
あぐりの湯(あぐりの湯こもろ)
こまくさの湯(高峰高原ホテル)
布引温泉(布引温泉こもろ)
■中棚温泉・小諸温泉・菱野温泉
「美肌の湯」としても知られるアルカリ性の源泉。入浴すると肌がつるつるに。湯は柔らかく、なめらかな浴感。癖も少なく、ご家族で楽しめる泉質です。
・この源泉が楽しめる温泉
中棚温泉(中棚荘はりこし亭)
小諸温泉ブルースカイ(小諸グランドキャッスルホテル)
雲の助(菱野温泉 下の湯常盤館)
■菱野薬師の湯
二酸化炭素が溶け込んだ源泉で、血流改善や肌の引き締め効果、冷え性などに効果があるとされています。二代目小諸藩主である仙石忠政の娘が病に冒された際にこの湯につかって治したとされ、これが菱野薬師の湯の由来です。
・この源泉が楽しめる温泉
浮島風呂(菱野温泉 上の湯薬師館)
薬師の湯(高峰マウンテンロッジ)
■天狗温泉
鉄分を多く含む源泉。源泉が湧出して空気に触れると、鉄鉱成分の酸化が進み赤褐色になることから「赤湯」とも呼ばれます。体の芯まで温まり、湯冷めをしにくい泉質です。
・この源泉が楽しめる温泉
天狗温泉(天狗温泉 浅間山荘)
■高峰温泉
「療養泉」として知られる硫黄泉と「美肌の湯」として知られるアルカリ性の性質を持った源泉。硫黄泉が生み出す「湯の花」で白濁した湯は温泉感でいっぱいです。
・この源泉が楽しめる温泉
高峰温泉(ランプの宿 高峰温泉)
【長野県小諸市とは】
長野県小諸市は、人口42,641人(2018年1月1日現在)で雄大な浅間山の南斜面に広がり、市の中央部を千曲川が流れ、標高2,000mから標高600mまで1,400mもの高低差を持ちます。
「懐古園」として知られる小諸城址は、春の桜、秋の紅葉など季節を通し数多くの観光客が訪れています。また、城郭は浅間山の火山灰土が雨で削られた谷を利用しており、城下町よりも低い位置にある日本で唯一の「穴城」として、日本百名城にも選ばれています。文豪、島崎藤村や高濱虚子のゆかりの地でもある「詩情あふれる高原の城下町」です。
小諸市へは、東京から約160km、車で2時間半・電車で約1時間半とアクセス抜群。軽井沢町からは「しなの鉄道」で24分、車で約30分です。
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