除細動機能付き両心室ペースメーカ 「PLATINIUM 4LV SonR CRT-D」販売開始のお知らせ

 当社は、MicroPort CRM(マイクロポートCRM社)製の除細動機能付き両心室ペースメーカ(CRT-D*1)「PLATINIUM 4LV SonR CRT-D(プラティニウム・4LV・ソナー・CRT-D)」及び専用リードである「SonRtip(ソナーチップ)リード」が本年5月24日に薬事承認されたことを受け、同商品の販売を2018年7月9日(月)に開始いたします。


「PLATINIUM 4LV SonR CRT-D」


 CRT-Dは重症心不全の治療に用いる医療機器であり、心臓に電気刺激を与えることで、左右の心房心室を同期させ、心臓のポンプ機能の改善を図る心臓再同期療法(Cardiac Resynchronization Therapy)に用いられます。また、心不全には同期障害だけでなく、心室細動や心室頻拍といった致死性の不整脈を伴うケースも多く、ICD*2と同様に除細動の機能を併せ持っております。


 「PLATINIUM 4LV SonR CRT-D」は、専用の心房リードである「SonRtipリード」と組み合わせて使用することにより、ペーシング間隔を自動調整し、最適な心臓再同期療法の実現に寄与する「Respond CRTシステム」を備えております。本システムでは、「SonRtipリード」の先端に搭載されたマイクロ加速度センサーが心筋の振動をリアルタイムに感知し、継続的に心臓の収縮力を測定いたします。安静時と労作時における測定値を独自のアルゴリズムにより評価し、その結果に基づいて週1回の自動調整を行うことで、最適な心臓再同期療法を実現いたします。


 従来、CRT-Dによる心臓再同期療法では、心エコー検査に基づくペーシング間隔の調整が一般的に行われておりますが、ノンレスポンダーといわれる同期改善が見られない症例が30%程度あると言われております。「RESPOND-CRT」トライアル*3の結果、「PLATINIUM 4LV SonR CRT-D」の「Respond CRTシステム」を使用し自動調整された集団では、心臓エコー検査を使用して調整した集団に比べ、心不全による入院が35%低下したことが報告されております。本臨床試験データは医学誌「European Heart Journal」にも論文掲載されており、「Respond CRTシステム」の優れた臨床性能は学術的にも裏付けられております。


 当社といたしましては、今後も海外メーカーの優れた商品を国内に導入するとともに、医療現場のニーズを迅速かつ的確に反映した自社製品の開発を通して、患者様をはじめ医療現場が求める優れた医療機器を提供できるよう努めてまいります。


*1 Cardiac Resynchronization Therapy- Defibrillator:CRT-D:除細動機能付き両心室ペースメーカ

*2 Implantable Cardioverter Defibrillator:植込み型除細動器

*3 Contractility sensor-guided optimization of cardiac resynchronization therapy: results from the RESPOND-CRT trial. European Heart Journal, Volume 38, Issue 10, 7 March 2017, Pages 730-738,


「PLATINIUM 4LV SonR CRT-D(プラティニウム・4LV・ソナー・CRT-D)」

「SonRtip(ソナーチップ)リード」



■会社概要

社名  : 日本ライフライン株式会社

所在地 : 〒140-0002

      東京都品川区東品川二丁目2番20号 天王洲郵船ビル25F

代表者名: 代表取締役社長 鈴木 啓介

設立  : 1981年2月6日

株式  : 東京証券取引所一部上場(コード番号:7575)

事業内容: 医療用機器輸入・製造および販売

URL   : https://www.jll.co.jp/

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