工学院大学建築学部の学生たちが、地産地消ものづくりで倉庫を製...

工学院大学建築学部の学生たちが、 地産地消ものづくりで倉庫を製作  ~キャンパス内施設の建て替えを通して 実践的に木造建築を学ぶ~

工学院大学(学長:佐藤 光史、所在地:東京都新宿区/八王子市)の学生グループである「K×Kプロジェクト」(ケーケープロジェクト)が、八王子キャンパスに2棟目となる木造建築の「体育授業用具倉庫」を設計・製作しました。地産地消のものづくりとして地元多摩産の木材を活用するなど、学生たちの手でキャンパス内施設の建て替えを行い、実践的に建築学を学んでいます。


八王子キャンパス「体育授業用具倉庫」


【本件のポイント】

●「K×Kプロジェクト」は、工学院大学八王子キャンパス内に点在する古い倉庫を、学生主体で新たな木造建築に建て替える活動を行っており、11月30日(金)に2棟目となる「体育授業用具倉庫」を竣工。

●倉庫は地産地消のものづくりの取り組みとして、地元多摩産の木材を活用して建てられた。工学院大学は近隣の木材供給企業と10年間の間伐材購入協定を締結し、整備を進めている。

●鉄骨造や鉄筋コンクリート造の建物が大半の昨今において、木造建築に触れる機会は減少している。プロジェクトでは林業・製材業の現場や設計・製作活動を通して、より社会的な視点での学びを実現している。



【本件の概要】

工学院大学の学生グループである「K×Kプロジェクト」は、学生プロジェクトのひとつである「WA-K.pro」(ワークプロ)のメンバーで建築学部の1・2年生約15人が中心となり、八王子キャンパス内に点在する老朽化した倉庫を地元多摩産の木材を使用した木造建築に建て替える活動を行っています。11月30日(金)には2棟目の倉庫の建て替えとなる「体育授業用具倉庫」の竣工式が行われました。

鉄骨造や鉄筋コンクリート造の建物が多いなか、木造建築の構造・建設方法などの知識のみを学ぶのではなく、樹木から木材を作る林業・製材業の現場や、設計・製作活動を通して、その過程にある社会的問題なども含めて木造建築への理解を深め、学生が木造建築の新しい可能性を思考するきっかけにもなっています。


本プロジェクトの活動に伴い、株式会社結設計室(代表取締役:関谷 真一、所在地:東京都八王子市)、株式会社東京チェンソーズ(代表取締役:青木 亮輔、所在地:東京都西多摩郡)と10年間の間伐材購入協定を締結しており、地元多摩産の木材を使用することで地産地消のものづくりと、長期的なスパンで近隣企業との産学連携を図ります。


2019年度には、3棟目として工学院大学附属中学校・高等学校に倉庫を建設予定となっています。参加しているプロジェクトの学生たちは、「来年はこれまで以上に現場の方と密に連絡をとり、伝統的な手法を学んでいきたい。そして、これまでの経験で学んだことを後輩に伝えていくことが重要だと思っています。」と次の取り組みに向けて意欲的に語っていました。


◇参考資料 工学院大学「K×Kプロジェクト」による「体育授業用具倉庫」製作の流れ

https://www.atpress.ne.jp/releases/173411/att_173411_1.pdf



工学院大学公式Webサイト: https://www.kogakuin.ac.jp/

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