成功者ほど、デスクにサプリメントを常備!? 会社のデスクは「薬局」だと心得よ 美容家 小林ひろ美さんが指南 賢いサプリ選び、キーワードは『脳腸相関』
脳腸相関LABO.が働く女性のサプリメント利用状況に関して20~49歳の有職者女性735人に調査したところ、年収600万円以上の高年収層ほどサプリメント使用意欲が高い傾向があることがわかりました。
■脳腸相関LABO.調査
年収600万円以上の層は、年収600万円未満の層よりも「デスクにサプリを置いている」比率が高く、年収450万円以上600万円未満の層では16%、450万円未満の層では13%に対し、年収600万円~800万円未満の層では34%(167人中56人)、年収800万円以上の層でも31%(156人中48人)と倍近い事が判明しました。
Q:デスクにサプリメントを置いていますか?
さらに、近年脳血流などへの効果が期待され、健康管理に取り入れる方も増えている「脳に良いサプリメント」への使用意向に関する調査では、年収600万円以上800万円未満の層の81%(104人中84人)が「飲んでいる」ないしは「今は飲んでいないが飲んでみたい」と答えており、年収800万円以上の層でも69%(95人中64人)が「飲んでいる」ないしは「今は飲んでいないが飲んでみたい」と答えています。
Q:「脳にいいサプリメント」を飲みたいですか?
日頃の健康管理や心理状態の管理への意識の高さが所得やキャリア内容へも何らかの影響を与えているのかもしれません。
20代~40代の働く女性 N=735
調査期間:2018年12月25日~28日
本当に必要な成分を必要に応じて摂取できている女性はまだまだ少ないと、美容家 小林ひろ美さんは語ります。「正しい知識を身に着けて、本当に今、そしてこれから必要なサプリメントを見極め、摂取すれば、10年後、20年後の身体や肌の状況にポジティブな影響が出る可能性が非常に大きいです。」
長年美容と健康の管理に携わり、多様なサプリメントの実際の効果を体感・検証してきた小林さんに、30代・40代女性に本当に必要だと実感している栄養素や、自分に合ったサプリメントを選び取る方法について教えていただきます。
【監修】美容家 美・ファイン研究所主宰 小林ひろ美さん
リバイタライズサロン「クリーム」ディレクター 。大学卒業、米国留学の後、語学力と国際的センスを生かした翻訳や輸入業に携わる。91年、母・照子とともに株式会社美・ファイン研究所を設立。
98年にはリバイタライズサロン「クリーム」をオープン。心とからだのバランスを調整し、活力を取り戻すトータルビューティサロンとして、一般女性から女優、政治家へもリラクゼーションを提供する。特に納得の理論と簡単で効果的な美容法は多くの女性の支持を集め、テレビや雑誌を中心に活躍中。企業の商品開発にもコンサルタントとして参加するなど、活動の幅を広げている。
■美容と健康は一部だけをケアしても無駄。心と身体、脳と腸の相関関係にフォーカス
サプリメントは、必要な栄養素だけ補いやすいように、アソートで選んで購入できるように販売されています。しかし、身体の各箇所の機能同士は、「腸」が司ると言われる身体の状態と「脳」や「心」と関連する精神的な状況の相関関係によって健やかになるための信号を送りあっています。
例えば、美肌は「腸」が支えているといっても過言ではないので「腸」を整えることにフォーカスする必要があります。しかし、実は「腸」が健康的に機能していることには「脳」が関係しており、肌荒れの原因が質のいい睡眠が取れていないことによる「脳」の疲労という可能性もあるのです。これからはスキンケアをはじめとした美容ケアも、「脳腸相関」を意識する時代かもしれませんね。
ハイキャリアのエグゼクティブの方は軽い運動や野菜を多めに摂る食生活に、瞑想の時間を持つなど、まさに「脳腸相関」を整えることを意識する方が多いようです。アラサー以上の方々には、そこまで完璧なライフスタイルは遂行できずとも、賢くサプリメントを使って心身のトータルバランスを整えることをぜひ意識してほしいです。そうすれば、50代以上になったときの心身の状態が、必ず変わってきます。
■美容対策につまずいてしまうのは、「脳」が疲れているからかも?
たとえば、甘い物に中毒のように固執してしまい、我慢しようとしても食べてしまう…そういう方は甘い物を摂取したときに感じる一時の至福感に脳が侵されてしまっていると話す医師もいます。そして不用意に甘い物を食べすぎてしまうと、腸内環境が崩れ、元気な気持ちもなくなり、また脳が満たされずに甘い物を欲してしまう。このような悪循環はまさに、「脳腸相関」が崩れている状態、そう表現してもいいかもしれません。
■お肌の状態は「脳腸相関」の通信簿
脳腸相関がバランスを崩すと、お肌の荒れやトラブルにもなります。三食バランス良く食べるのは当然のことですが、疲労やストレスで腸内環境が乱れることに備え、休養・睡眠や、趣味の時間などをもって自分の感性を立て直すことまでトータルに意識して健康管理を。体調管理は「腸がすべて」といっても過言ではないくらい腸内環境の整備を目指すことが大切ですが、これからは心の管理も視野に入れて「脳腸相関がすべて」という時代になるのではないでしょうか。
■自分に合うサプリメントの見極め方
●2、3箱(瓶)を飲み切るまで結果はみえない。必ず2箱は続けて
サプリメントは食品なので、薬品のような劇的な効果を期待すべきではないですが、2、3箱(ないしは瓶)続けて自覚できるものです。自分に合うものを見つけるまで、サプリを続けてみるチャレンジを。
●年々進化する様々な成分やメカニズムは、すぐに否定せず積極的に興味を持って
近年は、毎年画期的な成分や処方が登場しています。長年様々なサプリメントを見てきていますが、効果を実感できる商品が明らかに増えてきている印象を受けます。
「どうせ効かないだろう」と見向きもしないよりも、周囲の美容賢者の方たちに最新成分について聞いてみるだけで、そもそもの知識量も心がけも違ってくるので、美しくなるのは必然です。
●「見て・持ってみて・飲んでみて」ポジティブな気持ちになる形状のものを
サプリメントを選ぶうえで、実は、「パッケージを見て自分が心地いいか」、「それを手でもってみて自分が綺麗になれそうな予感がするか」は意外に重要なのです。パッケージのデザインやフォルムなども含め、そのボトルなどを持った時に「あ、お水もってこよう」と前向きに綺麗になる時間を楽しめることが重要です。
錠剤が大きいサプリメントもありますが、大きな錠剤を飲み込むことがちょっと心の枷になる方は、小さくて飲みやすい形状のものを選ぶほうがいいかもしれません。
■サプリメントを続けるコツ
サプリメントを続けるコツは、「生活導線の中」にサプリメントをおくこと。
キッチンは「家の中の薬局」とよく私は表現しますが、これは、食べるものやサプリメントといったキッチンにおいてあるものこそが、住んでいる方の健康を形作るという意味です。
働く女性が1日のうち多くの時間を過ごすデスクの上もまた、働く女性の薬局といえます。
■小林ひろ美さんオススメの栄養素
●腸内環境を整えるビフィズス菌・乳酸菌
腸内細菌のエサを補うサプリメントはいろいろな種類がありますが、自分の腸に必要だった!と私自身がジャッジする方法は「腸が動くかどうか」。「腸」の環境を整えるサプリメントの場合、数回飲み続けると腸が整ってくるのが自分でわかるはずです。
腸内環境には個人差があり、万人に効果のあるサプリというものはなかなか難しいですが、例えばビフィズス菌、乳酸菌(FK-23菌)・植物性乳酸菌・ガゼリ菌、酵母菌・納豆菌・紅麹菌という代表的な系統のものから試してみて、自分のコンディションに合う菌を探してみましょう。
●アミノ酸は細胞を作るもと。ビネガー
毎日の食事で摂取できれば理想的ですが、そうそう理想的な食事が続くわけではありません。心身ともに健康でいられるためにも、私は日頃から良質なアミノ酸を効果的に摂ることを心掛けています。
私は食後や寝る前等に大さじ1杯程度の「紅芋酢」や「純玄米黒酢」を8倍程度の水で希釈して飲んでいるのですが、お酢を飲むことに抵抗のある方は飲みやすいビネガードリンクから始めてみるのもいいでしょう。仕事の合間や、食後のビューティチャージとしてもおススメです。
●血流を整える、DHA(ドコサヘキサエン酸)
脳血流をはじめ、全身の血流を整えるといわれるDHAはアラサー以降の強い味方です。
20代までのころと比べて、加齢とともに血管などのしなやかさは失われていき、組織も堅くなるといわれているのですが、血管が硬くなることによって、血行不良が起こりお肌の細胞へ栄養が行き渡らなくなったり、症状が進行すると、脳梗塞や心筋梗塞などのリスクも伴ったりする可能性があります。
●代謝の低下に抗うために、進化したダイエットサポート成分、「チャフロサイド-B」
ダイエット成分として最近注目している成分が、緑茶などから摂れる成分「チャフロサイド-B」という新成分。子供時代には多くあっても大人になるに連れ減ってしまうといわれる、鎖骨周辺に僅かにあるといわれる褐色の脂肪細胞。代謝を上げ、体温を上げるのをサポートする脂肪細胞です。
この褐色の細胞を増やす可能性がある成分というのは非常に画期的で興味を惹かれました。
●そのほか、小林先生が注目している成分は?
ビタミンDオイル:免疫に深く関わる栄養素。UVケアが進んだ分、紫外線を浴びることによって作られるビタミンDは不足しがちなので、上手に摂りたいです。
イチョウ葉エキス:昔から高い抗酸化作用やめぐりを高めることで知られているので、アンチエイジングや紫外線によるダメージから肌を守る効果に着目しています。
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