日本初!「とろみ付き飲料」専用サーバーを開発 人手不足の医療・介護現場の作業負担を軽減
~新あいち創造研究開発補助金を活用~ ~5月23日(木)に愛知県知事へ成果報告~
株式会社アペックス(本社:愛知県大府市、代表取締役社長:森 吉平、以下 アペックス)は、2018年10月に発表した「とろみ自動調理機」に続き、医療・介護施設などで提供する「とろみ付き飲料専用サーバー※」を開発しました。(※特許出願中)
本開発にあたっては、愛知県の「新あいち創造研究開発補助金」と「あいち福祉用具開発ネットワーク」を活用し進めていました。この度、市場展開の目途が立ったことから、5月23日(木)、愛知県知事 大村 秀章様と面談する運びとなりました。なお当日、開発にあたりご協力いただいた藤田医科大学学長 才藤 栄一様もご同席いただきます。
■製品の特長
「とろみ付き飲料専用サーバー」は、医療・介護施設の作業負担軽減、ならびにとろみ付き飲料の品質の安定化を目的に開発された製品で、一度で最大2リットルの調理が可能です。中身原料についてはニュートリー株式会社の技術協力を受け、専用のとろみ材を使用しています。とろみをつけるための撹拌作業(とろみ調整)を自動化することで、安定した物性(テクスチャー)の飲料を提供できます。とろみは、嚥下機能に応じて、薄いとろみ、中間のとろみ、濃いとろみの三段階から選べ、最大8パターンのとろみ付き飲料をワンボタンで提供することができます。
■開発の背景
とろみ付き飲料は、飲み込みが難しい方の誤嚥を予防する目的で、医療機関や介護保険施設をはじめ、サービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホーム等で提供されています。通常各施設では、飲料にとろみ材を加えスプーン等で撹拌し、とろみの程度を調整する調理を手作業で行っています。短時間で一度に大量のとろみ付き飲料を作らなければならず、職員の負担が大きい現状です。あいち福祉用具開発ネットワークが行った調査では、日常業務における課題として、食事の準備・介助・片付けに負担を感じている施設が多いことが判明しています。
アペックスでは、慢性的な人手不足が深刻化している医療・介護施設での作業負担を軽減するため、とろみ作りに人的労力を必要としない本サーバーの開発に至りました。本開発を通して、医療・介護現場への新しいリソースの提供を狙い、新しいビジネスモデルの構築を目指すとともに、加齢や脳血管疾患等により低下する嚥下機能に配慮し、誤嚥リスクを軽減するためのサービスを提供。誰でもどこでも何歳になっても、「最高の一杯、最高のひととき」を楽しむ一助となるよう取り組んでまいります。
■今後の展開
これまで大府市内の指定介護老人福祉施設の協力でテスト運用を行っておりました。機能改善・向上を行ったうえで、2019年10月からの本格展開を目指します。
■5月23日愛知県知事との面談詳細
<日時>
2019年5月23日(木)13:45~14:15
※終了後、同会場にて質疑応答の時間を設けております。(アペックスが対応)
<場所>
愛知県公館
〒460-0001 愛知県名古屋市中区三の丸3丁目2-3
(最寄駅:名古屋市営地下鉄名城線 市役所駅)
<出席者>
愛知県 知事 大村 秀章様
愛知県 経済産業局長 伊藤 浩行様
愛知県 経済産業局産業部長 岡田 守人様
藤田医科大学 学長 才藤 栄一様
株式会社アペックス 代表取締役社長 森 吉平
株式会社アペックス 常務取締役 事業統括本部 本部長 布施 幸治
株式会社アペックス 執行役員 事業統括本部 本部長代理 小泉 千尋
株式会社アペックス 開発室 商品開発室長 石原 豊史
■株式会社アペックス 会社概要
自動販売機オペレーター業界のリーディングカンパニー。半世紀以上にわたり「最高の一杯、最高のひととき」を届けるために最高の商品を追求しています。北海道から鹿児島まで全国7万台の自動販売機を通し、コーヒーなどの飲料を販売。自動販売機の設置から運営管理までトータルサポートを行います。
本社 : 〒474-0053 愛知県大府市柊山町2丁目418番地
事業内容 : 飲料の自動販売機による中身商品の販売、カフェサーバー事業、
レストランの経営
Webサイト: http://www.apex-co.co.jp/
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