最先端の光学技術・画像処理技術を結集し監視カメラ市場に参入 世界最望遠(*1)800mmまでの焦点距離をカバーする光学40倍ズームを実現 レンズ一体型の遠望監視カメラ「FUJIFILM SX800」新発売
高い防振性能や最短0.3秒の高速・高精度AFなどで、遠方の対象物を鮮明な映像で瞬時にとらえる
富士フイルム株式会社(社長:助野 健児)は、最先端の光学技術と画像処理技術を駆使して開発した、レンズ一体型の遠望監視カメラ「FUJIFILM SX800」(以下、「SX800」)を2019年7月26日に発売します。「SX800」は、世界最望遠800mmまでの焦点距離をカバーする光学40倍ズームが可能な高性能「FUJINON レンズ」を搭載。高い防振性能、最短0.3秒の高速・高精度AF、優れた陽炎・霞軽減機能も実現しており、遠方の対象物を鮮明な映像で瞬時にとらえることができる画期的な監視カメラです。
富士フイルムは、本製品の発売を機に監視カメラ市場へ新規参入し、さらなる事業拡大を図っていきます。
◆詳細はWebページをご覧ください。
⇒ https://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_1449.html?link=atp
現在、安心・安全な社会の実現に向けてセキュリティに対する意識が高まっています。さらに最近では、国際情勢が変化するなかで、国境のみならず、空港や港湾をはじめとする大規模な公共施設・設備でも、遠方を監視できる遠望監視カメラの導入が進んでいます。しかし、従来の遠望監視カメラは、「強風による揺れの影響を受けやすい」「ピントを合わせるのに時間がかかる」といった課題があります。このような中、富士フイルムは、4K/8K対応の放送用レンズやシネマカメラ用レンズなど幅広いレンズ製品の開発で培った独自の光学技術と、デジタルカメラ「Xシリーズ」などで採用している最先端の画像処理技術を駆使し、従来の遠望監視カメラが抱える課題を解決する画期的な製品の開発に取り組んでいます。
今回、その第一弾として発売する「SX800」は、焦点距離20mm~800mmをカバーする光学40倍ズームが可能な遠望監視カメラです。最大1.25倍のデジタルズームとの組み合わせにより、焦点距離1000mm相当の遠望監視を実現するため、約1km離れた車のナンバープレート(*2)をとらえることができます。また、独自開発の防振機構を搭載し、映像のブレをタイムラグなく的確に抑制することができます。さらに、リアフォーカス方式(*3)などを採用することで、最短約0.3秒の高速・高精度AFを実現。このほか、高速画像処理エンジンなどにより、陽炎・霞を検出してリアルタイムで補正することも可能です。国境や森林をはじめ、空港、港湾、高速道路といった大規模な公共施設・設備での監視用途に最適です。
富士フイルムは、放送用レンズやシネマカメラ用レンズなど「FUJINON」ブランドの各種レンズの研究開発・製造・販売に取り組んでいます。また、世界初の「屈曲型二軸回転機構レンズ」を搭載した超短焦点プロジェクター「FUJIFILM PROJECTOR Z5000」(*4)を発売しプロジェクター市場に参入するなど、事業領域の拡大を進めています。今後も、市場ニーズに応える画期的な製品を開発し続けることで、さらなる事業成長を図っていきます。
*1 レンズ一体型の遠望監視カメラとして。2019年7月23日現在。当社調べ。
*2 ナンバープレートの一連指定番号(4桁の数字)をとらえることが可能。
*3 後群の小口径レンズを高速で駆動させるフォーカス方式。
*4 レンズを上・下・前・後・左・右の向きに切り替えることができ、本体を動かさずにさまざまな方向へ投写することができるプロジェクター。
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