災害現場など電波が届かないエリアでも 携帯電話通信を可能にする“移動通信中継局”を共同開発
ブルーイノベーション株式会社(本社:東京都文京区、社長:熊田 貴之、以下ブルーイノベーション)と、京セラ株式会社(本社:京都市伏見区、社長:谷本 秀夫、以下京セラ)は、ドローン分野での新たなソリューションとして、ドローンを利用した“移動通信中継局”を共同開発することに合意しましたので、お知らせいたします。
“移動通信中継局”は、災害現場などの携帯電話の電波が届かないエリアにおいて、通信中継局機能を持つ複数のドローンを飛行させることで、平常時と同じように携帯電話での通信を可能にします。ドローン内の通信ユニットが通信エリアを判断し、自動で通信網を形成することが可能です。
ブルーイノベーションが提供する、複数のドローン・ロボットを遠隔で制御し統合管理を可能にするBlue Earth Platform(BEP)等のシステム・プラットフォーム技術と、京セラが通信機器事業で培ってきた無線通信技術を融合させ、共同開発してまいります。
なお、本開発品は、1月7日~10日の間、米国ラスベガスにて開催されるCES2020のブルーイノベーションブースにて参考展示しております。今後、LTE網や5G網での通信環境の構築実証を重ね、法令改正状況にあわせ、2021年度中の商用化を目指し、開発を進めてまいります。
移動通信中継局搭載ドローン 参考展示品
移動通信中継局 シミュレーター操作イメージ
※国土地理院地図を加工して作成
■開発における各社の役割
◆ブルーイノベーション:
移動通信中継局システム中のバックエンドシステム(サーバー対応)、フロントエ
ンドシステム(画面インターフェース)の構築
◆京セラ:
ドローン中継局に搭載するLTE網、5G網の構築ができるセルラー通信ユニットの
開発
■Blue Earth Platform(BEP)とは
ブルーイノベーションが開発する、ドローンの属性情報、各種センサーから得られるデータを一元的に統合管理し、AI、ブロックチェーンを活用した最適業務が遂行できる基盤プラットフォームです。BEPの詳細はホームページをご覧ください。
https://www.blue-i.co.jp/advantage/bep/
■京セラ株式会社 概要
代表者:代表取締役社長 谷本 秀夫
設立:1959年4月1日
URL:https://www.kyocera.co.jp/
事業内容:ファインセラミックス、半導体部品、電子部品、情報機器、通信機器、
太陽電池、医療関連製品などの開発、製造、販売。
■ブルーイノベーション株式会社 概要
代表者:代表取締役社長 熊田 貴之
設立:1999年6月10日
事業内容:ドローンパイロット支援事業、法人向けサービス事業、公共向けサービス
事業など。複数のドローン・ロボットを遠隔で制御し、統合管理するため
のベースプラットフォームであるBEPを基軸に、点検、警備、物流、教
育・安全、エンターテインメントの5つの分野でサービス展開。
- カテゴリ:
- 技術・開発
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