交通機関に影響があるような悪天候時、 経営層・人事の96%は「社員を無理に出社させなくていい」 BIGLOBEが「悪天候時の出社に関する意識調査」を発表 ~悪天候時に「出社したことがある」会社員は6割、 通勤時間は普段の2倍に~
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BIGLOBEは、「悪天候時の出社に関する意識調査」を実施しました。交通機関に影響が出るような悪天候(台風、大雨、大雪など)の際の出社に関する意識を聞いたもので、本日、調査結果を発表します。
本調査は、東京23区に電車で通勤する20代~50代の男女1,000人を対象にアンケート形式で実施しました。なお、それぞれの年代カテゴリは250人ずつ、性別カテゴリは125人ずつ抽出しています。調査日は2019年12月23日~12月25日、調査方法はインターネット調査です。
【調査結果のトピックス】
1.悪天候でも出社したことがある人は6割、通勤時間は約2倍に
東京23区に電車通勤する男女1,000人に1年以内の「交通機関に影響が出るような悪天候の際に出社したことがあるか」を質問したところ、「出社したことがある」(62.1%)、「天候が回復してから出社した」(15.5%)という結果に。「出社したことがある」と回答した人の通勤時間は、通常の約2倍となった。また、悪天候時に出社しなかった人(22.4%)のうち、8割近くが「業務に差し支えなかった」、「通常通り仕事ができた」と回答した。
2.悪天候時に出社した理由は当然だと思ったからが最多。会社としての判断に期待
悪天候時に出社した理由を質問したところ、「悪天候時でも出社するのが当然だと思ったから」(32.6%)が最多で、「重要な仕事があったから」(31.1%)、「上司や同僚が出社するだろうと思ったから」(22.5%)と続いた。
悪天候の際の出社に関するルール・方針について質問したところ、「ルールがあり運用されている」と回答したのは3割程度で、「ルールがあっても運用されていない/ルールがない/知らない」との回答が7割弱という結果に。
悪天候時の会社の対応について期待することは、「会社から在宅指示が出る」が6割以上、「非常時におけるリモートワークの体制・整備」が4割を超えた。
3.経営層・人事の96%は悪天候時に社員が無理な出社をしなくてもいいと考えている
経営層・人事担当者50人に「悪天候時に社員を無理に出社させなくていいと思うか」と質問したところ、「そう思う」(66.0%)、「ややそう思う」(30%)と賛意を示す人が96%に。理由は「怪我の心配」(77.1%)、「社員に無駄な時間を使わせるから」(52.1%)で、社員との意識のギャップが明らかになった
【調査結果詳細】
1.悪天候でも出社したことがある人は6割、通勤時間は約2倍に
東京23区に電車通勤する男女1,000人に「直近1年以内に交通機関に影響が出るような悪天候(台風、大雨、大雪など)の際に、出社したことがありますか」と質問したところ、「覚えていない」と回答した46人を除く954人の回答は「出社したことがある」(62.1%)、「天候が回復してから出社した」(15.5%)、「出社したことがない」(22.4%)となった。全体の7割以上が最終的に悪天候時でも出社したことがわかった。
なお、「悪天候の際に出社したことがある」と回答した592人の通勤時間を質問したところ、通常の通勤時間は平均53.6分、悪天候の際は平均102.3分と約2倍の時間を要したことがわかった。
悪天候時に出社したことがないと回答した214人に業務への影響を質問したところ、「日程を調整するなどして支障はなかった」(54.7%)、「在宅で通常通りに仕事ができた」(17.8%)、「在宅で会社にいる時よりも効率よく仕事ができた」(5.6%)など、8割近くが “業務に差し支えなかった/通常通り仕事ができた” と回答。その一方で、「休業したことで機会損失があった」(8.4%)、顧客・取引先から苦情があった(1.4%)など、1割弱が業務に影響があったとの回答があった。
2.悪天候時に出社した理由は当然だと思ったからが最多。会社としての判断に期待
悪天候時に出社した理由を質問したところ、全体では「悪天候時でもどうにかして出社するのが当然だと思ったから」(32.6%)が最多で、「重要な仕事があったから」(31.1%)、「上司や同僚が出社するだろうと思ったから」(22.5%)と続いた。
年代別で見ると、50代は「悪天候でもどうにかして出社するのが当然だと思ったから」(44.1%)と突出していることが明らかに。30代に限ってでは「重要な仕事があったから」(35.8%)が最多となった。
自身が勤務している会社に交通機関に影響が出るような悪天候の際の出社に関するルール・方針があるかと質問したところ、「ルール・方針はない」が42.3%で最多となり「ルール・方針があり、運用されている」の33.8%を上回った。また「わからない・知らない」という回答も14.4%あった。
回答者のうち経営者を除いた社員988人に対し、悪天候時にどのようになれば無理に出社せずに済むと思うか質問したところ、「会社から在宅指示が出る」が61.8%で最多に。続いて「非常時におけるリモートワークの体制・整備」41.7%、「就業規則で非常時における出社ルールを明確化する」31.9%となった。
3.経営層・人事の96%は悪天候時に社員が無理な出社をしなくてもいいと考えている
経営層・人事担当者50人に「悪天候時に社員を無理に出社させなくていいと思うか」と質問したところ、「そう思う」(66%)、「ややそう思う」(30%)とで賛意を示す人が96%に。
「無理に出社させなくてもいいと思う」と回答した48人にその理由を尋ねたところ、「社員の怪我・体調不良が心配だから」が77.1%、次いで「社員に無駄な時間を使わせるから」が52.1%となり、「悪天候時でも出社するのが当然だと思ったから」と思う社員との意識のギャップが明らかになった。
※本調査レポートの百分率表示は四捨五入の丸め計算を行っており、合計しても100%とならない場合があります。また複数回答可の設問があるため、合計100%を超える場合があります。
■調査概要
・調査名 :悪天候時の出社に関する意識調査
・調査対象:東京23区に電車・地下鉄で通勤する会社員。
インターネットを利用する方のうち、
スマホを所有する20代~50代の男女1,000人
・調査方法:インターネット調査
・調査期間:2019年12月23日~12月25日
BIGLOBEでは、悪天候時の出社について「交通混乱時の出勤ポリシー」を定めています。首都圏の鉄道の多くが運休となる場合や、従業員の安全な通勤が困難となる場合にメール等で自宅待機の指示を行います。自宅で業務を行っている時間などは通常の勤務時間として扱われます。
交通機関に大きな乱れが予測される際、混乱中の通勤により社員が苦痛を受けることを避けるとともに、交通混雑の緩和に貢献するものです。
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