清里フォトアートミュージアム(K・MoPA)が2つの企画を用意 ヴァーチャル美術館・展覧会のご案内
館長 細江英公より新型コロナウイルス感染防止に向ける対応とメッセージ
清里フォトアートミュージアム(所在地:山梨県北杜市、略称 K・MoPA=ケイモパ)の館長、細江英公でございます。
現在、世界は新型コロナウイルスの脅威に晒されています。犠牲となられた方々に衷心よりご冥福をお祈り申しあげますとともに、ご遺族の方々には謹んでお悔やみ申しあげます。また、現在闘病中の方々には一日も早いご回復をお祈り申しあげます。
さらに昼夜を分かたず最前線で尽力されておられる医療従事者や関係者の方々に、心からの感謝と敬意を表したいと存じます。今、みなさまお一人おひとりが生命を守り、社会、未来を守るために外出を自粛し、感染予防に取り組んでおられることと存じます。
清里フォトアートミュージアム(K・MoPA)も、当面の間、臨時休館とさせていただいております。
K・MoPAの基本理念の第一は、「生命(いのち)あるものへの共感」です。私たちは、写真をとおしてすべての生命を慈しむことに思いを馳せ、写真家が作品に込めた生命の息吹を、一人でも多くの方に感じていただきたいと考えています。そこでこのような状況下で、私たち美術館に何ができるのかと考え、SNSを通じて写真の世界に触れ、楽しんでいただけるよう、ホームページに2つの企画をご用意いたしました。一日も早く世界がこの危機を脱却することを祈り、みなさまへのご案内とさせていただきます。
■ヴァーチャル美術館・展覧会のご案内
1. 開催予定の「2019年度ヤング・ポートフォリオ展」の全作品を公開
URL: https://kmopa-yp.com/ (収蔵年度で探す→2019)
開催(予定)の展覧会の全展示作品136点を、当館の、上記データベースで公開中です。世界の青年の熱い思いに触れていただきたいと思います。
同時に、ヤング・ポートフォリオによって開館以来25年にわたり収蔵した世界の青年の作品も、自由に閲覧いただけます。時代や世相の変化、文化の多様性、作家の個性を感じていただければと思います。
2.「2019年度ヤング・ポートフォリオ展」の展示風景を3本の動画にまとめ公開中
URL: https://www.kmopa.com/?cat=23
■「ヤング・ポートフォリオ」とは
K・MoPAは本年開館25周年を迎えます。開館以来毎年継続してきたのが「ヤング・ポートフォリオ」です。これは写真を通じて世界の青年を育成する文化貢献活動で、世界の35歳までの写真家の作品を公募-選考-展覧会開催-永久保存しています。今まで世界77カ国、10,508名、137,252点の応募作品の中から、802名、6,165点の作品を永久保存しています。こうした活動は世界で他に類を見ません。
ヤング・ポートフォリオの作品は、若い写真家の生きた証そのものです。すぐれた芸術家は、青年期に自己の個性を確立し、新たな時代を切り拓いてきました。私たちは、芸術における青年の価値を世に問いたいと思っております。
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