6000人が回答!「副業」実態調査 ー『エン転職』ユーザーアンケートー
半数が副業希望するも、勤務先の副業容認度は27%に留まる。 新型コロナウイルスの影響により、副業への意欲が増した方が多数。
人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営する利用者満足度No.1(※)日本最大級の総合転職支援サービス『エン転職』 ( https://employment.en-japan.com/)上で、ユーザーを対象に「副業」についてアンケートを実施し、6,325名から回答を得ました。以下、概要をご報告します。
※2020年オリコン顧客満足度調査「転職サイト」ランキング総合1位( https://life.oricon.co.jp/information/310/ )
調査結果 概要
★ 副業希望者は49%と、昨年より8ポイントアップ。新型コロナウイルスの影響で、意欲が高まった方が多数。一方、就業先の容認度は27%に留まる。
★ 副業の希望理由、第1位は「収入アップ」。昨年よりも「失業したときの保険」が増加傾向。
★ 副業を経験してよかったこと、第1位は「副収入が得られた」。希望が叶った方が多数。
★ 副業で不安なこと、トップ3は「手続きが面倒」「本業への支障」「過重労働による体調不良」。
調査結果 詳細
1:副業希望者は49%と、昨年より8ポイントアップ。新型コロナウイルスの影響で、意欲が高まった方が多数。一方、就業先の容認度は27%に留まる。(図1~図3)
24%、やや希望している:25%)と回答。「現在お勤めの会社では、副業は認められていますか?」と伺うと、27%が「認められている」と回答。約半数が副業を希望する一方、容認していない企業が多いことがうかがえます。
「新型コロナウイルスの感染拡大を受け、副業への意欲は高まりましたか?」と伺うと、53%が「副業」への意欲は高まった」と回答。具体的なコメントもあわせて紹介します。
【図1】現在、副業を希望していますか?
【図2】現在お勤めの会社では、副業は認められていますか?(離職中の方は、直近お勤めの会社について、お答えください)
【図3】新型コロナウイルスの感染拡大を受け、副業への意欲は高まりましたか?
「副業への意欲が高まった」と回答した方
・オンラインで出来る仕事の幅が広がり、それを有効利用できる可能性が高くなったため。(23歳男性)
・元々興味はあったが、コロナの影響でより働き方について考えるようになりました。(24歳女性)
・景気が悪くなったときにボーナスに大きく響くので、いざと言うときの貯蓄用に副業をしておきたい気持ちが強くなった。(25歳女性)
「変わらない」と回答した方
・収入が増えることに興味はあるが、会社がコロナの影響をどちらかと言うと良い意味で受けている為、給金面で下がるようなことは無かったので。(23歳男性)
・コロナ禍でも変わらず仕事があるから。(25歳女性)
「副業への意欲が下がった」と回答した方
・コロナ前までは副業も考えていたが、コロナのせいで本業さえも安定しないため。(28歳女性)
・毎日感染者の数が増え続けている現状を考えると、副業などの選択肢を考えられない。(33歳男性)
2:副業の希望理由、第1位は「収入アップ」。昨年よりも「失業したときの保険」が増加傾向。(図4)
副業希望者に、希望する理由を伺ったところ、昨年の本調査と同様に「収入を増やしたい」(88%)が最多でした。「失業したときの保険」は22%と、昨年より8ポイント増加。新型コロナウイルス感染拡大以降、将来の仕事の不安を抱く方が多いことがうかがえます。
【図4】副業を「非常に希望している」「やや希望している」と回答した方にお聞きします。副業を希望する理由を教えてください。(複数回答可)
3:副業を経験してよかったこと、第1位は「副収入が得られた」。希望が叶った方が多数。(図5、図6)
副業経験の有無を伺ったところ、34%が「経験がある」(現在している:12%、過去に経験がある:22%)と回答しました。昨年と比較すると、2ポイントの上昇。副業経験がある方に経験してよかったことを伺うと、第1位は「副収入が得られた」(82%)でした。副業に期待する収入増が実際に叶った方が多いことが分かりました。他にも、「人間関係が広がった」(30%)、「知見・視野が広がった」(30%)という回答が目立ちました。中には「コロナ禍で出勤ができず、知人に紹介してもらい在宅でできる副業を始めた」と、新型コロナウイルスの影響が伺える回答も。具体的なコメントもあわせて紹介します。
【図5】今までに副業のご経験はありますか?
【図6】副業を「現在している」「過去に経験がある」と回答した方にお聞きします。副業を行なって、良かったことを教えてください。(複数回答可)
「副収入が得られた」と回答した方
・コロナ禍で出勤ができず知人に紹介してもらい在宅でできる副業を始めた。(26歳女性)
「人間関係が広がった」と回答した方
・本業をこなしてからのお仕事は正直しんどかったですが、そこでは人間関係も広がり今の彼と出会いお付き合いするようになりました。(28歳女性)
・同世代の人と会話したり、美意識が高まった。(30歳女性)
「知見・視野が広がった」と回答した方
・勉強をする時間が増えたことで、顧客との会話の幅がひろがった。収入不安が少し解消されたことでポジティブに生活ができている。(33歳男性)
「新しいスキルが身についた」と回答した方
・副業をすることで、色んな職種を経験することにより視野が広がった。また両立をする計画性や効率術を身に付けられ、結果的にスキルアップに繋がりました。(28歳女性)
4:副業で不安なこと、トップ3は「手続きが面倒」「本業への支障」「過重労働による体調不良」。(図7)
副業の不安を伺ったところ、第1位は「手続きや税金の処理が面倒」(52%)でした。「20万円以上稼いでたので確定申告がめんどくさかった」(28歳女性)、「本職ですら、怪我したりした時に労災をめぐってトラブルになったから」(35歳女性)など、副業をする上で必要な対応や制度理解を懸念に感じている方が多いようです。
第2位は「本業に支障が出そう」(37%)でした。 「現在の会社では副業は難しそうなので、もしやるとしたら会社バレが怖いです」(31歳女性)「今の会社では具体的に副業可能か記載がなく、また副業可能かどうか聞くことで、転職の気があるか悟られないかが不安です」(27歳女性)など、本業の職場での印象や変わらず成果を出し続けられるか不安な方が多いことが分かりました。
第3位は「過重労働で体調を崩しそう」(36%)でした。「今の仕事で精一杯です。日曜日しか休みがないので副業は考えたこともありませんでした」(23歳女性)など、本業と副業のスケジュール調整、労働時間のバランスを不安視していることがうかがえます。
【図7】副業をする上で不安に感じる点を教えてください。(複数回答可)
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