一般財団法人日本聖書協会新理事長に石田 学を選出
一般財団法人日本聖書協会(東京都中央区銀座4-5-1)理事会は1月14日付で、新理事長として石田 学(いしだ まなぶ)を選出しました。
■一般財団日本聖書協会 総主事 具志堅 聖からのコメント
「日本聖書協会理事長は1996年12月から24年にわたり大宮 溥(おおみや ひろし)が務めてきましたが、今回の理事長選出は、2020年12月17日付で大宮旧理事長が理事を退任したのに伴って行われたものです。理事長の任期は2023年度第1回評議員会(2022年12月予定)終了までの2年です。なお、今回の新理事長選出に合わせて、日本聖書協会書記は、風間 義信、小海 光の両氏が再任されました。今後も日本聖書協会の活動に対し、皆さまの祈りとご支援をお願い申し上げます。」
1. 石田 学 新理事長 略歴
1953年生まれ(67歳)。
1978年 :オリベット・ナザレン大学(米国、イリノイ州)神学部卒業(B.A.)。
1981年 :シカゴ大学神学院卒業(M.A.)。
1992年 :ウェスタン神学大学卒業(Th.M.)。
2004年 :ウェスタン神学大学卒業(D.Min.)。
1982-1985年:日本ナザレン教団小山伝道所牧師。
1985年 :日本ナザレン教団小山教会牧師(現在に至る)。
1987-1995年:日本ナザレン神学校講師。
1989-1998年:女子聖学院短期大学非常勤講師。
1990-1991年:東洋英和女学院短期大学非常勤講師。
1995-1997年:日本ナザレン神学校助教授。
1997年 :日本ナザレン神学校教授(現在に至る)。新約学、教会史、教理史、宣教学、説教学。
1997-2002年:浦和短期大学非常勤講師。倫理学、宗教学。
1998年 :聖学院大学非常勤講師(現在に至る)。キリスト教概論、キリスト教と歴史形成。
2002-2007年:浦和大学非常勤講師。現代人と宗教、キリスト教と文化。
2003年 :日本キリスト教協議会教育部理事長(現在に至る)。
2005年 :日本宣教学会会員・理事(現在に至る)。
2007-2011年:日本ナザレン教団書記理事。
2011-2015年:日本ナザレン教団理事長。
2015年 :日本ナザレン神学校校長(現在に至る)。
2010-2016年:日本聖書協会評議員。
2017年 :同理事(現在に至る)。
▼『聖書 聖書協会共同訳』(2018年)に関して
2008-2009年:日本ナザレン教団派遣による共同訳事業推進計画諮問会議議員
2010-2017年:『聖書 聖書協会共同訳』検討委員。
▼著・訳書
1991年 :M・ユージン・オスターヘーベン『教会の信仰―プロテスタント・キリスト教の歴史的展望』(共訳)すぐ書房
1994年 :『平和を生きる ― 第二次大戦下における日本ナザレン教団の責任についての告白解説』日本ナザレン教団社会活動委員会
1997年 :エドガー・J・グッドスピード『古代キリスト教文学入門―使徒後時代からニカイア公会議まで』(訳)教文館
2002、2003年:フスト・ゴンサレス『キリスト教史 上巻・下巻』(訳)新教出版社
2004年 :『日本における宣教的共同体の形成―使徒信条の文脈的注解』新教出版社
2012年 :『宣教ってなんだ?―現代の課題と展望 (現代の教会を考えるブックレット 3)』(共著)キリスト新聞社
2017年 :フスト・ゴンサレス『キリスト教思想史I』(訳)新教出版社
2017年 :『キリスト教思想史 II』(訳)新教出版社
2018年 :『エフェソ書を読む:釈義と説教』新教出版社
2020年 :『キリスト教史 下巻 増補新版:宗教改革から現代まで』新教出版社
ほか。
2. 石田 学 新理事長 理事長就任にあたってのコメント
「日本聖書協会の理事長に選ばれ、半ば途方に暮れる思いでいます。しかし、理事長職を引き受けるべきかどうか考えている際に、妻が、神様のお召しだから、それでよいのでないか、と言ってくれました。聖書協会はエキュメニカルな組織であり、エキュメニズムは自分の関心事なので、その点で少しでもお役に立てればと思っています。」
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