環境保護団体「清(すが)し有田佐田沖環境保全会」と、 里地里山の保全・再生の取組に関する協定書を締結しました
京セラ株式会社のグループ会社である京セラドキュメントソリューションズ株式会社(社長:安藤 博教、以下 京セラドキュメントソリューションズ)の三重玉城工場(工場長:西村 俊紀)は、三重県の玉城町役場にて、環境保護団体「清し有田佐田沖環境保全会※1」と里地里山の保全・再生の取組に関する協定書を締結しましたので、お知らせいたします。
京セラドキュメントソリューションズは、2020年から環境保全活動の一環として「清し有田佐田沖環境保全会」が推進しているビオトープ再生活動に参加しています。このたび、三重県が推進している農山漁村の活性化事業「三重のふるさと応援カンパニー推進事業」にビオトープ再生活動が認定されたことから、三重県知事と玉城町長を立会人とする協定書が締結されることになりました。
活動参加当初の谷津田※2は、機械化に対応できず作業が過酷であるなどの理由から、10年以上放置され、伏流水が常時浸みだす環境下でハンノキやササ類が繁茂する湿地帯となっていました。現在は除草・間伐や植物の植え付け、水路の整備などの活動の結果、ビオトープとして順調に整備が進んでいます。また、2018年から始まった生物調査の結果、絶滅危惧種としてレッドリストに登録されている希少動植物※3の生息が多数確認されました。今後、希少動植物の研究や環境学習の場としての活用などが期待されることから、ビオトープの再生と並行して、子どもたちが安全に環境に配慮して学習できるように、湿地帯に材木を組んだ歩道の整備を進めています。
京セラドキュメントソリューションズは、今後も環境に配慮した製品の提供とともに、持続的な発展をめざす環境活動と地域に根差した社会貢献活動に注力してまいります。
玉城町役場で行われた協定締結式の様子
左から、辻村玉城町長、西村 京セラドキュメントソリューションズ三重玉城工場長、
大藪会長(清し有田佐田沖環境保全会)、太田三重県伊勢農林水産事務所長(三重県知事代理)
※1:三重県度会郡玉城町の11集落のエリアで広域的に活動している組織で、主に、農地・水路などの地域資源の保全管理や、地域や学校・福祉施設等と連携した農村環境保全活動などに取り組んでいます。
※2:谷地にある田んぼのこと
※3: 絶滅危惧2類
植物:マツカサススキ、ミズトラノオ
生物:モートンイトトンボ、ホトケドジョウ、クロゲンゴロウ
準絶滅危惧
植物:ミズギボウシ
生物:ミドリシジミ、シマゲンゴロウ
(三重県レッドデータブック2015より)
除草作業の様子
材木を組んだ歩道整備の様子
除草され、歩道が整備された様子
ビオトープとして整備された田んぼ
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