AI外観検査パッケージソフトを提供開始
HOYAデジタルソリューションズ株式会社(東京都中野区、代表取締役 シバリ・フェルナンド)は、 AI技術を活用した外観検査パッケージソフトウェア「Voyance Inspector」(ボヤンス インスペクター)の提供を開始しました。
●Voyance Inspector とは
当社では 2017年より「AI技術を活用した外観検査システム構築支援サービス」を提供してまいりました。「目視で行っている外観検査に、AI技術を取り入れたい」「しかし具体的に、どのように取り組んでいいかわからない」という課題を抱えたお客様に対し、AIエンジンの選定やモデル構築のほか、AIの学習や判定に使用する画像の撮像システムの構築や、判定/推論を行うアプリケーションの製造ラインへの組み込み、お客様のAI習熟サポート、および追加学習を含む保守運用サポートまで、多種多様なサービスを提供しております。
さまざまなお客様の現場で共通して利用される「AIモデルの世代管理」「評価結果のグラフ出力」「閾値調整」などの機能は、これまでもサービスの一環として、パッケージ化しご提供して参りました。今回は、さらにそこに「AIモデルの新規開発機能(標準AIモデル搭載)」「最適化調整済みモデルのエクスポート機能」、およびエッジ側の機能として単体で使用可能な「判定アプリケーション」等を追加し、「AI外観検査パッケージソフトウェア Voyance Inspector」として新たにリリースします。
●Voyance Inspectorの特長1 大量のデータがなくてもAIモデル作成が可能
AI技術の活用で一番最初にハードルとなるのは、学習用画像の作成です。大量の画像データを準備するのは、お客様の大きな負担となってしまいます。Voyance Inspector では、少量の画像でも学習が可能となる「標準AIモデル」を搭載しています。また、良品画像データのみでの学習を可能とするモデルや、AIが誤判定したデータを用いて再教育するモデル等、今後の多くの機能強化が予定されています。
●Voyance Inspectorの特長2 運用に必須なデータ管理等の機能をフル装備
追加学習を行った際のデータセット・AIモデル・評価結果データの紐づけや、モデルの世代管理、複数の評価パラメータ調整結果の管理等、AI外観検査の運用を開始した後に必要となる様々な機能を標準で網羅しています。エッジ側の判定アプリケーションも、運用状況に合わせたパフォーマンスチューニングを含むカスタマイズが可能です。
●Voyance Inspectorの特長3 オンプレ、クラウドのいずれにも対応
トライアルではクラウドサービスを使ってクイックに試行、本導入ではオンプレミスで生産ラインに組み込む等、用途に合った形態でご導入頂くことが可能です。
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