嵐電北野線 全駅のバリアフリー対応が完了しました
帷子ノ辻駅バリアフリー対応工事が竣工、 これにより、嵐電北野線は全駅バリアフリー対応が完了しました。
京福電気鉄道株式会社 (本社:京都市中京区、社長:大塚憲郎) が施工してきた帷子ノ辻駅のバリアフリー対応工事がこのたび竣工し、これにより嵐電北野線(帷子ノ辻~北野白梅町間。帷子ノ辻駅を含め10駅)は全駅でバリアフリー対応が完了しました。
弊社は、撮影所前駅の新設によるJR嵯峨野線太秦駅との乗継利便性の向上(2016(平成28)年4月1日)、北野白梅町駅のリニューアルによる京都市バスとの結節機能の強化(2020(令和2)年3月20日。駅舎は2021(令和3)年3月25日供用開始)、各駅のバリアフリー対応など、北野線における交通ネットワークの強化と、より安全に安心してご利用いただける駅施設づくりを進めてきました。帷子ノ辻駅は2011(平成23)年3 月、構内踏切整備等によりホーム間移動の段差解消・乗継円滑化を図りましたが、今般、車両との段差解消や視覚障がい者誘導用ブロック設置等を行いバリアフリー対応が実現しました。
工事期間中、ご利用のお客様にはご不便をおかけいたしましたが、工事への温かいご理解ご協力を賜りましたことに厚く御礼を申し上げます。
今後は嵐山本線で、バリアフリー非対応駅のバリアフリー化を順次進めていく予定です。
昨年2020(令和2)年、おかげさまで嵐電嵐山本線は開業110年、北野線は開業95年を迎えることができました。節目の年を迎え、これまで以上に安全・安心な嵐電を目指し、全社を挙げて取り組んでまいります。
○帷子ノ辻駅改修工事の概要
・バリアフリー対応工事(車両との段差解消を図るためのホーム嵩上げ、ホーム高さの変更に伴うスロープ延長、視覚障がい者誘導用ブロック(内方線付き点状ブロック)敷設)と、プラットホーム補修工事
・今回の改修工事にあたっては、国の鉄道施設総合安全対策事業費補助、京都府及び京都市の鉄道軌道安全輸送設備等整備事業として、これらの補助を受けて実施いたしました。
上)ホーム整備が完了した
帷子ノ辻駅
内方線付き点状ブロック設置
車両との段差解消
以上
【ご参考】
○京福電気鉄道嵐山線
嵐山本線(四条大宮~嵐山間7.2km。1910年3月25日開業)
北 野 線(帷子ノ辻~北野白梅町間 3.8km。1925年11月3日部分開業、1926年3月10日全線開業)
○嵐電北野線バリアフリー非対応駅のバリアフリー化の経緯
バリアフリー対応工事の実施年度と実施駅は以下の通りです。
2000年度:妙心寺駅、 (2016年度:撮影所前駅(新設))、2017年度:常盤駅、2018年度:龍安寺・等持院駅、2019年度:北野白梅町駅、2020年度:鳴滝・宇多野・御室仁和寺駅、2021年度:帷子ノ辻駅
※ 上記バリアフリー対応工事と並行し、北野線常盤駅~等持院・立命館大学衣笠キャンパス前駅間の7駅に、駅周辺の自治会・社会福祉協議会や警察・消防など関係行政のご協力のもと、地域の安全・安心にかかわる情報やお知らせなどを掲出していただける「駅コミュニティボード」を設置しました。地域の皆様やご利用のお客様に、情報面でもお役に立てる駅を目指しています。
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