noteのアクセシビリティ向上のため、 スクリーンリーダーによる読み上げをカイゼンしました
メディアプラットフォームnoteは、スクリーンリーダーが読み取れる情報の修正や追加を行い、読み上げによって機能を理解したり操作が可能になったりする箇所を増やしました。視覚障害のある方にも画面の内容がより伝わりやすくなります。
このカイゼンは、4月7日(水)の[「note7周年 事業発表会」]{https://note.jp/n/n86b40aafc37c}で発表した、noteのアクセシビリティ向上のための取り組みのひとつです。noteはクリエイターの環境や心身の条件に関係なく、だれもが創作を楽しめることを目指しています。ほかにも、色覚特性やロービジョンや上肢障害など、今回とは異なる方向でアクセシビリティを必要とするケースにおいてもカイゼンを実施していきます。
このカイゼンは、4月7日(水)の[「note7周年 事業発表会」]{https://note.jp/n/n86b40aafc37c}で発表した、noteのアクセシビリティ向上のための取り組みのひとつです。noteはクリエイターの環境や心身の条件に関係なく、だれもが創作を楽しめることを目指しています。ほかにも、色覚特性やロービジョンや上肢障害など、今回とは異なる方向でアクセシビリティを必要とするケースにおいてもカイゼンを実施していきます。
※スクリーンリーダー
画面の表示内容とキーボードからの入力内容を音声で読み上げるソフト。WindowsやMac、iOSやAndroidなど、多くのパソコンやスマートフォンのOSに標準で搭載されています。
画面の表示内容とキーボードからの入力内容を音声で読み上げるソフト。WindowsやMac、iOSやAndroidなど、多くのパソコンやスマートフォンのOSに標準で搭載されています。
スクリーンリーダーに関する5つのカイゼン
1. ヘッダー箇所から検索操作が可能に
これまでは、検索窓に何か入力したときに表示されるクリエイター候補や「全体を検索」の箇所にキーボードのフォーカスが当たっていませんでした。これらをボタンとして認識するようカイゼンし、スクリーンリーダー利用時でも、検索窓から全体検索やクリエイターの記事絞り込みなどの検索操作ができるようになりました。
2. アイコンの一部が日本語で読み上げられるように
これまでは、アイコンのみで表示しているボタンの読み上げが、そもそも読み上げられなかったり、読み上げが英語になっていたり、アイコンの見た目を表現した読み上げになっていたりと、分かりにくい記述の箇所がありました。今回、検索アイコン、通知アイコン、メニューなど、アイコンが配置されている箇所の一部が日本語で読み上げられるようになりました。
3. 目次の見出しレベル変更+キーボード操作が可能に
これまでは、記事タイトルがh1なのに目次の見出しレベルがh4であり、文書構造として適切ではありませんでした。また、目次の各項目にキーボードフォーカスを合わせることができず、キーボードで操作できませんでした。これを、見出しレベルをh2に修正し、また各項目にキーボードフォーカスが合うようにし、スクリーンリーダー利用時も正しく操作できるようになりました。
4. アカウント設定ページでチェックボックスが操作可能に
アカウント設定ページの各設定項目に対して、スクリーンリーダーではチェックボックスの存在がわからず、操作できない状態になっていました。今回この点を改善し、各項目のチェックボックスの状態をスクリーンリーダーで認識し、オン/オフすることも可能になりました。
5. 本文内の見出しをh3からh2に変更
これまでは、記事タイトルがh1なのに、本文内見出しはh3になっており、見出しレベルが1から3に飛んでしまっていました。この本文内見出しをh3からh2に変更することで、スクリーンリーダー利用時も文書構造が理解しやすくなりました。この変更が適用されるのは新規作成分のみになりますが、作成済みの記事についても自動的にアップデートをかける予定です。
アクセシビリティ向上の背景
noteのミッションは「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」。クリエイターの環境や心身の条件に関係なく、だれもが創作を楽しめることを目指しています。そのためにアクセシビリティの向上は不可欠です。
まず、note社内でアクセシビリティカイゼンチームを立ち上げたほか、外部の専門家にも協力していただいています。ウェブアクセシビリティに関する書籍を出版し、ウェブアクセシビリティ基盤委員会 WG1委員としても活動されている伊原力也さんに協力いただき、社内でアクセシビリティに関する勉強会も行いました。他にも、スクリーンリーダーを使用している方たちへのインタビューをスタートしました。今後も、使い心地の変化などを率直にお伺いし、今後の機能開発に役立てていきます。
今回のカイゼンは第一歩にすぎません。noteには現在、アクセシブルではない点が多く存在しています。ひとつずつではありますが、だれもが創作を楽しめる環境をつくるため、今後もアクセシビリティの向上に取り組んでまいります。
まず、note社内でアクセシビリティカイゼンチームを立ち上げたほか、外部の専門家にも協力していただいています。ウェブアクセシビリティに関する書籍を出版し、ウェブアクセシビリティ基盤委員会 WG1委員としても活動されている伊原力也さんに協力いただき、社内でアクセシビリティに関する勉強会も行いました。他にも、スクリーンリーダーを使用している方たちへのインタビューをスタートしました。今後も、使い心地の変化などを率直にお伺いし、今後の機能開発に役立てていきます。
今回のカイゼンは第一歩にすぎません。noteには現在、アクセシブルではない点が多く存在しています。ひとつずつではありますが、だれもが創作を楽しめる環境をつくるため、今後もアクセシビリティの向上に取り組んでまいります。
note
noteはクリエイターが文章や画像、音声、動画を投稿して、ユーザーがそのコンテンツを楽しんで応援できるメディアプラットフォームです。だれもが創作を楽しんで続けられるよう、安心できる雰囲気や、多様性を大切にしています。個人も法人も混ざり合って、好きなものを見つけたり、おもしろい人に出会えたりするチャンスが広がっています。2014年4月にサービス開始し、約1500万件の作品が誕生。会員数は380万人(2021年3月時点)に達しています。
iOSアプリ:https://itunes.apple.com/jp/app/note-noto/id906581110
Androidアプリ:https://play.google.com/store/apps/details?id=mu.note
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note株式会社
わたしたちは “だれもが創作をはじめ、続けられるようにする。“をミッションに、表現と創作の仕組みづくりをしています。メディアプラットフォーム・noteは、クリエイターのあらゆる創作活動を支援しています。クリエイターが思い思いのコンテンツを発表したり、サークルでファンや仲間と交流したり、ストアでお店やブランドオーナーが商品を販売をしたり、note proを活用して法人や団体が情報発信をしたりしています。コンテンツ配信サイト・cakesも運営しています。
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