第8回「仕事・会社に対する満足度」調査を実施 ニュー・ノーマルな働き方が勤続意欲につながる!
法人会員向けに与信管理ASPクラウドサービスを提供するリスクモンスター株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:藤本 太一、以下 リスモン)は、第8回「仕事・会社に対する満足度」調査結果を発表いたしました。
[調査結果]
(1)勤続希望が上昇傾向に
調査対象者600名に聞いた「仕事・会社に対する勤続意欲」は、「今後も勤め続けたい(以下、勤続希望)」(回答率65.3%)が「勤め続けたくない(以下、退職希望)」(同34.7%)を大きく上回る結果となりました。前回調査と比較して「勤続希望」は1.6ポイント増加しており、第6回調査以降、3年ぶりに増加に転じました。
「勤続希望」と回答した内訳をみると、男女別では男性(同66.3%)の方が女性(同64.3%)よりも勤続意欲が高い結果となりました。また、年代別では20代(同63.0%)から30代(同64.5%)、40代(同68.5%)へと年齢が上がるほど、勤続意欲が高まる傾向が表れています。(図表A)
年収別では、「300万円未満」(同61.6%)における勤続意欲が他の年収層よりも低くなっています。一方、前回調査と比較すると、「300万円未満」と「300~500万円」で勤続意欲がそれぞれ5.8ポイント上昇しており、低・中収入層における勤続意欲の上昇がうかがえます。(図表B)
さらに、勤続意欲を世代別、年収別に集計したところ、「20代・500~800万円」(同52.9%)、次いで「30代・300万円未満」(同43.9%)、「20代・800万円以上」(同42.9%)における退職希望が強い様子が表れる結果となりました。(図表C)
(2)安定性を求める声が増加
「勤続希望」の理由を尋ねたところ、1位「安定した会社だから」(回答率36.7%)、2位「やりがいのある仕事だから」(同32.1%)、3位「職場の立地や設備がいいから」(同24.2%)となりました。前回調査から1位と2位が入れ替わり、「安定した会社だから」が1位となりました。
男女別・年代別においても、「30代」を除くすべての属性で「安定した会社だから」がトップとなっており、社会情勢が影響しているものと考えられます。(図表D)
「退職希望」の理由を尋ねたところ、1位「給料が低いから」(同43.8%)、2位「仕事にやりがいがないから」(同31.3%)、3位「人間関係がうまくいっていないから」(同18.8%)となりました。「給料が低いから」は、第1回調査から継続して「退職希望」理由の1位であり、給料が勤続意欲に強く影響していることが表れています。(図表E)
(3)「ニュー・ノーマルな働き方」に満足!
2020年3月から2021年3月までの直近1年間で、新たな働き方(ニュー・ノーマル)に変化したと感じるかについて調査したところ、「変化を感じない」(同67.7%)が「変化を感じた」(同32.3%)を大きく上回り、「ニュー・ノーマルな働き方」を感じている人は3人に1人に留まる結果となりました。
年代別では、「変化を感じた」は、「20代」(同38.5%)、「30代」(同33.5%)、「40代」(同25.0%)となり、若い年代ほど、「ニュー・ノーマルな働き方」を実感している様子がうかがえます。(図表F)
さらに、「ニュー・ノーマルな働き方」と「勤続意欲」を調査したところ、「ニュー・ノーマルな働き方」を感じている人の約8割が「勤続希望」(同78.9%)と回答しており、新たな働き方に取り組んでいる会社は、従業員の勤続意欲が高いといえます。(図表G)
また、直近1年間でニュー・ノーマルに変化したと感じた人を対象に、新たな働き方の満足度について調査したところ、「満足」(同77.3%)、「不満足」(同22.7%)となり、約8割の人が満足している結果となりました。ニュー・ノーマルに変化したと感じた人のうち、「従来の働き方に戻してほしい」は6.7%であり、ニュー・ノーマルな働き方を体感している大半の人は新たな働き方に好感をもっている様子がうかがえます。(図表H)
「変化を感じた」と回答した人にニュー・ノーマルな働き方のメリットについて調査したところ、1位「通勤時間の減少」(同41.2%)、2位「無駄な飲み会の減少」(同33.0%)、3位「残業時間の減少」(同28.9%)、4位「働く場所の選択肢の増加」(同28.4%)、5位「自分の時間や家族との時間の増加」(同25.3%)となりました。「テレワーク(在宅勤務)」や「残業時間の制限」によるメリットが大半を占め、時間的メリットを強く感じていることが表れる結果となりました。(図表I)
[総評]
不安定な社会情勢において、新年度を迎えたビジネスパーソンの仕事や会社に対する勤労意欲を調査したものが「第8回仕事・会社に対する満足度」調査です。
本調査によれば、3人に2人が現在の勤務先に「今後も勤め続けたい」と考えていることが分かりました。男女別・性別いずれも「勤続希望」が前年よりも増加しており、現在勤めている会社に対する帰属意識の高まりがうかがえます。
「勤続希望」の理由は、「安定した会社だから」がトップとなり、前回1位の「やりがいのある仕事だから」を上回りました。また、「300万円未満」や「300~500万円」の低・中収入層において、前回調査から「勤続希望」が大きく上昇しており、不安定な社会情勢の中で、やりがいよりも安定性を求め、高い給料が得られなくても今の会社に勤めたいと考える人が増加している様子がうかがえます。
また、労働において「ニュー・ノーマルへの変化」を体感している人の9割超が「従来の働き方に戻さないでほしい」と回答しています。約8割が「勤続希望」であることから、「テレワーク(在宅勤務)」の導入を中心に「ニュー・ノーマルな働き方」が高い満足度を得ている様子がうかがえます。
現下の不安定な社会情勢で、従業員の勤続意欲に上昇傾向がうかがえますが、会社としては、従業員の自主的なモチベーション向上に期待するだけではなく、現在の状況を従業員の満足度向上の好機と捉え、業績の安定を達成しつつ、「働き方改革」や「ニュー・ノーマルへの対応」の推進によって、さらなる勤続意欲向上に繋げることが求められています。
※本編はダイジェスト版です。詳細な内容は、以下掲載サイトよりご覧いただけます。
https://www.riskmonster.co.jp/rm-research/
■リスモン調べ動画
今回発表の調査結果について、「仕事・会社に対する満足度」動画を作成しました。2人のコメンテーターの掛け合いによる解説をお楽しみいただけます。
掲載サイトよりご覧ください!
[実施概要]
・調査名称 :第8回「仕事・会社に対する満足度」調査
・調査方法 :インターネット調査
・調査エリア:全国
・期間 :2021年3月23日(火)~3月25日(木)
・調査対象者:20~49歳の男女個人 600人
・有効回収数:600サンプル
■リスモン調べとは
リスモンが独自に調査するレポートのことです。これまでリスモンでは企業活動関連の調査として他にも「100年後も生き残ると思う日本企業調査」「環境への配慮が感じられる企業調査」や「この企業に勤める人と結婚したいアンケート調査」などを発表しており、今後も「企業活動」に関するさまざまな切り口の調査を実施することで、企業格付の更新に役立てていくとともに、情報発信を行うことで新しい調査ターゲットの創出、新サービスの開発などに取り組んでいます。
掲載サイトはこちら: https://www.riskmonster.co.jp/study/research/
■リスモンの概要(東京証券取引所第二部上場 証券コード:3768)
2000年9月設立。同年12月よりインターネットを活用した与信管理業務のアウトソーシングサービス、ASPサービス事業を開始しました。以来、法人会員向けビジネスを要にサービス分野を拡大し、各事業部門・子会社(与信管理サービス、ビジネスポータルサイト(グループウェアサービス等)およびBPOサービス)ごとに取り扱うサービスについて包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。
リスモングループ法人会員数は、2021年3月末時点で13,154(内、与信管理サービス等6,798、ビジネスポータルサイト等3,185、その他3,171)となっております。
ホームページ: https://www.riskmonster.co.jp/
図表A 第8回「仕事・会社に対する満足度」調査/勤続意欲(n=600/単一回答)
図表B 第8回「仕事・会社に対する満足度」調査/勤続意欲×年収(n=600/単一回答)
図表C 第8回「仕事・会社に対する満足度」調査/勤続意欲×世代×年収(n=600/単一回答)
図表D 第8回「仕事・会社に対する満足度」調査/勤め続けたい理由(n=391/複数回答)
図表E 第8回「仕事・会社に対する満足度」調査/勤め続けたくない理由(n=218/複数回答)
図表F 第8回「仕事・会社に対する満足度」調査/「ニュー・ノーマルな働き方」(n=600/単一回答)
図表G 第8回「仕事・会社に対する満足度」調査/「ニュー・ノーマルな働き方」×勤続意欲(n=600/単一回答)
図表H 第8回「仕事・会社に対する満足度」調査/「ニュー・ノーマルな働き方」×満足度(n=194/単一回答)
図表I 第8回「仕事・会社に対する満足度」調査/「ニュー・ノーマルな働き方」×メリット(n=194/複数回答)
プレスリリース添付資料
- カテゴリ:
- 調査・報告
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- 社会(国内) ビジネス全般 その他ライフスタイル
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