工学院大学ソーラーチームと附属中高自動車部が ソーラーカーレースに参戦
工学院大学(学長:伊藤 慎一郎、所在地:東京都新宿区/八王子市)ソーラーチームは、8月8日~11日に大潟村ソーラースポーツライン(秋田県南秋田郡大潟村)で開催される「ワールド・グリーン・チャレンジ」に参戦し、5度目の優勝を狙います。
工学院大学附属中学校・高等学校自動車部は、工学院大学ソーラーチームの監修のもと、7月30日~31日開催「FIA Electric & New Energy Championship ソーラーカーレース鈴鹿 2021」に初出場します。高校生たちの手でレース完走を目指します。
■工学院大学ソーラーチーム、センサーフュージョン技術で優勝目指す
工学院大学ソーラーチームは、「100年後の未来を考えた地球の持続的利用」を理念に掲げる学生プロジェクトで、車両の開発・設計から製作、レースでの走行までを学生主体で行っています。産学連携で次世代モビリティの研究から、レースでの実践までを一貫して行うことで、クリーンエネルギー分野の技術革新・社会実装に取り組んでいます。
「ワールド・グリーン・チャレンジ」は世界大会に準拠したレギュレーションで、1周25kmのコースを3日間で合計25時間走る国内最長の耐久レースです。チームは過去4回の優勝歴があり、今大会では同チームが持つ最多周回数の51周を破り、大会新記録を目指します。
ソーラーカーレースでは、運転技術や車体性能以上に、エネルギーマネージメントによるレース戦略が、勝利の鍵を握ります。レース中に生み出される太陽エネルギーには限りがあり、天候にも左右されます。エネルギーが尽きてしまう可能性もある中、発電量を正確に把握し、速度を上げて勝負に出るタイミング、エネルギーを節約するタイミングを見極めることが重要です。
工学院大学ソーラーチームは、スポンサー企業である英弘精機株式会社(以下EKO、代表取締役社長:長谷川 壽一、所在地:東京都渋谷区)より、日射計や気象センサーなどの環境計測機器、センシング技術の支援を受けます。気象情報や日射強度、発電量など、複数のセンサーから得られるデータを独自のアルゴリズムを組んで総合的に解析する「センサーフュージョン」で大会新記録を目指します。単一のデータでは得られない高度な認識機能で、正確・精緻な予測を実現するこの解析技術は、チームの開発の拠点である「総合研究所 ソーラービークル研究センター」の研究成果です。
●「ワールド・グリーン・チャレンジ」WEB サイト: http://www.wgc.or.jp
●工学院大学ソーラーチーム特設サイト : https://www.kogakuin.ac.jp/solar/
■工学院大学附属中学校・高等学校自動車部、「ソーラーカーレース鈴鹿」に初出場
工学院大学附属中学校・高等学校自動車部は、7月30日~31日開催「FIA Electric & New Energy Championship ソーラーカーレース鈴鹿 2021」(三重県鈴鹿市)のドリームクラスに初出場します。F1日本グランプリ、鈴鹿8耐など数々の歴史を刻んできた国内最高峰のレーシングコース、鈴鹿サーキットに高校生が挑みます。多くの大学や社会人チームが出場するソーラーカーレースで、完走を目指します。
車両のボディは、工学院大学ソーラーチームの支援を受けて製造しました。車両内部のパーツの多くは、工学院大学ソーラーチームの指導のもと、高校生たちが自ら大学内の設備を利用して製作しています。大学内の施設「ものづくり支援センター ふらっと」で加工機械を利用したパーツの製作や、制御回路の製作など、実践を通して高度な技術を学んでいます。ドライバーも高校生が務めるため安全対策にも力を入れています。次世代の科学者・エンジニアの卵として、大学生や大学の最新設備から刺激を受けながら、レースに向けて準備を進めています。
●FIA Electric & New Energy Championshipソーラーカーレース鈴鹿 2021WEBサイト:
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