ダイナソー小林(小林快次)、作家・万城目学推薦!!NHK子ど...

ダイナソー小林(小林快次)、作家・万城目学推薦!! NHK子ども科学電話相談でおなじみ、 田中康平初の書き下ろしエッセイ『恐竜学者は止まらない! ――読み解け、卵化石ミステリー』が発売!

株式会社創元社(所在地:大阪府大阪市、代表取締役社長:矢部敬一)は、科学エッセイ『恐竜学者は止まらない!――読み解け、卵化石ミステリー』を2021年8月23日(月)に発売いたしました。


書影『恐竜学者は止まらない!――読み解け、卵化石ミステリー』


●ダイナソー小林こと小林快次さん、作家・万城目学さん推薦!!

小林快次さん(北海道大学総合博物館教授)

「一流の恐竜研究者のレシピここにあり!恐竜から鳥へ引き継がれる命と進化に迫る!!」


万城目学さん(作家)

「卵が先か、恐竜が先か。恐竜研究の最前線の風景を日本語で真っ先に読める時代が来た!」



●NHKラジオ「子ども科学電話相談」でおなじみの恐竜学者・田中康平、初の書き下ろしエッセイ

著者は恐竜の繁殖行動や子育ての研究を中心に、恐竜の進化や生態を研究する「恐竜学者」。本書は、恐竜学者を目指して北海道に旅立ち、カナダに留学した著者が、恐竜の謎を追い求め、モンゴル、中国、アメリカ、ウズベキスタンと世界を飛び回り、恐竜の行動・生態を解き明かすべく奮闘し続けた青春の日々と現在の研究を、ユーモアを交えて語る、サイエンス・エッセイです。


田中康平(たなかこうへい)/1985年名古屋市生まれ。2008年北海道大学理学部卒業。2017年カルガリー大学地球科学科修了。Ph.D。日本学術振興会特別研究員(名古屋大学博物館)を経て、現在、筑波大学生命環境系助教。


●恐竜学者って、毎日何をして過ごしているの?研究はどうやって生まれて、完成するの?

地道な研究、世界を股にかけた学会のようす、あらゆる人種・世代の人々との異文化間コミュニケーション、知られざる恐竜学者の日常……。ユーモアたっぷりにつづる、恐竜少年が恐竜学者になるまでの道のりは、サイエンス読み物としての面白さはもちろん、夢を叶える冒険物語さながら、ハラハラドキドキの連続。若き科学者の卵である子どもたちから、恐竜ファンの大人まで、楽しめること請け合いです。


「はじめに」より。恐竜研究をしていて、つらいと思ったことは何ですか?

「第3章 イクメン恐竜は卵を抱いたか?」より。「卵殻間隙率」(卵の殻のスカスカ度)から、恐竜の巣のタイプと抱卵行動を推定する研究を、米国古脊椎動物学会で発表

「第4章 中国、恐竜化石ミステリーツアーへようこそ」より。中国のモーレツ恐竜学者、ジュンチャン・ルー博士と卵化石の調査に奔走する

ギネスブックに認定!「第7章 恐竜学者は止まらない!」より。兵庫県丹波市での発掘調査で世界最小の恐竜卵化石「ヒメウーリサス」を発見

著者手書きの書店用POP


●「はじめに」より

「恐竜研究をしていて、つらいと思ったことは何ですか?」

先日、ある中学校のクラスでお話しする機会があった。いろいろな職業の人に質問をぶつけ、生の声を聞いてみる授業だ。新型コロナウィルスの感染が広がる2020年、私はリモート会議で石川県の中学一年生に恐竜研究についてお話しした。画面の中で、生徒たちが礼儀正しく起立、礼、着席する。自然と私の背筋もピンと伸びた。


「つらいと思ったことはまったくありませんヨ。楽しいことならたくさんあります!」


私はそう答えた。未来ある中学生に話を盛っているわけでも、嘘を言っているわけでもない。恐竜研究をしていて、本当に楽しく、つらいと思ったことは一度もないのだ。


では、恐竜研究のどういうところが楽しいのか。本屋さんに行けば恐竜の本がたくさん並んでいるけれど、研究者の生の声を伝えた本は意外と少ない。研究はたいてい、成果しか取り上げられない。その過程にこそ、ドラマがあったりするのに。そこで本書は、恐竜研究がどうやって生まれ、完成するのか、私の研究を例にお話ししたいと思う。


恐竜研究の舞台裏――これは、私が子供の時の疑問でもあった。「大人になったら恐竜研究をするんだ」と勇み立ってみても、外国の砂漠で化石の発掘調査をしている様子以外、イメージが湧かない。そもそも研究者って、毎日いったい何をして過ごしているのだろう。これは、大いにナゾであった。当時、それに答えてくれる本はなかったし、そんな大人も私の周りにはいなかった。でも今なら恐竜研究者の日常について答えることができる。私自身の日常をお話しすればよいのだ。


自分の研究について講演すると、お客さんから「ほほー、まるで見てきたようなことを言いますね」とコメントをもらうことがある。ごもっともだ。タイムマシンを持っていない以上、生きた恐竜を見に行くことはできない。研究者の言っていることが100%正しいとは限らない。そこで私は「研究のすえ、現段階でこれがもっともらしい仮説なのです」と答えることになる。どうしてそういう結論に行き着いたのか。それをお見せするのが本書である。第1章だけは導入として私自身の経験が話の中心だけれど、それ以降の章は研究そのものが主役だ。

出典(「はじめに」一部抜粋)



●オンライントークイベントも開催!

『恐竜学者は止まらない!』刊行記念オンライントークイベント「丸くて硬くて面白い!卵化石への愛が、オンラインでも止まらない!」


本書の刊行を記念して、著者の田中康平先生のオンライントークイベントを開催いたします。なんと破格のワンコインでご参加できます。ぜひどうぞ!


日時  :2021年8月27日(金) 19:00~20:30(オンライン開場18:30)

定員  :100名

会場  :オンラインのみ(zoomウェビナー機能)

     *見逃し配信あり

参加費 :500円(税込)

申込締切:2021年8月27日(金) 18:00

チケット購入ページ: https://peatix.com/event/1972269/view


8/27開催!『恐竜学者は止まらない!』刊行記念オンライントークイベント


●書籍情報

書籍名:恐竜学者は止まらない!――読み解け、卵化石ミステリー

著者 :田中康平

判型 :四六判・並製

頁数 :416頁

定価 :1,980円(税込)

発売日:2021年8月23日(月)

発行所:株式会社創元社



●商品ページ

https://www.sogensha.co.jp/productlist/detail?id=4275



●著者について

田中康平(たなかこうへい)

1985年名古屋市生まれ。2008年北海道大学理学部卒業。2017年カルガリー大学地球科学科修了。Ph.D。日本学術振興会特別研究員(名古屋大学博物館)を経て、現在、筑波大学生命環境系助教。恐竜の繁殖行動や子育ての研究を中心に、恐竜の進化や生態を研究している。恐竜の卵化石を探して、世界中を飛び回る。主な著書に『まどあけずかん きょうりゅう』(共監修、2019年、小学館)、『恐竜の教科書』(共監訳、2019年、創元社)、『恐竜と古代の生き物図鑑』(監訳、2020年、創元社)、『いまさら恐竜入門』(監修、2020年、西東社)、『アメリカ自然史博物館 恐竜大図鑑』(監訳、2020年、化学同人)などがある。NHKラジオ「子ども科学電話相談」の回答者としても活躍中。



●創元社

1892年創業。大阪は御堂筋の近く、本町と淀屋橋の間にある出版社。東京支店は神保町。C・G・ユングや河合隼雄などの心理学書、自己啓発書の原点と言われるD・カーネギー『人を動かす』、マニアック図鑑の先駆けである『世界で一番美しい元素図鑑』、世界一ユニークな単語集『翻訳できない世界のことば』など、人文書から自然科学系まで幅広いジャンルで出版活動を行う。

https://www.sogensha.co.jp



●会社概要

商号  : 株式会社創元社

創立  : 1925年(大正14年)

代表者 : 代表取締役社長 矢部敬一

資本金 : 1,800万円

事業内容: 出版事業、セミナー事業、学会事務局運営、書籍販売

所在地 : <本社>

      〒541-0047 大阪市中央区淡路町4丁目3-6

      <東京支店>

      〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-2 田辺ビル

URL   : https://www.sogensha.co.jp/

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