健康面でも注目 「住まいの断熱」が大切なワケ ~様々な事業を紹介する「積水ハウス ストーリー」の 最新情報を公開~
積水ハウスの様々な事業を紹介する「積水ハウス ストーリー」の公開を開始しました。
お客様の戸建て住宅への想いや、商品開発への想いを、毎回テーマを設定してご紹介します。
第13弾として2月18日に、積水ハウスが提案する、リビングを中心としたリフォーム「いどころ暖熱」を取り入れたご家族についてのストーリーを公開しました。
■日本の家が寒い要因は「住まいの断熱」 健康に影響も
暦の上では春の始まりとされる「立春」が過ぎましたが、まだまだ寒い日が続いています。朝起きて布団から出るのが辛い…と感じる日も多いのではないでしょうか。
実は、朝起きるのがつらいのは、住まいの断熱性能の低さが要因のひとつなのです。
日本は四季があり、季節によって気候が異なり年間の寒暖差が大きい国。しかし、住まいの断熱性能は、世界から遅れを取っていると言われています。
国土交通省の調査でも、日本にある既存の住宅約5,000万戸のうち、現在の省エネ基準(平成28年施行)を満たす断熱性能が備わっている住宅はわずか11%。無断熱などの住宅は全体の30%もあることがわかっています。
断熱性能が低い住宅は、空調効率が悪いなど、エコでないことはもちろんですが、実は、健康への影響も…。一般的によく言われている健康リスクとしては、急激な温度変化によって血圧が急変動する「ヒートショック」があります。そのほかにはどのような健康リスクがあるのでしょうか。
2021年12月に慶應義塾大学などが参加する「暮らし創造研究会」の研究部会が発表した調査(※1)によると、部屋の床付近の室温が暖かい方が高血圧のリスクが低くなっていて、21℃以上ある場合、14℃未満と比べて高血圧のリスクが50%も低下しています。また、子どもの健康についても、部屋が暖かいとアトピー性皮膚炎である確率が低くなることも分かっています。こうした室温の差は住宅の断熱性能によって左右されることから、「住まいの断熱」は健康面でも重要なのです。
(※1)暮らし創造研究会「暖房と断熱が大切」より
https://kurashisozo.jp/heating/index.html
■断熱リフォームと床暖房で高齢の母も年中快適な生活
エコだけでなく、健康までも左右する「住まいの断熱」。
自身の定年退職を機に1人で暮らす母親のMさんと実家で一緒に住むことにしたTさんも、断熱の重要性を感じて実家をリフォームしました。
築40年を超える平屋建ての実家は、建築当時人気だった6畳程度の部屋で区切られた4DKの間取り。ただ最近は、母親のMさん1人ではたくさんの部屋を使うことはできず、家の中央にある洋室だけで過ごしていたそうです。
「私が何をしていても母に目が届くようにすることを考えてリフォームしました。」
そう話すTさんは、母親のことを考え、バリアフリー対応に変更。部屋数を減らし家の中央は大空間のリビングにして、これまでになかった大きな窓とそこからフラットに続くウッドデッキを設置しました。Mさんは、椅子に座ってこの明るいデッキを眺めるのがお気に入りだそうです。
これら内装の大幅リフォームの際に、窓をはじめ、床や天井などの断熱性能を高め、床暖房も採用しました。またリビングの大きな窓からは太陽の光がたくさん差し込むようになりました。おかげで「真冬でも全然寒くない」そうで、リフォーム前は冬には電気毛布や厚着が欠かせなかったのですが、今では必要なくなったそうです。さらに断熱性能が向上したことで、家の中での温度差もなくなり、Mさんがトイレに行くのを嫌がらなくなったといいます。
■コストを抑えたい人は「部分断熱」という選択肢も
断熱性能を高めるリフォームをすることで、家の中の温度差がなくなり快適な暮らしを実現したTさん。部屋どうしの温度差が健康に与える影響もわかっていることから、Tさんのような家全体の断熱のリフォームができるといいですが、やはり気になるのはリフォームにかかる費用ですよね。
家全体のリフォームは敷居が高い…と考える人も「断熱リフォーム」ができるよう、積水ハウスでは、日々の暮らしの中で多くの時間を過ごすリビングを中心としたリフォーム「いどころ暖熱」を提案しています(※2)。住む人の生活スタイルに応じて断熱エリアを決めることで、リフォームのコストを抑えて断熱性能を高めることが可能です。
リフォームを検討の際は、間取りや住宅設備ばかりに目が行きがちですが、家族や自身の健康を意識して、「住まいの断熱」に配慮したリフォームを考えてみてはいかがでしょうか。
(※2)積水ハウスリフォーム「いどころ暖熱」
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