クラウド在庫管理システム、3月2日より対象のAndroidハンディターミナルを拡張

～スマートフォンから防爆ハンディターミナルまで利用可能に～

2022.02.28 10:00

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株式会社インフュージョン(所在地：横浜市)は、主力サービスであるクラウド／SaaS在庫管理システム「在庫スイートクラウド」において、2022年3月2日(水)より、動作条件にあったハンディターミナルの機種指定を撤廃し、対象のAndroidハンディターミナルを拡張します。合わせて、異なるハンディターミナルごとに最適化する新機能を提供いたします。

対象のハンディターミナルが拡張されることで、ユーザーは一般的なスマートフォンから、冷凍や防爆、メディカルモデルなどの特殊端末まで、幅広い選択肢からモバイル機器を選ぶことができます。

「在庫スイートクラウド」では、各現場の特性に合わせたクラウド在庫管理システムを提供し、導入拠点数1,000拠点を目指します。

様々なハンディターミナルが利用可能

■ハンディターミナルのAndroid化と機種指定撤廃の背景

ハンディターミナルは、専用のバーコード読取モジュールを搭載した業務用モバイルデバイスです。

従来、多くのハンディターミナルは小型機用Windowsを搭載していました。しかし2007年にiPhone、2008年にAndroidスマートフォンが登場し、Microsoftは2017年にWindows Mobileからの撤退を表明。それ以来、多くのハンディターミナルがAndroidを搭載するようになりました。

Androidであっても、ハンディターミナルは機種ごとにハードウェアの違いが大きいため、各システムは利用可能な機種を指定することが一般的です。しかし、指定機種だけでは全ての現場のニーズに対応できないという課題があり、ハンディターミナルもスマートフォンと同様、動作条件を満たせばオープンに利用できるようにして欲しいというニーズがありました。そこで、当社では各ハンディターミナルに最適化する新機能を提供し、機種指定を撤廃することとしたのです。

■異なる機種ごとに最適化させる新機能

異なるスマートフォンやハンディターミナルが快適に利用できるよう、以下の新機能をリリースします。

その1. カメラ読み取りのON/OFF

スマートフォンでは必要なカメラ読み取りですが、バーコード読取モジュールを搭載するハンディターミナルでは混乱の原因となります。機種ごとにカメラ読み取りのON/OFFが設定できます。

その2. ソフトウェアキーボードのON/OFF

ハンディターミナルは、テンキーなし／ありでタイプが分かれます。テンキーがないと数量入力時のソフトウェアキーボードが必要ですが、テンキーがあれば画面が見づらくなるため不要です。

機種ごとにON／OFFが設定できます。

その3. フッターボタンの配色

ハンディターミナルにはテンキーの他にファンクションキーも持つものがあります。画面下のフッターボタンはファンクションキーに対応しており、機種によってフッターボタンの色をファンクションキーに合わせることができます。

ハードウェアに合わせてアプリを最適化

■業種・現場に特化した特殊なハンディターミナルの例

(1)冷凍用

-30度で使用でき、結露防止のためのヒーターを内蔵したハンディターミナルです。冷凍倉庫などで利用されます。

(2)防爆用

国内防爆規格を取得したハンディターミナルです。ガス爆発の危険性のある石油コンビナート、化学プラント、発電所などで利用されます。

(3)メディカル用

医療用除菌クロスでの清掃が可能なメディカルプラスチック(DRHs)を採用したハンディターミナルです。

(4)ロングレンジ用

距離3～10m離れても読み取るハンディターミナルです。主にフォークリフトから降りずに運用する際に利用されます。

■在庫スイートクラウドのモバイル向け新動作条件

【モバイル機器】

＜Android(*1)＞

・Android7.0以上

・インターネット接続

・Bluetooth接続

・カメラ付き

・64bit版アプリが動作すること

・バーコードのキー出力(ハンディターミナルのみ)

※全ての端末での動作を保証するものではありません。

※Google Playでのインストールを推奨。*2

＜iOS＞

・iOS 13.0以上

・iPhone／iPod touchに対応。

※iPadはiPhone互換モードで動作します。

【ネットワーク】

・常時接続可能なインターネット回線(1.5Mbps以上の回線を推奨)

・HTTP(ポート 80)及びHTTPS(ポート 443)による、インターネット経由での当社クラウドアプリケーションサーバーへのアクセスが可能なこと

*1. デンソーウェーブ製 BHT-1700/1800シリーズもサポート対象です。

*2. Google Playを経由しないインストールも可能ですが、その場合以下の制限があります。

・アプリのバージョンアップは手動で行う必要があります。

・内蔵カメラによるバーコード／QRコード読取を行うには、初回実行時にGoogle Playの有効化が必要な場合があります。(必須コンポーネントを自動インストールするため)

■「在庫スイートクラウド」について

クラウド／SaaS在庫管理システム「在庫スイートクラウド」はハンディターミナル・スマートフォン(Android・iOS)ともに入力デバイスとして利用が可能。リアルな在庫管理を軸に倉庫・物流センター内において在庫管理・倉庫管理の改善を支援するシステムです。2021年12月時点で、全国500拠点以上の現場で稼働しています。

※「在庫スイートクラウド」の詳細や資料・体験版請求はこちら

https://infusion.co.jp/zsc/