無資格でも入職しやすい電気設備業界の実態が明らかに！～電気設備業界専門の求人サイト『工事士.com』の求人調査レポート～

2022.05.18 10:15

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株式会社H＆Company(本社：東京都港区、代表取締役：佐々木貴志)が運営する電気設備業界専門の求人サイト『工事士.com』 https://koujishi.com/ は、2021年度に求人を掲載いただいた日本全国の電気工事会社様828社を対象に、求人の応募条件について調査をし、レポートを公開しました。

調査の結果から、資格不問求人の割合が【77.1％】、そのうち資格取得支援制度を設けている求人の割合は【75.5％】であり、電気設備業界では、資格を持たない業界未経験の求職者を広く受け入れて入社後に育てていく傾向が高いことが明らかになりました。

■調査結果のポイント

厚生労働省の発表している「一般職業紹介状況」によると、職業計の有効求人倍率(注1)は、コロナ禍前の2020年1月が1.4倍であったのに対し、2022年3月は1.1倍となっている。

このことから、コロナ禍の影響による就職難はいまだ続いていると言えるものの、電気設備業界専門の求人サイト『工事士.com』における2021年度の求人調査によると、資格不問求人の割合が【77.1％】、そのうち資格取得支援制度を設けている求人の割合は【75.5％】となった。

・資格不問で間口を広げ、他業界からの求職者を取り込む

・入社後に資格取得のためのサポートをする

など、資格を持たない業界未経験者を積極的に受け入れ、入社後に育てる傾向が高まっている。

コロナ禍により、全業種としては就職難が続いている傾向にある中で、電気設備業界は未経験者でも入職しやすいと言える。

注1)有効求人倍率

有効求人倍率とは、「求職者1人当たりにつき、何件の求人があるか」を表す指標で、ハローワークの有効求職者数と有効求人数をもとに算出されています。

■調査内容詳細

1┃有効求人倍率の推移

厚生労働省の発表している「一般職業紹介状況」によると、職業計の有効求人倍率は、コロナ禍前の2020年1月の1.4倍に対し、2022年3月は1.1倍と、コロナ禍の影響による就職難は、いまだ続いていると言えます。

職業計と電気工事の職業の有効求人倍率推移(図1)

図1：＜厚生労働省＞一般職業紹介状況(職業安定業務統計)から作成

一方で、電気工事の職業の有効求人倍率を見てみると、2020年1月を境に有効求人倍率は一時減少しましたが、すぐに増加傾向に戻っています。これは、『仕事を探す求職者よりも、働き手が欲しい企業の数が上回っている』ことを表しており、コロナ禍の影響を多少は受けつつも、電気設備業界での求職者の需要は一定して高いということが分かります。

また、2022年3月の職業計と電気工事の職業の有効求人倍率推移を比較すると、電気工事の職業は3.2倍、職業計は1.1倍となり、電気工事の職業が【2.1ポイント高い】結果となりました。

電気設備業界においては有効求人倍率が高い傾向が続いていることから、求職者は引く手あまたの状況となっています。

2┃資格不問・資格取得支援の求人の割合

2021年度に求人サイト『工事士.com』に掲載いただいた日本全国の電気工事会社様828社を対象に求人を調査した結果、資格不問求人の割合が【77.1％】、そのうち資格取得支援制度を設けている求人の割合は【75.5％】という結果となりました。