「Gビル天神西通り01」環境配慮型素材を使用した 商業・オフィス複合型ビルへの再生
日本都市ファンド投資法人(以下、「JMF」)は、保有物件である「Gビル天神西通り01(ウエストサイド天神ビル)」(以下、「当施設」)について、福岡市が主導する天神ビッグバン(※)による周辺環境の変化に加えて、ウィズコロナにより社会や消費環境が変化する中、既存用途にとらわれない柔軟な施設運営を推進し、2022年9月、従来型の飲食ビルから、商業店舗とオフィスが共存する複合型ビルに再構築いたしました。
当施設は、従来より人や街の様相の結節点となっており、今後も就労者、来街者、居住者等多種多様な人々の営みの拠点となることを目指し、新ビル名を「CRANK」と変更いたします。
※天神ビッグバン:規制緩和などを活用して民間ビルの建替えを促進することで、天神地区に新たな空間と雇用を創出するプロジェクト。国家戦略特区を活用した航空法高さ制限の特例承認を獲得した機を逃すことなく、様々な施策を組み合わせることで、耐震性が高く、ウィズコロナ、ポストコロナにも対応した先進的なビルへの建替えを促進し、より国際競争力が高く、安全安心で、環境にも配慮した魅力的なまちづくりに取り組むもの。
今回の取組みは、築古となったビルを取壊さず生かしながら、エリアにおける施設のポジショニングを見直し、改修及びMD変更を行うことで、物件価値を高め、JMFの目指す持続的な成長を目指すものです。
■周辺環境の変化に合わせたビルのコンバージョン
天神西通りの最北端に位置する当施設は、長年、明治通り沿いのオフィスワーカーや大名エリア・西通り沿いの若者が集う飲食ビルとしての役割を担ってきました。しかし、周辺環境や消費環境の変化により、当施設に求められる顧客ニーズも変化する中で、稼働率の減少や、建物環境としても外壁面の劣化、共用部の視認性等の課題が顕在化していました。
当施設のポジショニングを再考し飲食ビルから複合ビルへの変更を図るべく、「CRANK」というコンセプトを設定の上、当施設の強みを生かしたテナントMDの再構築と外壁及び共用部改修工事を行い、天神エリアにおいても再開発ビルとは異なった魅力のあるビルへと変化を遂げてきています。
今後も、当施設をより多くの方にご利用いただけるように、環境変化に合わせた柔軟な運用を行ってまいります。
■(外壁・共用部改修)環境・地域に配慮した素材の使用
外壁・共用部改修については、全体の色味や素材感を統一した外観に変更し、視認性に課題があったELVホールへの誘因となる大きな矢印サインをアイキャッチとして設置する等、サイン計画の見直しも行いました。
また低層部外装材としてリサイクルレンガを採用しました。このリサイクルレンガは都市ごみや家庭ごみを原材料とする溶融スラグと福岡県北九州市から採取した白土を混ぜ、宮崎県内の工場にて製造しています。焼き色のムラや溶融スラグの入り方の違いにより重厚ながらも微妙な表情の違いによる軽やかさを感じられるオリジナルのレンガとなっています。リサイクル素材の使用や地域内による製造により輸送エネルギーを減らし、環境負荷の低減にも努めました。
■Gビル天神西通り01概要
所在地 :福岡県福岡市中央区天神二丁目8番22号
事業者 :日本都市ファンド投資法人( https://www.jmf-reit.com/ )
運営・管理:ジョーンズラングラサール株式会社
延床面積 :3,238.87m2
竣工年 :1989年11月
■Gビル天神西通り01事業者概要
事業者 :日本都市ファンド投資法人( https://www.jmf-reit.com/ )
保有資産 :保有資産は、Gビル天神西通り01をはじめ日本全国に127件、
約1兆2,074億円(2022年7月31日時点)。
主要施設 :GYRE、mozoワンダーシティ、川崎ルフロン、ツイン21 等
資産運用会社名:株式会社KJRマネジメント( https://www.kjrm.co.jp )
概要 :日本都市ファンド投資法人より資産運用業務を受託する
資産運用会社として2000年に設立。
現在、2つのJ-REITを運用しており、運用資産残高は
J-REIT運用会社の中で最大級。
親会社は、世界有数の投資運用会社である
KKR(KKR & Co. Inc.(同社子会社を含む))。
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