年代差広がる「レシピの情報源」「中食・外食への抵抗感」 20~30代の主な情報源は「インターネット」で、 中食・外食も活用傾向 最新レポート「メニューからみた食卓調査2022」を発表
株式会社日本能率協会総合研究所(東京都港区・代表取締役社長:譲原 正昭)は、20~69歳の既婚女性を対象として「メニュー」と「食卓」をテーマとした自主企画調査を実施しました。調理に関する手作り・こだわり意識や、加工食品・中食の利用実態、食事シーン別の実態・意識等、様々な角度から普段の食卓を捉えます。本調査レポートは有償にて販売していますので、詳細は最下段をご参照ください。
今回は「メニューからみた食卓調査2022」( https://www.jmar.biz/report2/menu2022/ )の調査結果を一部抜粋してご案内いたします。
■調査結果のご紹介
【調査結果1】
全年代の中で20代が最も「料理好き」。30~50代の料理好き傾向はやや弱い
「料理することは好きだ」に対して、「はい」「どちらかといえば、はい」の「料理好き」は、20代が7割弱と最も高い。一方で、30代は5割半、40代は5割弱、50代は5割強と食べ盛りの子育て世代の既婚女性は、料理好きが5割前後に留まった。60代は約6割で20代に次いで高い。
有職主婦と専業主婦で比べたところ、いずれも5割強で、差は見られなかった。
【調査結果2】
20~30代は料理の「省力化」、60代はメニューバランスや健康への「心配り」が特徴
料理や食に対する考え方・行動をみると、20代は「家族が喜んでくれるので料理が楽しい」と高く、調査結果1の「料理好き」の背景要因の一つと推察できる。
また、20~30代は「普段は手間がかからないメニューが多い」「普段は調理時間が短いメニューが多い」「洗い物を減らすため使う食器を極力少なくする」といった省力化志向が高い傾向。一方で60代は「メニューのバランスに気を配っている」や「できるだけ健康に良い食材を使う」「盛り付けや彩りに気を配っている」といった心配りの面において高い傾向がみられた。
専業主婦と有職主婦とでは、「メニューバランスへの気配り」「健康に良い食材」は専業主婦が高く、「手間がかからないメニュー」「調理時間が短いメニュー」の省力化の面では有職主婦が高い傾向が見られた。
【調査結果3】
20代はWEBを活用しつつ「母親・姑」にも頼りながらメニューレシピを学ぶ
メニューの作り方・レシピの情報源は年代差が顕著に見られた。全体で最も高い「インターネットのレシピサイト・まとめサイト」は、いずれの年齢層でも5割を超える。次いで「料理本・レシピ集」4割、「母親・姑」「アプリ(クックパッド・クラシルなど)」「テレビ番組」が3割強と続く。
年代別でみると、20~30代は「SNS:Instagram・YouTube等」が高く、特に20代は45.8%と高い。また20代は全年代で「母親・姑」も最も高く、「SNS」を活用しつつ「母親・姑」にも頼りながらメニューレシピを学んでいる様子がうかがえる。一方、「テレビ番組」は60代の割合が顕著に高く44.8%だが、年代が若くなるにつれ低下し、20代は1割を下回る。
【調査結果4】
朝食・昼食は、「便利な市販品利用」意識寄り、夕食は「食材から手作り」寄りの意識
朝・昼・夜の食事を準備する気持ちについて「食材から手作り調理したい(1)」から「便利な市販品を利用したい(惣菜・レトルト・冷凍食品・弁当など)(10)」まで10段階を設定し、回答者の気持ちを尋ねた。その結果、平日の朝食と昼食は「便利な市販品利用」意識寄りだった。一方で平日の夕食は「食材から手作り」意識寄りであることがわかる。年代別では、30代以降は年代が上がるにつれて「食材から手作り」意識寄りの傾向。専業主婦と有職主婦とでは、平日の夕食において、専業主婦の「食材から手作り」意識が高い。
【調査結果5】
「買った惣菜だけで夕食のおかず」「買った惣菜をトレーやパックのまま食卓へ」の抵抗感は、年代差が大きい
惣菜、外食・弁当等、加工食品について、よくおこなうことと抵抗を感じることを確認したところ、「買った惣菜をトレーやパックのまま食卓に出す」「買った惣菜だけで夕食のおかずにする」についての抵抗感が特に年代差が大きい。20~30代は抵抗を感じると回答した方が2割前後だが、60代は3~4割台と高い。また20~30代は、外食やコンビニ弁当をよく活用する傾向が高く、「調理済み冷凍食品」の活用も半数を超える。
■調査概要
調査名 :JMAR生活者調査レポート
メニューからみた食卓調査2022
※今回のリリースでは、上記調査の中に収録されている
調査結果の一部を抜粋してご紹介致します。
調査期間:2022年7月15日(金)~2022年7月22日(金)
調査対象:全国に居住する20~69歳の既婚女性(主婦)
調査方法:インターネット調査
回答者数:2,000名
※年齢・エリアに基づき母集団人口構成比に準拠して
サンプル設計の上、回収
【調査結果1】
全年代の中で20代が最も「料理好き」。30~50代の料理好き傾向はやや弱い
「料理することは好きだ」に対して、「はい」「どちらかといえば、はい」の「料理好き」は、20代が7割弱と最も高い。一方で、30代は5割半、40代は5割弱、50代は5割強と食べ盛りの子育て世代の既婚女性は、料理好きが5割前後に留まった。60代は約6割で20代に次いで高い。
有職主婦と専業主婦で比べたところ、いずれも5割強で、差は見られなかった。
Q. 次にあげる質問に、「はい」~「いいえ」であてはまるものを選んでください(単一回答)
【調査結果2】
20~30代は料理の「省力化」、60代はメニューバランスや健康への「心配り」が特徴
料理や食に対する考え方・行動をみると、20代は「家族が喜んでくれるので料理が楽しい」と高く、調査結果1の「料理好き」の背景要因の一つと推察できる。
また、20~30代は「普段は手間がかからないメニューが多い」「普段は調理時間が短いメニューが多い」「洗い物を減らすため使う食器を極力少なくする」といった省力化志向が高い傾向。一方で60代は「メニューのバランスに気を配っている」や「できるだけ健康に良い食材を使う」「盛り付けや彩りに気を配っている」といった心配りの面において高い傾向がみられた。
専業主婦と有職主婦とでは、「メニューバランスへの気配り」「健康に良い食材」は専業主婦が高く、「手間がかからないメニュー」「調理時間が短いメニュー」の省力化の面では有職主婦が高い傾向が見られた。
Q. 次のうち、あなたの考えや行動であてはまるものは?(複数回答)
※38の項目のうち、年代差が大きいものを掲載
【調査結果3】
20代はWEBを活用しつつ「母親・姑」にも頼りながらメニューレシピを学ぶ
メニューの作り方・レシピの情報源は年代差が顕著に見られた。全体で最も高い「インターネットのレシピサイト・まとめサイト」は、いずれの年齢層でも5割を超える。次いで「料理本・レシピ集」4割、「母親・姑」「アプリ(クックパッド・クラシルなど)」「テレビ番組」が3割強と続く。
年代別でみると、20~30代は「SNS:Instagram・YouTube等」が高く、特に20代は45.8%と高い。また20代は全年代で「母親・姑」も最も高く、「SNS」を活用しつつ「母親・姑」にも頼りながらメニューレシピを学んでいる様子がうかがえる。一方、「テレビ番組」は60代の割合が顕著に高く44.8%だが、年代が若くなるにつれ低下し、20代は1割を下回る。
Q. あなたはメニューの作り方・レシピを、誰から・何から知ることが多いですか?(複数回答)
※上位10項目を掲載
【調査結果4】
朝食・昼食は、「便利な市販品利用」意識寄り、夕食は「食材から手作り」寄りの意識
朝・昼・夜の食事を準備する気持ちについて「食材から手作り調理したい(1)」から「便利な市販品を利用したい(惣菜・レトルト・冷凍食品・弁当など)(10)」まで10段階を設定し、回答者の気持ちを尋ねた。その結果、平日の朝食と昼食は「便利な市販品利用」意識寄りだった。一方で平日の夕食は「食材から手作り」意識寄りであることがわかる。年代別では、30代以降は年代が上がるにつれて「食材から手作り」意識寄りの傾向。専業主婦と有職主婦とでは、平日の夕食において、専業主婦の「食材から手作り」意識が高い。
Q. 朝・昼・夜の食事シーンにおいて、食事を準備する気持ちを「食材から手作り調理をしたい」「便利な市販品を利用したい(惣菜・レトルト・冷凍食品・弁当など)」にわけたとき、あなたの気持ちはどの程度でしょうか。(それぞれ1つずつ)
※休日の朝食・昼食・夕食についても別途結果あり
【調査結果5】
「買った惣菜だけで夕食のおかず」「買った惣菜をトレーやパックのまま食卓へ」の抵抗感は、年代差が大きい
惣菜、外食・弁当等、加工食品について、よくおこなうことと抵抗を感じることを確認したところ、「買った惣菜をトレーやパックのまま食卓に出す」「買った惣菜だけで夕食のおかずにする」についての抵抗感が特に年代差が大きい。20~30代は抵抗を感じると回答した方が2割前後だが、60代は3~4割台と高い。また20~30代は、外食やコンビニ弁当をよく活用する傾向が高く、「調理済み冷凍食品」の活用も半数を超える。
Q. 普段の食事での、市販品の利用や外食についてお伺いします。
(1)あなたがよくおこなったり、便利に使ったりしていることは?(複数回答)
(2)行なっているかどうかに関わらず、あなたが抵抗を感じることは?(複数回答)
※28の項目のうち、年代差が大きい項目を掲載
― 本レポートについて ―
今回のリリースでご紹介した「JMAR生活者調査レポート メニューからみた食卓調査2022」は有償にて販売しています。本リリースではご紹介できなかった「メニューのポジショニング」や「食事シーン別実態」など様々なトピックを有償版では多数掲載しています。詳しくは下記までお問い合わせくださいますよう、お願い申し上げます。
※本リリースに関するお問い合わせにつきましても、下記までお願い申し上げます。
【レポート販売のご案内】
■アウトプット
【JMAR生活者調査レポート メニューからみた食卓調査2022】
(1)調査報告書:PDFデータ・2022年9月末完成
(2)ローデータ・集計データ:Excelファイル
◆集計表にないクロス集計をご希望の際は、オーダーメイド集計にて承ります。
【都度お見積りさせていただきます】
※弊社は、本調査をご購入いただいた企業(法人・個人)以外には、成果物を提供いたしません。ただし、本調査を告知するための限定的な利用、及び発刊から一定期間経過後はこの限りではありません。
※本調査の成果物のご利用はご購入いただいた企業(法人・個人)の内部でのご利用のみに限らせていただきます。
■調査購入のご案内
・定価420,000円(税別) ・MDBメンバー価格390,000円(税別)
◆《単身世帯編》とのセット価格
・定価700,000円(税別) ・MDBメンバー価格650,000円(税別)
【お問い合せ先】
株式会社日本能率協会総合研究所 経営・マーケティング研究部
〒105-0011 東京都港区芝公園3-1-22
担当 : 山口 荒木
TEL : 03-3578-7607
FAX : 03-3432-0109
Email: info_mlmc@jmar.co.jp
本件引用の際は、お手数ですが、上記あて掲載紙をご送付ください。
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