“香り”のバイオスティミュラント資材『すずみどりXL』 2022年12月より全国にて発売開始

2022.12.20 12:00

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株式会社ファイトクローム(代表：内田啓祐)は、2018年より発売開始した世界初“緑の香り”で農作物を高温から守る資材『すずみどり』の改良版として『すずみどりXL』を2022年12月より全国発売することになりました。

すずみどりXL パッケージ画像

【同時新発売】渡辺パイプ株式会社より『元気サプリ　クール＆アップ』として同時発売！！

クール＆アップパッケージ画像

作物の高温耐性を高める揮発性バイオスティミュラント「すずみどり」は、ファイトクローム社と神戸大学の共同研究で開発され、2019年度農芸化学技術賞を受賞しました。

このたび、タブレットからスティックタイプに形状が変わり、持続期間が従来の3倍(約3ヶ月)、放出量は2倍となり、更に効果的で使いやすい商品となりました。ハウス内の高温対策および炭酸ガスの吸収サポートなどで光合成向上を促し、増収効果が見込まれます。

～植物は「香り」で会話する～

「緑の香り(ヘキセナール)」を感じとった葉は、気孔を開き「水分」と「熱」を放出、生長点や花芽を高温障害から守り、さらに光合成を向上させます。この植物特有の「緑の香り」は、“植物間コミュニケーション”の手段としても使用され、虫による傷害や環境変化を感知すると自身の防衛本能を高めるだけでなく、外部に「香り」を放出することで、周りの植物にもその情報を伝えているのです。

【使用方法】

使用方法(1)

使用方法(2)

地球温暖化に伴い、世界中で毎年のように農作物の減収が報道されており、有効な対応策の開発は現場からも切望されている課題であります。また、欧米で注目を浴びている「バイオスティミュラント」は、高温や乾燥、冷害などの環境ストレス耐性を向上させることにより、作物の生産性を向上させる資材の総称で、肥料、農薬に次ぐ第三の農業資材として期待されており、2-ヘキセナールを有効成分とした商品「すずみどり」は植物の香り成分を利用した世界初のバイオスティミュラントになります。

本技術は2014年より実際の圃場試験を開始し、トマトなどの果菜類、葉菜類、花卉類、水稲などの多くの作物で、収穫量が2割程度増収するなどの効果が確認されています。

■商品概要

商品名　　　：すずみどりXL

内容量　　　： 1箱・10本入り

有効成分　　：植物緑葉成分『2-ヘキセナール』配合

　　　　　　　 ※植物はヘキセナールを感知すると蒸散が活性化。

　　　　　　　　熱を外に放出し、高温耐性能アップ。

　　　　　　　　 CO2吸収もサポートし冬場でも光合成を促進させる。

標準使用量　： 10アールあたり10～20本(施設・露地)

　　　　　　　 ※露地の場合は多めの使用が効果

使用方法　　：スティックを数回折り曲げ中のアンプルを破割

　　　　　　　太い側を下にして任意の場所に吊るして設置