【ダイキン】Atomisへ出資し、冷媒再生を通じカーボンニュートラルへ貢献
気体を制御する新素材「金属有機構造体 MOF」を開発する京都大学発スタートアップ
ダイキン工業株式会社は、このたび京都大学発スタートアップ企業である株式会社Atomis(アトミス、以下Atomis)の第三者割当増資を引き受け、同社に出資しました。
Atomisは、「金属有機構造体(MOF)」を活用した新機能材料を開発するスタートアップです。MOFは、金属と有機化合物が規則的・連続的に三次元構造を形成することで、ナノサイズの無数の孔(あな)を持つ「多孔性物質」です。格子状の細孔空間を自由に設計できる点が特徴で、孔の大きさ、形状、特性を変えることにより、特定の気体分子のみを吸着、分離することも可能となります。空調機等から回収した冷媒ガスの分離・再生に、気体を高度に制御するAtomisの技術を応用するため、当社は2020年より同社との協業に取り組んできました。
当社は戦略経営計画「FUSION25」における成長戦略テーマとして「カーボンニュートラルへの挑戦」を掲げています。空調機等に使用される冷媒起因の温室効果ガス排出削減のため、次世代冷媒・機器開発に加え、冷媒エコサイクル(回収・再生・破壊)の構築を進めています。本出資により、化学プラントでの冷媒の再生プロセスにおけるMOFの活用を進め、冷媒中の不純物を除去する精度・速度の向上をめざします。これからも業界をリードし、高度な冷媒エコサイクルを構築することにより、当社がめざす2050年のカーボンニュートラル実現に貢献します。
本件は、2019年11月にスタートアップ企業との協業を推進するために設立した組織「テクノロジー・イノベーションセンター CVC室」の出資枠を活用した出資です。CVC室では、2024年までの5年間で110億円の出資枠を設けており、これまでスタートアップ企業、ベンチャーキャピタル計20件以上に50億円を超える出資をしています。今後もグローバルで様々な分野の新たなパートナーと強固な関係を構築し、オープンイノベーションの取り組みを加速します。
【Atomisについて】
Atomisは、「気体を自在に操り、人に驚きと感動を与える新たな価値を提供する」をビジョンとし、高品質・低コストでMOFを製造する独自の合成法を有し、MOFを用いたアプリケーションの普及により、市場に新たな価値を提供することをめざすスタートアップです。
Atomisは、「気体を自在に操り、人に驚きと感動を与える新たな価値を提供する」をビジョンとし、高品質・低コストでMOFを製造する独自の合成法を有し、MOFを用いたアプリケーションの普及により、市場に新たな価値を提供することをめざすスタートアップです。
会社名:株式会社Atomis
代表者:代表取締役CEO 浅利 大介
所在地:京都市上京区御車通清和院口上る東側梶井町448-5
クリエイション・コア京都御車 201室(事務所)
設 立:2015年2月
U R L :https://www.atomis.co.jp/
代表者:代表取締役CEO 浅利 大介
所在地:京都市上京区御車通清和院口上る東側梶井町448-5
クリエイション・コア京都御車 201室(事務所)
設 立:2015年2月
U R L :https://www.atomis.co.jp/
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