金属加工歴77年の浪速工作所×製造業向けAI開発のフツパーによる “振動異常検知IoTソリューション”『振動大臣』の見学会を開始

2023.05.18 10:00

株式会社浪速工作所

株式会社浪速工作所(所在地：大阪府堺市、代表：谷本和考)は、既存の工作機械に振動センサを設置するだけで、加工条件の可視化・刃物の破損検出を実現するIoTサービス『振動大臣』の工場見学会を開始しました。

『振動大臣』は、浪速工作所が製造現場のノウハウを提供し、異常検知のAIとIoTシステムを株式会社フツパー(本社：大阪市淀川区、代表取締役：大西洋)が開発した、加工現場の悩みを解決する実用的なIoTソリューションです。

料金は月額50,000円で初期費用を抑えられ、これまでIoT導入を検討されていなかった中小企業様にもご興味をお持ちいただいています。

実際に、どんな風に機械に振動センサを設置しているのか、データの見方や活用方法などを体感していただきたく、見学会を開始しました。

振動大臣の使用イメージ

【マシニングセンタや旋盤等のNC工作機械を扱う金属加工業の課題】

■加工時に刃物が折れ、機械や製品が破損する恐れがあるため、夜間や休日など人がいない状況では稼働しづらい。

■作業者の高齢化や人手不足に加え、人材育成に時間がかかる。

■社長などの役職者が、各作業者の能力を感覚的にしか把握しておらず、人事評価も感覚的になりがちである。

■少量多品種や一品一様の製造ではAIが使えないと諦めている。

【振動大臣の導入で叶う事】

■加工中に刃物が折れそうになると機械が自動停止するため、夜間や休日など人がいない状況でも安心して稼働できる。

■過去の加工条件や図面データを誰でも簡単に呼び出し活かせるため、新人でも熟練作業者の加工条件で加工ができる。

■各作業に対しレポートが自動作成されるので、作業者の現在の能力が報告書を書くことなく把握でき、人事評価にも活かせる。

■振動大臣は、「刃物」と「加工する材料」の振動値の計測をするので、一品一様の製品製造にも使える。

一品一様の製品づくりをして77年の浪速工作所の悩みを解決する『振動大臣』の実力をご覧になっていただき、稼働率向上、人材育成、人事評価や見積りのお役に立つことを実感していただける機会です。

【見学会概要】

開催日時　：随時(※要予約／休業日：土日祝日)

開催場所　：大阪府堺市南区高尾3丁3287-2番地(浪速工作所内)

定員　　　：なし

参加費　　：無料

お申込み　：電話で事前予約をお願いいたします

【振動大臣の開発の想い】

浪速工作所の代表者である谷本は、夜間や休日に無人で加工し工場の稼働率を上げたいと考えていましたが、もうひとつ、社員にもっと仕事を楽しんでもらいたいと思っていました。

現場で加工作業をする社員に「どんな時に仕事が楽しいと感じるか？」聞いてみたところ、「製品が出来た時」「加工スピードが上がった時」との意見が出ました。それならどんどん自分のスキルが上がる仕組みがあった方が良い。更に上達が客観的にわかるものがあれば加工者本人、上司、社長も嬉しい。どうしたらスキルを上げたくなるだろうか？そうだ、機械加工がやりたくなってしまう、「仕事をゲームに」というコンセプトでできないだろうか…

そんな妄想をフツパーにぶつけたことをきっかけに、振動大臣が生まれました。

IMV株式会社(本社：大阪府大阪市西淀川区竹島2-6-10、代表取締役：小嶋淳平)が振動・測定器の提供、有限会社ヒサミツ(本社：大阪市平野区加美鞍作2丁目13-16、代表取締役：寺久保寿光)が基板設計・筐体開発と、4社共同で1年以上の開発期間と実証期間を経て、実用化に至りました。

振動大臣詳細： https://lp.shindo-daizin.com/